ブルドッグ顔って何?老け顔から卒業するための方法とは

ブルドッグ顔って何?老け顔から卒業するための方法とは

「ブルドッグ顔」と呼ばれる状態をご存じでしょうか?鏡を見るたびに顔のたるみや口角の下がりが気になる方は、まさにブルドッグ顔のサインかもしれません。

ブルドッグ顔の原因は、加齢による肌弾力の低下だけでなく、生活習慣などさまざまです。

この記事では、ブルドッグ顔の具体的な特徴をはじめ、原因やセルフケア、効果的な美容医療まで幅広く解説します。諦めずに、若々しい印象を取り戻すための一歩を踏み出してみませんか。

1.ブルドッグ顔とは?

ブルドッグ顔とは、その名のとおり、ブルドッグ(犬種)のように顔の下側がたるみ、口角が下がってみえる状態のことです。

ブルドッグ顔は、主にフェイスラインの崩れ、ほうれい線の目立ち、マリオネットラインの出現といった特徴をもちます。

40代以降になると、女性も男性もこのブルドッグ顔に悩まされ始める方が増えてくるでしょう。

2.ブルドッグ顔になる原因

ブルドッグ顔って何?老け顔から卒業するための方法とは

出典:photoAC

ここからは、ブルドッグ顔になる原因について詳しく解説していきましょう。

■加齢によるもの

ブルドッグ顔の大きな原因の一つに、加齢によるものがあります。肌のハリや弾力を保つために不可欠なコラーゲンやエラスチンといった成分は、加齢とともに生成量が減少。これにより、皮膚がたるみやすくなり、ブルドッグ顔へとつながります。

また、顔の骨密度も年齢を重ねるごとに減少することが知られており、骨密度の減少が顔全体の構造を支えきれなくなり、フェイスラインの崩れを引き起こす原因になると考えられています。

■表情筋の衰え

顔の表情を作り出す、表情筋の衰えもブルドッグ顔の原因といえます。とくに、頬・口元を支える表情筋が衰えると、皮下脂肪が重力に逆らえなくなり下垂します。

■急激な体重の変化

急激な体重の変化もブルドッグ顔の原因となる場合があります。例えば、過度なダイエットにより、短期間で大幅に体重が減少すると、それまで脂肪で張っていた皮膚が収縮できずに余ってしまい、たるみとして残るケースがあります。

■紫外線による肌ダメージ

日頃の紫外線対策不足による肌ダメージが、ブルドッグ顔の原因となります。紫外線は、コラーゲンやエラスチンにダメージを与え、肌のハリや弾力を著しく低下させます。これにより、肌のたるみが進行しやすくなるのです。

また、紫外線は肌の乾燥を招き、水分不足が肌の弾力不足にもつながるため、保湿を十分に行うこともブルドッグ顔を予防するためには不可欠といえます。

■体の歪み

スマホやパソコンなどを長時間使用することで姿勢が悪くなり、体の歪みが生じることがブルドッグ顔になる原因となり得ます。

また、猫背などの悪い姿勢が続くと、重力で顔がたるみやすくなります。口元や頬のたるみが目立つ原因になるため、姿勢は注意すべきポイントです。

■間違ったスキンケアやマッサージ

よかれと思い続けているスキンケアやマッサージが、肌へのダメージとなり、かえってブルドッグ顔を招く原因となるケースも。

過度な摩擦や間違った方向へのマッサージは、肌の細胞を傷つけ、たるみを悪化させる可能性があります。

3.ブルドッグ顔になりやすい人の特徴

ブルドッグ顔になる原因はさまざまですが、中でも肌の弾力維持に不可欠なコラーゲンやエラスチンといった成分の質と量が、ブルドッグ顔になるかどうかの重要なポイントといえます。

ここでは、コラーゲンとエラスチンにとくに影響のある行動に着目し、ブルドッグ顔になりやすい人の特徴について解説します。

■体重の増減が激しい人

急激な体重の増減は、肌の弾力性に大きな影響を与えます。体重増減が繰り返されると、コラーゲンやエラスチンがダメージを受け、皮膚の伸縮性の限界を超える場合があり、結果的にブルドッグ顔へとつながりやすくなります。

■日焼けをする環境にある人

屋外でのスポーツや仕事など、日常的に日焼けしやすい環境にいる人は、紫外線によるダメージが蓄積しやすくなります。肌のコラーゲンやエラスチンに深刻なダメージを与えることにより、ブルドッグ顔になる可能性を高めます。

■煙草を吸う習慣のある人

煙草を吸う習慣もブルドッグ顔へと進行するリスクを高めます。煙草に含まれる有害物質が、コラーゲンやエラスチンの生成を阻害。これにより、肌の弾力性が低くなり、たるみが発生しやすくなるのです。

