 
            アンダーバストを細くする方法にはセルフケアの他、美容医療という選択肢があります。
適切な方法を取り入れるためには、アンダーバストが太いと感じる原因の見極めが欠かせません。
今回は、アンダーバストが太くなる要因や、日常的に取り組みやすいセルフケア方法を紹介。
脂肪にアプローチしたい方に向いている美容施術もまとめました。
アンダーバストにまつわる知識を深めて、理想のボディラインを手に入れませんか。
アンダーバストが太くなる原因

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まずは、アンダーバストを細くする上で知っておきたい、太くなる原因について解説します。
■バストの脂肪の移動
バストにあった脂肪が背中や腹部に流れ、アンダーバストの太さにつながる可能性があります。
バストの脂肪は、適切なケアができていないと、日常生活で加わる重力により、他の部位に流れかねません。
寝返りの際にかかる力も、脂肪細胞が移動する要因の一つです。
ブラのサイズが合っていない、就寝用の下着を身につけていないなどの理由で、脂肪がバストから背中や腹部に流れる恐れがあります。
また、バストの大きさには女性ホルモンのエストロゲンが影響しています。
ホルモンバランスの乱れにより、バストの脂肪が下垂することもあるでしょう。
■肋骨の開き
アンダーバストの太さには、骨格が関わっているケースもあります。
バストの下部には肋骨が存在しますが、本来閉じるべき肋骨が開いたままの状態が続くと、アンダーバストが太くなる可能性があるのです。
肋骨の影響を受ける部位は、アンダーバストだけではありません。
肋骨が開いている状態ではウエストのくびれが強調されにくく、寸胴体型に見られることがあるでしょう。
ボディライン全体のメリハリが失われる可能性も否定できません。
肋骨が閉じない主な要因としては、筋力の低下が挙げられます。
運動不足や浅い呼吸により肋骨が徐々に開き、その状態が習慣化されると、閉じにくくなるのです。
■姿勢の悪さ
姿勢の悪さも、アンダーバストが太くなる要因の一つ。
姿勢が乱れていると、血行不良によるむくみが生じたり、脂肪がつきやすくなったりと、胸の下が広がって見える可能性があります。
また、猫背の方は体にかかる負荷がアンバランスになることで、筋肉が正しく使われず、さらに脂肪が蓄積される恐れも。
姿勢の悪さは見た目にも大きな影響を与えるため、アンダーバストだけでなく、体全体のラインが整っていないような印象につながりかねません。
アンダーバストを細くする方法|セルフケア

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「アンダーバストはどうしたら痩せる?」とお悩みの方に向けて、細くするためのエクササイズやストレッチなど、自分でできるケアを紹介します。
どこに焦点を当てるかによって、アプローチ方法は異なりますので、原因別にセルフケア方法を見ていきましょう。
■肋骨を締めるエクササイズを行う
肋骨の開きがアンダーバストの太さを招いている場合、継続的なトレーニングにより骨格が改善され、すっきりとした印象につながる可能性があります。
中でも肋骨の引き締めに向いているエクササイズが、ヨガでいう「猫のポーズ」です。
- 両手と両膝を床につき、四つん這いの姿勢をとる
- 息を吐きながら背中を丸め、吸うときに背中を反らす
手首は肩の下、膝は股関節の下に位置するようにしましょう。
息を吐き切ることを意識して、数回くり返してください。
手で床を押し、肋骨をへその奥にしまうイメージで背中に近づけると良いでしょう。
■肩甲骨をほぐすストレッチでケアする
肩甲骨のストレッチで肩周辺のこわばりがほぐれると、代謝が良くなりアンダーバストがすっきりする可能性があります。
- 両手を鎖骨の前に置き、両肘は曲げたまま肩より高い位置まで上げる
- 肘の高さを保ちつつ、息を吐きながら後ろに引く
- 肩甲骨を引き寄せたら、肘を下ろして脱力する
5回を目安にくり返しましょう。
他にも、両手を肩にのせ、肘で円を描くように大きくゆっくり回すストレッチが手軽に行えます。
内回し、外回しを各5~10回実施してください。
■リンパマッサージを取り入れる
むくみが原因でアンダーバストが太くなっている場合に取り入れたいケアが、リンパマッサージです。
バスト周りのマッサージ手順を紹介します。
- 耳の後ろに薬指と小指を当て、首筋をなぞるように鎖骨まで滑らせる
- 肘を曲げ肩の高さまで上げたら、反対の手で二の腕を軽く挟み、脇に向けて滑らせる
- 鎖骨に指を当て、内側から外側に向かって滑らせる
- 片方の手のひらを反対側の肩甲骨に添え、脇の下から胸に向かって滑らせる
それぞれの部位で5回ほどくり返しましょう。
■コルセットを着用する
コルセットを着用してボディラインを整える方法もあります。
期待できる機能は選ぶ製品によってさまざま。
アンダーバストやウエストのラインを美しく見せる他、正しい姿勢へ導くタイプもあります。
サポート力に優れたコルセットを選ぶのも、アンダーバストを細く見せる方法の一つです。
締めつけが強すぎるものは避け、適切なサイズを正しい着用方法でつけましょう。
■就寝時にナイトブラをつける
就寝時にナイトブラを使用していない場合は、着用によりアンダーバストの肥大化を緩和できる可能性があります。
就寝中の姿勢や寝返りは、アンダーバストを太くする恐れがあるものの、自身でのコントロールは困難です。
ナイトブラを活用すれば、バストの脂肪の移動や、形の崩れを軽減できます。
就寝時専用につくられているため、快適な眠りにもつながるでしょう。
アンダーバストを細くする方法|美容医療の選択肢

