おしりのセルライトは運動では落ちない?効率良く除去するための方法とは

おしりのセルライトは運動では落ちない?効率良く除去するための方法とは

おしりはセルライトがつきやすい部位であり、悩みを抱えている方は少なくありません。

この記事では、おしりにセルライトがつく原因や、セルフケアでアプローチする方法などを解説します。

併せて、効率良く除去したい方に向けて、美容医療の選択肢についてもご紹介。

セルライトの凸凹とした見た目が気になる方は、ぜひ目を通してみてください。

おしりにセルライトがつく原因は?

女性 太もも セルライト おしりのセルライトは運動では落ちない?効率良く除去するための方法とは|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

セルライトとは、おしりや太ももの裏、お腹などにできる肌の凸凹のこと。

大きくなり過ぎた脂肪細胞によって皮膚の真皮にある線維芽細胞が押し上げられ、肌の一部に膨らみが生じている状態を指します。

セルライトは、程度の差はあれど、成人女性の約8割に見られるとも言われる身近な症状です。

そのため、ひどい状態のセルライトに悩んでいる方もいるかもしれませんが、セルライトができること自体は自然な現象とも言えます。

では、なぜおしりにセルライトがつくのでしょうか?ここでは、4つの原因を深掘りしていきます。

■肥満

おしりや太ももにセルライトがつく原因の1つが、肥満。セルライトは、肥大化した脂肪細胞が内側から皮膚を押し上げてできるものです。

つまり、肥満によって皮下脂肪が蓄積すると、セルライトができやすい状態になります。

さらに、おしりや太ももは、もともと皮下脂肪が多く存在する部位。周辺組織が圧迫されやすく、老廃物が溜まりやすい傾向にあります。

蓄積した老廃物が脂肪細胞と混ざれば、さらに肥大化し、セルライトが目立ちやすくなることも。肥満傾向の方は注意が必要です。

■血行不良

血行不良によって、おしりや太ももにセルライトが形成されることもあります。

これは、長時間の座り仕事によっておしりや太ももの神経と血管が圧迫され、血流が阻害されるためです。

血流が悪くなると、リンパの流れも滞り、体内に余分な水分や老廃物が蓄積しやすい状態に。

結果として、下半身の冷えやむくみを引き起こし、皮下脂肪がつきやすい状態になります。

■食生活

乱れた食生活も、おしりや太ももにセルライトがつく原因に。

糖質や脂質の摂りすぎによって摂取カロリーが消費カロリーを上回れば、皮下脂肪が蓄積されやすくなります。

また、塩分の過剰摂取にも注意が必要。血流が悪化し、老廃物が溜まりやすい状態になることで、セルライトを形成する可能性が高まります。

食事は、バランス良く適量を心がけるのが基本。糖分や脂質、塩分の摂りすぎに気を付けるとともに、規則正しい食生活を続けましょう。

■老化

年齢を重ねると、おしりや太ももにセルライトがつきやすくなります。

老化現象によって筋肉量が落ち、基礎代謝が低下すれば、体が脂肪細胞を蓄積しやすい状態になるためです。

若い頃はセルライトに悩んでいなかったとしても、年齢とともに体の状態が変われば、セルライトができやすくなることがあります。

また、加齢によって肌の弾力が失われることも、セルライトが目立ってしまう原因の1つです。

セルライトをなくすにはどんな方法がある?

ボディラインをチェックする女性 おしりのセルライトは運動では落ちない?効率良く除去するための方法とは|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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おしりや太もものセルライトに悩む多くの方が“セルライト除去を自力で行えるのか”“自宅でセルライトをなくす方法はあるのか”と疑問に思われることでしょう。

結論から言えば、おしりや太もものセルライトを、セルフケアだけで完全になくすことは難しいのが現実です。

しかし、諦める必要はありません。原因に応じて適切な方法を取り入れれば、セルライトが目立たなくなる可能性もあります。

ここでは、その具体的な方法について詳しく見ていきましょう。

■運動

おしりや太ももに形成されたセルライトの落とし方で、まず試してもらいたいのが運動です。

運動によるダイエットで脂肪細胞が小さくなれば、肌の凸凹が目立たなくなるほか、新たなセルライトの形成を防ぐ効果も期待できます。

効率良く脂肪を燃焼させるには、ウォーキングやジョギング、水泳といった有酸素運動と、筋トレなどの無酸素運動を組み合わせるのがおすすめです。

筋トレでおしりや太ももの筋肉量がアップすることで基礎代謝が高まり、有酸素運動をしたときに効率良く脂肪を燃焼できます。

■エステやマッサージ

セルライト除去には、マッサージも有用です。マッサージには、リンパの流れや血流を促す効果が期待できます。

冷えやむくみが和らぎ、老廃物の排出がスムーズになることで、セルライトの予防につながる可能性があるでしょう。

自分でマッサージするのが苦手な場合は、エステに通う方法もあります。リンパの流れや血流を促すような施術を受ければ、セルライトの予防が見込めます。

ただし、おしりや太もものセルライトを潰すような強いマッサージはNG。

中には、ローラーなどを使ったセルライト潰しのマッサージを試している方もいるかもしれませんが、皮膚に強い刺激を加えることで、肌や皮下組織が傷付き、あざなどの内出血を引き起こしてしまうリスクがあります。

