いこまともみレディースクリニック 院長
生駒 友美 先生
金沢大学を卒業後、産婦人科医として複数の病院で経験を積む。その後、石川県白山市に婦人科本院を中心とした「いこまともみレディースクリニック」を開院。医学博士、産婦人科専門医、臨床細胞診専門医、母体保護指定医、NCPR（新生児蘇生法）などの資格を有し、専門的知識と豊富な経験に基づき、女性の健康を幅広く支えている。婦人科本院では、フェムケアをはじめ、膣のゆるみ、尿漏れ、更年期症状、生理にまつわるトラブルなど、ライフステージに応じた多様なニーズに対応している。
マンジャロは、2型糖尿病の治療に用いられる注射剤です。消化管や脳に働きかけて食べ過ぎを防ぐという作用により、医師の管理下で医療ダイエットに活用されるケースもあります。
しかし、医療ダイエットに関心はあっても一歩踏み出せない方は少なくありません。「副作用が怖い」「リバウンドするのでは……」といった不安の声もよく聞かれます。
石川県にある「いこまともみレディースクリニック」は、こうした方の不安や疑問に丁寧に寄り添う姿勢を大切にしながら、女性の体と心の健康を見据えてマンジャロの処方を行うクリニックです。
今回は、同院の院長である生駒 友美（いこまともみ）先生にマンジャロの副作用やリバウンドリスク、そして“ダイエット卒業”を目指すための方針について伺いました。
INDEX
ダイエット注射・マンジャロの副作用、実際のどうなの？いこまともみレディースクリニックの生駒院長が解説
マンジャロ（一般名：チルゼパチド）は、GLP-1（グルカゴン様ペプチド-1）とGIP（グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド）の2種類のホルモンに働きかけることで血糖値を安定させながら食欲をコントロールする注射薬です。
一方で、体重減少効果が期待できる反面、体への負担や副作用に不安を感じる方も少なくありません。
ここでは、多くの方が気になる副作用について、どんな症状が出るのか、どのくらいの頻度で起こるのかを生駒院長の臨床経験も交えて解説します。
マンジャロで起こりうる主な副作用は？
マンジャロの使用に伴って報告されている副作用には、いくつかのパターンがあります。報告されている主な症状は以下の通りです。
- 吐き気
- 下痢
- 食欲不振
- 消化不良
- 便秘
- 腹痛
- 倦怠感 など
マンジャロの使用過程で最も多く見られるのが消化器系の症状です。これらは、マンジャロによる胃腸の動きを緩やかにする働きによって生じるものです。
「いこまともみレディースクリニック」でも、マンジャロの最小用量である2.5mgを使用した場合で約3割の方に消化器系の症状を中心とした副作用が見られる傾向にあるといいます。
一方で、頻度は高くないものの、膵炎や胆嚢疾患などの重篤な副作用のリスクも報告されています。
また、めまいや動悸・手のふるえなどの症状が見られた場合は注意が必要です。極端な食事制限や他の薬との併用などが原因で、低血糖に陥っている可能性が考えられます。
このような場合は、糖分の多い食べ物や飲み物を摂取したうえで、すみやかに受診することが大切です。
さらに、生駒院長がマンジャロを処方する方に注意を呼びかけているのが脱水です。
下痢や嘔吐などの副作用によって、二次的に脱水を起こすケースもありますが、脳の食欲中枢に作用するマンジャロ特有のメカニズムによって食事量だけでなく水分摂取量も減ってしまう方も少なくありません。
脱水が進むと腎機能に影響を及ぼす恐れもあるため、使用中はこまめに水分補給を心がけることが大切です。
症状が強い場合も、無理に続けず、投与量やペースを調整することで落ち着いていきます。
当院では、症状の強さや体調に合わせて用量の調整や吐き気止めの処方なども行っています。
副作用が現れるタイミングはいつ頃？
副作用の現れ方には個人差がありますが、最も症状が出やすいのがマンジャロ注射をスタートしてから1～2週間ほど経過した頃。体が薬剤に慣れていないため、開始直後に副作用が集中しやすいとされています。
生駒院長によると、とくに開始1～3日間は症状が強く出やすい傾向にあるとのこと。
また、薬剤の用量を段階的に増やしたタイミングで、開始時と同様の副作用が再び出るケースもありますが、これは増量ペースを調整することで対応が可能だと生駒院長は説明しています。
継続使用によって体が薬に慣れてくると、初期に感じていた副作用が落ち着いてくる方が多くなります。ただし、長期使用によって胆嚢疾患などのリスクが上がる可能性があるため、定期的な血液検査や診察を受けることが大切です。
