口角挙上で後悔・失敗したという「生の声」が気になるのは当然のこと。
SNSやブログなどで後悔した話を目にするほど不安が増すものです。
しかし、正しい情報をもとに具体的な原因と対策を知れば、自分に合った判断ができるようになります。
この記事では、後悔しやすいポイントを整理し、事前に確認すべきこと、今は見送るべきケースまで、冷静に検討するための情報をまとめました。
口角挙上を検討している方は、ぜひ目を通してみてください。
口角挙上で後悔するケースとは?よくある4つのパターン

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口角挙上は、口元の印象を変えたい方によく選ばれる施術です。
しかし一方で、仕上がりやダウンタイムに対する認識のズレから、後悔につながるケースも少なくありません。
ここでは、施術を検討している方がとくに不安を感じやすい、または「こんなはずじゃなかった」という後悔が起きやすい4つのケースをご紹介します。
■傷痕が目立つ・赤みが長く続く
口角挙上は口角周辺の皮膚を切開して筋肉にアプローチする切開法が一般的であるため、術後には少なからず傷痕が残ることが考えられます。
多くは時間が経つにつれて目立ちにくくなります。
しかし「思ったより赤みが引かない」「半年経っても傷痕が見える」といった場合に、口角挙上のデメリットを強く感じ、後悔につながるケースがあるようです。
とくに、ケロイド体質の方や肌が敏感な方は、赤みや盛り上がりが長引く可能性があります。
また、術後のケア不足や医師の縫合技術が、仕上がりに影響する場合もあるようです。
ケロイド体質の方は、事前のカウンセリングで過去のケガや手術をした際の経過を伝え、自分の体質について医師と共有しておくことをおすすめします。
■変化が小さすぎる/変化が大きすぎて不自然になった
「施術を受けたのにほとんど変わらなかった」「笑ったときに口元が引きつって見える」など、仕上がりの程度に対する不満は、口角挙上で「後悔した」と感じやすい理由の1つです。
変化が小さすぎる場合は、もともとの口角の角度や筋肉の状態に対し、デザインが控えめになりすぎた可能性が考えられます。
大きく変化しすぎた場合は、いわゆる“ジョーカー”のような不自然な口元になり、後悔するケースもあるようです。
■左右差ができてしまった
口角挙上後に左右の口角の高さや形がそろわず、バランスが崩れてしまったという声も美容外科などのクリニックでよく聞かれる後悔です。
そもそも人間の顔は完全な左右対称ではなく、唇の形や筋肉の動きも、初めから左右で異なっています。
そのため、経験豊富で口角挙上術が上手いと評される医師が施術を担当しても、生まれ持った筋肉や骨格のバランス、皮膚の厚みによって、術後の見え方に微妙な差が出ることがあるのです。
こうした前提を理解しないまま施術を受けると、小さな誤差を「失敗した」と感じてしまう可能性があります。
術後、皮膚に柔軟性が戻れば目立たなくなることもありますが、あらかじめ左右差が生じることを理解して「ここまでなら許容範囲内」など、自分なりの基準を設けておきましょう。
■ダウンタイム中の生活が想像以上に不便だった
術後しばらくの間は、腫れやつっぱり感から口を大きく開けることが難しく、日常生活に不便さを感じる場面が出てきます。
中でも、食事がしづらい、口元を隠すためにマスクが手放せない、ダウンタイム中に人と会いにくいといった制約をストレスに感じる声は少なくありません。
ダウンタイムの期間や程度は術式や個人差によって異なりますが、切開を伴う方法では、一般的に1~2週間程度必要であることを理解しておきましょう。
仕事や予定との調整はもちろん、精神的な負担も考慮して術後の生活を具体的にシミュレーションすると、ダウンタイム中の不便さを乗り越えやすくなります。
なお、引きつる感覚は時間の経過とともに薄れていく可能性があります。
口角が外側に反ることで引きつっている場合は、修正が必要になるケースも。
長引く場合は、医師に相談しましょう。
後悔しないために知っておくべき原因と対策

