疑惑の腹筋から始まった“整形する男たち”の潮流
ラッパー・ドレイクが披露した見事なシックスパックが「ワークアウトではなく整形なのでは?」とSNSで炎上。肩や腕とのバランスが不自然だと指摘され、“アブ・エッチング”の噂が再燃した。実際、ドレイクと親交のある整形外科医が描かれた壁画まで存在し、ネットでは「これはもはや確定」と拡散された。
ドレイク本人は一貫して沈黙を守っているが、過去にはディス曲でも脂肪吸引疑惑をネタにされており、セレブの整形は“嘲笑の対象”になりやすい構造が根強く残っている。

一方で“整形を語る”男たちの登場
その一方で、自ら整形を公言するセレブも増えてきた。ジョン・シナは植毛手術を告白し、いじめに近い脱毛ディスから解放されたと語った。
A・J・マクリーンは首や顎のたるみをフェイスタイトと脂肪吸引で改善、「横顔が好きになれた」とピープル誌で語っている。
ロック様ことドウェイン・ジョンソンもWWE時代にアブ・エッチング手術を受けていたとされ、ジョー・ジョナスに至っては「ゼオミン注射で人生変わった」と明言している。

美意識のジェンダーが溶け始めている
美しくあることを“武器”にするのは、もはや女性だけではない。かつて“虚栄”とされた整形は、今や男性にとっても自己肯定・自信回復・若返りのための実践的ツールだ。
ブラッド・ピットやカニエ・ウエストといった一線級の男性セレブでさえ、自身の見た目や老化に抗う手段として整形を選んでいる。そこには「見られる男」たちの苦悩も透けるが、同時に“男も整形する時代”が到来した確かな証左でもある。
編集長POINT
~虚栄じゃない。整形は、自己肯定と自由の選択肢だ~
整形を受けるセレブが“嘲笑”される一方で、黙っていても“バレる”時代に入った。それならいっそ語ることが、自身の物語を取り戻すことになる。整形は「隠すこと」ではなく、「選べること」へと価値が変わってきている。
そしてそれは、美容医療を「誰のために、何のために」使うのかという視点をすべての人に問う。
男性も年齢も関係ない。整形は“自分らしさ”の輪郭を取り戻すための手段であり、社会の偏見を削る一歩でもあると筆者は感じる。
いま、美容医療は“男らしさ”すら再定義し始めているかもしれません。

まとめ
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ドレイクの“シックスパック整形疑惑”がネットで拡散。
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整形を公言するメンズセレブが増加、偏見に変化の兆し。
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ジョン・シナやA・J・マクリーンは整形が自信につながったと明言。
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ブラピやカニエも美容医療に取り組む時代へ。
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“見た目の整形=恥”というステレオタイプが崩壊しつつある。
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整形は男性にとっても、自己表現と自己回復の手段になっている。