そのため、この3日間をいかに乗り切るかが、継続するうえでポイントになるといえるでしょう。
副作用を最小限に抑えるための3つのポイント
マンジャロを使用するうえで、完全に副作用を無くすことは難しいものの、進め方や生活習慣を意識することでリスクを抑えることにつながります。生駒院長が推奨する副作用を最小限に抑えるための3つのポイントを紹介します。
ポイント①：段階的な用量調整
マンジャロの処方は通常最小用量である2.5mgからスタートし、体の反応や体重変化を見ながら、5.0mg、7.5mg…と段階的に増量していくのが基本です。
「早く結果を出したい」という気持ちはわかりますが、焦りは禁物。体のペースに合わせて進めることが、結果的に無理なく継続できるポイントとなります。
ポイント②：食事の摂り方を工夫する
吐き気や食欲低下といった副作用に対しては、食事の摂り方を工夫することで消化器系への負担を抑えられ、症状を軽減できる場合があります。
- 脂質の多い食事を避ける
- 深夜の食事や過度なアルコール摂取は控える
- ゆっくり噛んで食べる
- 少量の食事を頻繁に摂る
- こまめな水分補給を行う など
副作用があるからといって極端に食事量を減らしたり抜いたりすると、低血糖のリスクを高めてしまうことも。体の負担に配慮しながら、エネルギーを保てるバランスの良い食事を意識することが大切です。
ポイント③：医師のアドバイスに従い、生活習慣を整える
薬の効果を安定させるためには、生活リズムを整えることも欠かせません。睡眠不足やストレス、運動不足はホルモンバランスを乱し、副作用を悪化させる原因にも。安定した生活習慣を身につけるよう気をつけましょう。
そして何より大切なことは、医師の指示に従うことです。用量はもちろん、生活面のアドバイスをしっかり実践することが、マンジャロダイエットを安心して進めるポイントといえるでしょう。
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ダイエット注射・マンジャロのリバウンドリスクとは？「やめたら戻る」は本当？生駒院長が教える予防の鉄則
ダイエット注射・マンジャロを検討する際、リバウンドへの不安はつきものです。どんなダイエットにもリスクはありますが、正しい知識があれば過度に恐れる必要はありません。
ここでは、マンジャロ投与中止後に起こりうる体の変化と、リバウンドを防ぐためのポイントについて、生駒院長の見解を交えながら解説します。
マンジャロを中止するとどうなる？
マンジャロで体重減少した方の中には、中止後にリバウンドしてしまうケースも報告されています。
実際に行われた「SURMOUNT-4試験*」では、マンジャロ（一般名：チルゼパチド）を36週間投与した結果、平均で約20%の体重減少が見られました。
しかし、その後マンジャロを中止したグループでは約14%の体重増加が見られたという結果が示されています。
一方、投与を継続したグループは、約90％の人がリバウンドすることなく、減量効果を維持するという対照的な結果に。これらの結果から、薬をやめてしまうと体重が再び増加する可能性があることが伺えます。
痩せた後に再び体重が増加してしまう理由には、以下のようなものが挙げられます。
① 食欲抑制効果の消失
マンジャロには、脳の満腹中枢に作用して食欲を自然に抑える働きがありますが、中止すると作用が消失。その結果、食欲が戻り、食事量や摂取カロリーが増えて体重増加へとつながるケースもあります。
② 基礎代謝の低下
急激な体重減少によって、脂肪だけでなく筋肉量が減少していることも少なくありません。筋肉量が減ると基礎代謝が低下し、同じ食事量でも消費カロリーが減るため、リバウンドしやすい状態になります。
③ 生活習慣が改善されていない
薬の効果だけで痩せた場合、根本的な食習慣や運動習慣が改善されていないため、元の生活リズムに戻ると、体重も戻りやすくなります。とくに医師の指導を受けずに自己判断で急に中止すると、リバウンドのリスクが高まるため注意が必要です。
薬の力で食欲を抑え、代謝を整えている間に、少しずつ正しい生活リズムや食習慣を身につけていくことが大切です。
マンジャロダイエットでリバウンドしやすい人はこんな人！
マンジャロ注射で一度体重を落とせても、その後にリバウンドしてしまう方には、いくつか共通する傾向があります。生駒院長の臨床経験から、リバウンドしやすい方の特徴について伺いました。
- 食事内容を見直していない
- 運動習慣がない