4.ブルドッグ顔まずはここから!セルフケアを紹介

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出典:photoAC

「ブルドッグ顔かも」と感じ始めたら、まずは日々のセルフケアを見直すことが大切です。

■保湿&紫外線対策を徹底する

紫外線や肌の乾燥は、顔のたるみを加速させる要因といえます。日中の外出時はもちろん、室内でも窓からの紫外線は届くため、一年を通して紫外線対策を徹底することが重要です。さらに、乾燥を防ぐための保湿もしっかり行いましょう。

■トレーニング・マッサージをする

ブルドッグ顔の改善には、衰えてしまった表情筋を鍛えるトレーニングや正しいマッサージが効果的です。表情筋を意識的に動かすことで、顔のたるみの改善が期待でき、引き締まった印象を目指せます。

ただし、マッサージなどは正しく行うことが前提。日々のケアに取り入れる場合は、過度な刺激は避け、やさしく行うことが大切です。

■美顔器を使用する

日々のフェイスケアに、表情筋に働きかけるEMS搭載のタイプの美顔器を取り入れるのもおすすめです。ハンディタイプやフェイスマスクタイプなどいくつか種類があるため、好みに合わせて選びましょう。

■生活習慣の見直しをする

ブルドッグ顔の改善には、根本的な生活習慣の見直しも非常に大切です。健康的な肌のためには、バランスの取れた食事、適度な運動、良質な睡眠の3つが重要。

とくに、食事の面では、塩分や糖分の摂りすぎは肌の健康に悪影響を与えるため注意が必要です。塩分の摂りすぎは、むくみによるたるみを引き起こす原因に。糖分の摂りすぎもコラーゲンやエラスチンが劣化する原因となります。

5.諦めないで!ブルドッグ顔にアプローチする美容医療

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フェイスラインの印象を維持するには、日々のセルフケアが大切です。セルフケアに加え、自身に適したケアを取り入れたい場合は、美容皮膚科や美容外科などのクリニックで受けられる美容医療を検討するのも一つの方法です。

ここでは、ブルドッグ顔にアプローチする美容外科の施術を紹介します。

■ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、人体がもともと備えるヒアルロン酸を注入することで、肌にボリュームを出す施術です。

とくに、ブルドッグ顔で目立ちやすくなるほうれい線やマリオネットラインのたるみに対して効果が期待できます。

ただしヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収されるため、効果を長く持続させるためには、定期的に施術を受けるのがおすすめです。

■糸リフト

糸リフトは、スレッドリフトとも呼ばれ、医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、肌を物理的に引き上げるのを目的とした施術です。

また、挿入する糸のコグ(トゲ)の刺激により、コラーゲン生成が促進される効果も見込めるため、肌のハリ感アップも期待できます。

メスを使用する外科的な治療と比べるとダウンタイムが短く、体への負担も軽い傾向にあります。ただし、糸リフトの効果は半永久的なものではないことを覚えておきましょう。

■ハイフ(HIFU)

ハイフ(HIFU)は「高密度焦点式超音波」を意味し、超音波エネルギーを肌の深層部分へ集中的にアプローチすることで、コラーゲン生成を促進し、たるみの改善を目指す施術です。

ダウンタイムも数時間~数日程度のことがほとんどのため、施術後に比較的早い段階で日常生活に戻れるのもハイフの魅力。

効果を実感しやすいハイフですが、その効果は永久的ではありません。効果の持続には、定期的に施術を受けることがおすすめです。

■脂肪除去

ブルドッグ顔の解消には、脂肪除去も有効なアプローチとなります。代表的な脂肪除去の施術としては、バッカルファット除去やジョールファット除去などがあります。

バッカルファット除去は、バッカルファット(頬の深い部分にある脂肪の塊)を除去することで、ボリュームを減らしてフェイスラインをスッキリさせる施術です。

ジョールファット除去は、ジョールファット(口角の横からアゴにかけてたるんだ脂肪)を除去することで、ブルドッグ顔特有のたるみを解消し、シャープなフェイスラインを目指す施術です。

ただし、脂肪除去には腫れや内出血、感染症やしびれなどの副作用の可能性も。また脂肪の量やつき方は個人差があるため、信頼できる医師に相談しながら進めていく必要があります。

まとめ

ブルドッグ顔になる原因は、加齢や表情筋の衰え、紫外線などが複合的に影響します。「ブルドッグ顔かも」と感じた場合、まずは、保湿・紫外線対策、表情筋トレーニング、生活習慣の見直しなど、日々のセルフケアから始めましょう。

加えて、ヒアルロン酸注射やハイフといった美容医療も有効な選択肢です。ブルドッグ顔が気になる方は、一度クリニックへの相談を検討してみてはいかがでしょう。

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【費用相場】1本 約 ¥50,000~¥100,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【治療期間および回数の目安】治療後6ヶ月以降から再照射可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】全顔1回約¥30,000~¥200,000
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
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・諸外国における安全性等に係る情報
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