また、併せて覚えておきたいのが、マッサージやエステでは即効性が期待できないこと。

リンパや血流を促す効果は見込めますが、細胞脂肪そのものが減少するわけではないので、セルライトが目立たなくなるまでには長い期間を要する可能性があります。

■食生活の見直し

食生活を見直すことも、セルライトの解消には重要な考え方です。

とくに、日頃から糖分や脂質、塩分の摂取量が多い方は、食生活を見直すことで、体の内側からセルライトにアプローチできます。

食生活では、バランスの良い食事を心がけることが大切ですが、セルライト対策を意識するなら脂肪燃焼や水分の排出に関与するタンパク質やビタミン、ミネラルを積極的に摂取すると良いでしょう。

加えて、しっかり噛むことも忘れずに。よく噛めば満腹中枢が刺激され、食べ過ぎずに済むため肥満防止につながります。

確実な効果を求めるなら美容医療の検討を

カウンセリングを受ける女性 おしりのセルライトは運動では落ちない?効率良く除去するための方法とは|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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“下半身がセルライトだらけで困っている”そんな悩みを持つ方は、美容医療によるアプローチもセルライト除去を目指す方法の1つです。

美容医療はセルフケアと比べて効果が出やすいのが特徴。

“おしりや太もものセルライトが消えた”といううれしい結果につながるかもしれません。

ここでは、セルライトの除去が見込める3つの美容医療をご紹介しましょう。

■スネコスセル

スネコスセルは、昨今話題を集めている革新的なセルライト治療。

おしりや太ももなどに製剤を注入し、脂肪細胞をやわらかくすることで正常な機能を取り戻すようサポートします。

脂肪吸引によってセルライトを除去したり、脂肪細胞を破壊して体外へ排出させたりする従来の治療法とは異なり、スネコスセルは脂肪細胞を正常化させ、血行不良や凸凹の改善を目指す治療です。

セルライトが形成される要因にアプローチするため、効果を実感しやすく、見た目も触り心地も自然な仕上がりが期待できます。

ダウンタイムも短いため気軽に受けやすい治療ですが、施術後は腫れやむくみ、内出血を生じる可能性も。副作用やリスクも考慮しながら、治療を検討しましょう。

■脂肪吸引

ベイザー脂肪吸引は、超音波で脂肪細胞を分解してから吸引する治療法です。

脂肪細胞をあらかじめバラバラに分解しておくことで、周辺組織へのダメージに配慮しつつ効果的な吸引を目指します。

陰圧をかけながら手動で脂肪を吸い取る従来法と比較し、痛みやダウンタイムが少なく、術後も腫れや内出血などの症状が出にくいのが特徴です。

また、大量の脂肪量を吸引できるため、今あるセルライトの除去だけでなく再形成の防止につながる可能性もあります。

一方で、扱いが難しく、医師の技術力に仕上がりが左右されやすいのがデメリットです。後悔しないためには、医師選びが重要になります。

■脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、脂肪細胞の溶解を促す薬剤を注入する治療。

溶けた脂肪細胞は、汗や尿などと一緒に老廃物として体の外へ排出されます。

脂肪細胞そのものを減少させるため、効果が長続きしやすい点がメリットです。

おしりや太ももなどに注入すれば、セルライトの改善が見込めるほか、リンパの流れや血流が促進され、セルライトがつきにくい体を目指すこともできます。

ただし、効果を実感するまでに、複数回の施術が必要になることも珍しくありません。1度の施術でセルライトの除去を目指したい方には向きません。

まとめ

おしりや太もものセルライトは、肥満や血行不良、食生活の乱れ、老化などさまざまな原因によって形成されます。

セルフケアだけでセルライトを完全になくすことは困難ですが、原因に合わせた対策を取ることで目立たなくなる可能性もあるでしょう。

効率良くセルライトの除去を目指す場合は、美容医療を検討する方法もあります。

自分の生活スタイルや予算に合わせて無理のない方法を選択し、セルライトの改善に取り組んでいきましょう。

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【治療の内容】ベイザー脂肪吸引
【治療期間および回数の目安】通常1回
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【リスク・副作用等】腫れ、内出血、やけど、皮膚の凹凸など
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