- 短期間で体重を落とそうとしている
- タンパク質をあまり摂っていない
- 睡眠時間が6時間未満
- ストレスが多い
- 「痩せたら終わり」と思っている など
リバウンドしやすい方に共通して見られるのは、体重を落とすことに意識が集中しすぎている点です。
生駒院長は、「注射はゴールではなく、むしろ新しい体づくりのスタート」と話します。マンジャロの効果のみに頼るのではなく、痩せた後の生活をどう維持していくかを意識することが大切です。
リバウンドを防ぐための5つのポイント
リバウンドを防ぐためには、日々の過ごし方に少しずつ意識を向けることが大切です。生駒院長が推奨するリバウンドを防ぐための5つのポイントをご紹介します。
① 使用中から食習慣を改善する
薬の作用によって食欲が落ちている期間に、無理のない範囲で適切な食事量の感覚を身につけることが重要です。また、食事内容や規則正しい食事時間を心がけることも大切です。
② 筋肉量を維持・増加させる
筋肉は代謝を支え、“太りにくい体づくり”のカギとなります。また、運動と合わせて、タンパク質をしっかり摂ることもポイント。筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、より効率的に体質改善を目指せます。
③ 定期的な体重測定と自己モニタリング
リバウンド防止のためには、少しの変化や異変に気付けるようになることも大切です。体重が1〜2kg増えた時点で食生活や運動量を見直すなど、早めの対策を取ることができます。
④ 段階的に減量・中止する
マンジャロの使用を急に中止すると、急激な食欲の戻りにつながりやすくなります。
安全かつ効果的に減量効果を維持するためにも、目標体重到達後もすぐには中止せず、医師の指導の下、用量を徐々に減らしていくようにしましょう。
⑤ 中止後もフォローアップを継続
リバウンドさせないためには、定期的に医師のフォローを受けることが理想的です。
「いこまともみレディースクリニック」では、マンジャロ中止後も1ヶ月程度経過観察を行い、リバウンド傾向が見られた場合には、マンジャロの再投与を検討するなど、サポート体制を整えています。
治療終了した後こそが本当のスタートです。その意識が持てれば、リバウンドは怖いものではなくなります。
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いこまともみレディースクリニックが目指す“卒業できる”マンジャロ治療とは
マンジャロを続けるのではなく、「いずれは薬を卒業し、自分の力で健康と体型を維持できるように」。そんな思いを込めて診療を行っているのが、石川県金沢市にある「いこまともみレディースクリニック」です。
婦人科クリニックとして、女性の体と心の両面に寄り添いながらマンジャロ治療を行う同院には、「信頼できる先生のもとで治療を受けたい」「サポートがしっかりしたクリニックがいい」といったニーズを持つ方が、県内外から訪れています。
その理由は、マンジャロだけに頼らない生駒院長の治療スタイルにあります。
顔を見て診る安心感を。対面診察で一人ひとりに寄り添う段階的なマンジャロ治療
「いこまともみレディースクリニック」では、対面だからこそ得られる安心感ときめ細やかなサポートを大切にしています。
初診は必ず対面で行い、現在の体重や目標体重に加えて、食生活や運動習慣なども丁寧にヒアリング。そのうえで、一人ひとりに合わせたマンジャロのプランを立てています。
また次回以降は、患者の希望に応じて、以下のいずれかを選択できます。
① 医師の診察なしでの窓口受け取り
② 生駒院長の再診を受けてからの処方
のいずれかを選択できるスタイルを導入。
経過が順調な方はスムーズに継続でき、不安や副作用がある方はすぐに医師へ相談できます。こうした柔軟で安心できるフォロー体制が、継続治療の大きな支えとなっています。
ダイエット注射だけじゃない！薬剤×サプリ×生活改善指導で自走できる体づくりをサポート
生駒院長が目指すのは、注射に頼り切らない“自走型ダイエット”。マンジャロ注射を通して一時的に体重を落とすだけではなく、卒業後もリバウンドせず維持できる健康的な体づくりを重視しています。
そのため、薬を処方するだけでなく、糖質制限・筋トレ・生活リズムの見直しなど、生活改善のアドバイスも積極的に実施しています。
さらに、同院ではサプリメント治療にも注力しており、代謝改善や疲労回復など体の環境を内側から整えることでより効率的な減量サポートを目指すことも可能です。
