
「男が整形なんて…」その時代は、もう終わっている?
キャリアの維持、家庭の変化、SNSの映像圧力──。これまで“虚栄”や“女々しさ”とされてきた男性の美容整形に、今、新たな価値が芽生えている。かつて隠すものであった美容施術は、いまや“語る”ものへと変容しつつある。アメリカではすでに整形患者の14%が男性となり、リフトアップや脂肪吸引といった本格的な手術すら、男性たちの新たな「選択肢」として定着し始めている。
本稿では、男性が美容整形にこれまで以上にオープンになった4つの要因──職場の年齢プレッシャー、家庭におけるライフスタイル変化、技術革新、そしてSNS文化──を軸に、整形に向き合う男性たちの心理変容を紐解く。手術を決断した18歳の青年や、再出発を期す60代元軍人の実話を通じて、「美容整形が人生に与える意味」を浮かび上がらせる。
美容医療が“女性のため”という偏見を脱し、「自己選択の自由」を象徴する存在へと進化する中、日本の男性市場にも静かに灯る“整形の選択肢”という火種を、今こそ真剣に見つめる時かもしれない。
理由③ 「男顔」に合わせた技術革新が進む
「整形したら、女性っぽい顔になるのでは?」
そんな不安も、いまは過去のものになりつつある。
米国の形成外科医たちは、“男性の顔は女性の顔と別の構造を持つ”という前提での設計が必要と強調。頬骨やあごのライン、まぶたの開き──あくまで男性らしさを残したうえで、自然に若返る手術や注入が進化している。
フェイスリフトやネックリフトといった外科的施術も、よりナチュラルな仕上がりと信頼性を手に入れたことで、40代・50代の支持が厚い。
理由④ SNSが“男の美意識”を目覚めさせた
インスタグラムやTikTokなどのSNSは、男性たちの意識を根底から変えた。
自撮りで目に入る自分の顔。画面に映る老けた首元や下がったまぶた。
そうした“違和感”が、自然と行動へとつながっている。
しかも、整形を隠す時代は終わりつつある。20代・30代の若い男性たちは、術後の様子を自ら発信し、むしろポジティブに整形経験を共有するようになった。
「友人の何人かがボトックスを受けている」と知っただけで、自分も安心して一歩を踏み出せる。その“同調性の安心感”こそが、男性整形の拡大を後押ししているのだ。
参考文献
▼以下、参考内容/
▲以上で終了▲
NEROでは美容医療に関連するニュースをキャッチ次第、投稿していきます!
編集長のコメントも記載していくので、情報をトレンドキャッチしたい人はぜひお気に入りに登録してくださいね。