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セルフケアの継続により、アンダーバストが細くなる可能性は十分ありますが、短期間でマイナス10cmなど劇的に痩せる効果は期待できません。
脂肪が原因でアンダーバストが太く、なるべく早くサイズダウンを図りたい方は、美容医療も検討してみましょう。
■アンダーバストを細くする施術1|脂肪溶解注射
脂肪溶解注射では、薬剤を注入した部位の脂肪細胞を破壊し排出することで、痩身効果が期待できます。
脂肪細胞自体を破壊するため、リバウンドしにくい点が特徴です。
アンダーバストの他、ウエスト周りなど、気になる部位の脂肪をピンポイントで減らしたい場合に向いています。
注射による施術のため、痛みが苦手な方や切開に抵抗があるケースでも選択しやすい治療法です。
また、治療時間が短く、忙しい方でも施術を受けやすいでしょう。
ダウンタイムの症状としては、腫れが2~3日続く可能性があります。
内出血が生じる症例もありますが、一般的には1~2週間で治まるでしょう。
■アンダーバストを細くする施術2|脂肪冷却
専用の機器を用いて脂肪細胞を凍結・破壊し、排出させる治療法が脂肪冷却です。
脂肪細胞が排出されるまでに時間を要するものの、施術後3週間ほどで変化を感じられるでしょう。
施術回数を重ねることで、より効果を得やすくなります。
脂肪溶解注射と同じく、リバウンドしにくい治療です。
専用の機器を装着するだけで、注射や切開は行わないことから、麻酔は不要としているクリニックがほとんど。
ただし、施術時に軽い痛みや違和感を抱く可能性はあるため、不安があれば医師に相談しましょう。
脂肪冷却はダウンタイムが比較的短いことも特徴で、腫れや内出血が生じた場合も数日から1週間ほどで治まります。
施術後の日常生活への影響が少ない点が魅力です。
■アンダーバストを細くする施術3|脂肪吸引
脂肪吸引では、皮膚を2~3mmほど切開し、カニューレと呼ばれる極細の管を用いて脂肪細胞を取り除きます。
脂肪溶解注射・脂肪冷却と同様に、リバウンドする可能性が低い治療法です。
ただし、適切な量の脂肪を取り除き、理想のボディラインをつくるためには、医師の技術力が求められます。
また、切開を伴うため、施術時には麻酔を使用する点や、傷痕が残ることも頭に入れておきましょう。
ダウンタイムの症状として数日から1週間の腫れやむくみ、10日前後の内出血、筋肉痛程度の痛みが1週間見られる傾向があります。
クリニックや医師の判断によるものの、シャワーができるまでは2~3日程度要するでしょう。
術後は、医師の指示に従い安静に過ごすことが欠かせません。
まとめ
アンダーバストを細くするためには、太くなる原因の見極めが重要です。
アンダーバストが太くなる理由としては、脂肪の他、肋骨の開きや姿勢の悪さが挙げられます。
原因によっては、筋トレやマッサージ、適した下着の着用により、アンダーバストを細くできる場合もあるでしょう。
短期間で脂肪にアプローチしたいなら、美容医療も選択肢の一つです。
適した治療法が不明な方は、クリニックに相談しましょう。
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【治療の内容】脂肪吸引
【治療期間および回数の目安】部位・範囲・脂肪量によって、安全上2~3回に分けて施術を行う場合あり。詳細は各クリニックへご確認ください。
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