マンジャロを打つだけではなく、医師の伴走のもとで生活そのものを整える包括的なスタイルが、いこま式マンジャロ治療の大きな特徴といえるでしょう。
登録者約2,000人！LINEフォローで日常まで支える伴走型ダイエット治療
「いこまともみレディースクリニック」では、通院中の患者約2,000人が登録するLINEフォローサポートを実施。
副作用や体調変化に対する不安、使用中のちょっとした疑問など、診察室を離れた日常生活においても気軽に相談できる体制が整っているのは、初めてマンジャロ注射に挑戦する方にとっても心強いサポートツールとなっています。
実際、生駒院長のもとには、「この症状は副作用でしょうか？」「体重が停滞してきました」といった相談が多く寄せられているそうです。
このLINEサポートにより、モチベーション維持や副作用への早期対応が可能となり、より安全で効果的なマンジャロ治療の実現につながっています。
マンジャロは痩せるだけでなく、人生そのものを前向きに変える力があると感じています。
信頼できる医師のもとで
ダイエット注射のスタートを切りたい方へ
副作用もリバウンドも正しく知れば怖くない！石川で納得できる治療を始めたいなら「いこまともみレディースクリニック」へ
ダイエット注射・マンジャロは、定期的な注射によって効率的な体重減少が期待できる注目の方法ですが、正しい知識や医師のサポートがなければ、副作用やリバウンドのリスクを伴います。
大切なのはリスクを理解したうえで、卒業後も健康的に体を維持できるように整えていくこと。
こうした考えのもと、「いこまともみレディースクリニック」では、医療と生活の両面からサポートを行い、医師と患者が二人三脚で進める“伴走型ダイエット”を実践しています。
副作用やリバウンドへの不安を一人で抱え込まず、信頼できる医師と充実のサポート体制のもとで、自分らしい理想の体と前向きな未来を手に入れてみませんか？
| 施設名・住所 | いこまともみレディースクリニック 石川県白山市北安田西二丁目41番 |
| 電話番号 | TEL：076-216-0123 FAX：076-216-0124 |
| 営業時間 | 本院 13:00～18:00 ※土曜日は9:00～13:00 休診日：水・日・祝日 産科分院 8:30～11:30 19:00～20:00 ※土曜日は14:30～16:30 日曜日は9:00～10:00 休診日：祝日 水曜日と第3木曜日の夜間（19:00～20:00） |
| 公式サイト | 婦人科本院 https://www.ikomatomomi-clinic.jp/index.html 産科分院 https://ikomatomomi-sanka-clinic.com/ |
| SNSアカウント | クリニック公式Instagram @ikoma_tomomi_ladiesclinic（本院：婦人科アカウント） @ikomatomomi_ladiesclinic（分院：産科専門アカウント） クリニック公式YouTube（分院：産科専門アカウント） @いこまともみレディースクリニック産科 |
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【施術の内容】マンジャロ®
【施術期間および回数の目安】1週間に1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】
・2.5mg 4,400円
・5.0mg 7,700円
・7.5mg 9,900円 ※本施術は自由診療（保険適用外）です。
【リスク・副作用等】悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退など。重篤な副作用として、低血糖、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、短銃うっ滞性黄疸、イレウスなど
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・使用する医薬品「マンジャロ®」は、厚生労働省より【2型糖尿病の治療を目的】として薬事承認を受けています（承認番号：30400AMX00420（2.5mg）、30400AMX00421（5mg）、30400AMX00422（7.5mg））。
－ただし、承認されている使用目的・使用部位とは異なる目的で使用する場合があります。
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