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口角挙上で後悔する原因には、さまざまなものがあります。
ここでは、後悔を防ぐためにその原因と対策について詳しく見ていきましょう。
■術式が希望の仕上がりと合っていなかった
口角挙上には、皮膚を切開する「切開法」と、口の内側から処理を行う「口内法(口腔内法)」があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
切開法は変化をしっかり出しやすい一方で、傷痕が外側に残りやすいです。
口内法は傷痕が目立ちにくい反面、変化が控えめになりやすいのが特徴です。
術式の選択は、口輪筋の状態や皮膚のたるみ具合、希望する変化の程度によって異なります。
医師が推奨する術式と本人の希望がズレたまま施術を進めてしまうと、仕上がりに不満が残るケースもあるため、カウンセリングで詳しい話を聞きましょう。
また、なぜその術式で行うのか説明をしっかり受け、納得してから手術を決めることが重要です。
複数のクリニックで意見を聞き、提案を比較することも有効な対策でしょう。
■カウンセリングで希望を正確に伝えきれなかった
変化が小さすぎる、または大きすぎて不自然になる原因の多くは、カウンセリングでの希望の伝え方に問題があります。
「自然に」「少しだけ」といった抽象的な表現では、医師と仕上がりのイメージが共有しにくく、期待とは異なる結果になるリスクが高まるからです。
そこでおすすめしたいのが、カウンセリングの際に理想の口元の写真や、逆に避けたい表情の具体例を持参すること。
口角挙上で芸能人の口元を参考にする場合でも「この角度の笑顔」「この程度の上がり方」というように具体例を示すことで、医師とのイメージのすり合わせがしやすくなります。
■ダウンタイムへの理解が不十分だった
術後の腫れや内出血、赤みは、数週間~数ヶ月かけて徐々に落ち着きます。
そのため「1週間で完成」と誤解していると、ダウンタイム中の生活の不便さや見た目の変化に戸惑い、後悔につながることがあります。
とくにダウンタイムが長引きやすい切開法の場合は、経過への十分な理解が必要です。
ダウンタイムの経過や体験談を細かく確認し、術後の生活をリアルにイメージしておきましょう。
仕事やプライベートのスケジュールも考慮して準備すれば、前向きに施術を受けられるはずです。
■体質や筋肉の動きを考慮していなかった
人間の顔はもともと左右非対称であり、口角を動かす筋肉の強さや動き方にも個人差があります。
口角挙上後に左右差が生まれて後悔するのは、このような前提をきちんと理解していないまま施術を受けたことが原因の1つです。
もちろん、丁寧なデザインと経験豊富な医師の施術によって、左右差を最小限に抑えることはできます。
しかし、完全な左右対称を求めるのは現実的ではありません。
体質や筋肉の動きを考慮した上でどの程度の対称性を目指せるか、医師としっかり話し合っておくことが後悔を避けるポイントです。
口角挙上を見送るべきケース

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口角挙上は口元の印象を変える魅力的な施術ですが、すべての方に適しているわけではありません。
とくに以下のようなケースでは、慎重な検討が必要です。
以下の項目に当てはまる場合は一度立ち止まり、施術を見送る選択肢も考えてみましょう。
- 手術への不安や迷いが強く、決心がつかない
- 周囲の意見や流行に流されている
- 予算やスケジュールに余裕がない
■手術への不安や迷いが強く、決心がつかない
「口角挙上で後悔したらどうしよう」という気持ちが消えないまま手術に臨むと、結果への満足度は下がりやすくなります。
また、不安が強い状態では、仕上がりに対する評価も厳しくなりがちです。
施術への決心がつかない場合は、無理に進める必要はありません。
手術を急ぐのではなく、複数のクリニックでカウンセリングを受け、準備が整ったタイミングで再検討するほうが、結果として納得のいく判断ができるでしょう。
■周囲の意見や流行に流されている
中には、SNSや友人の影響で「口角挙上を自分もやってみたい」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、他人の価値観に左右され、なんとなく施術を受けることはやめておいたほうが良いでしょう。
他人にとって良い結果が、自分にとっても良い結果になるとは限らないからです。
「なぜ口角を挙げたいのか」「本当にそれで悩みが解決するのか」を自分の言葉で説明できる状態になってから、改めて施術を検討しましょう。
■予算やスケジュールに余裕がない
無理な予算で安価なクリニックを選んでしまうと、経験不足の医師による施術や、アフターケアの不備といったリスクが高まります。
また、ダウンタイムを確保できず仕事や予定に支障が出る場合があるため、スケジュールに余裕がないときも施術を避けましょう。
予算やスケジュールに余裕がない場合は、条件が整うまで待つことをおすすめします。
まとめ
口角挙上は口元や笑顔の印象を変えたい方に適した施術ですが、後悔するケースや注意点もあります。
後悔することを防ぐには、複数のクリニックで術式の提案を比較し、理想のイメージの共有や、術後の経過を事前に確認しておくことが重要です。
手術やダウンタイムに対する不安が強い場合や複数の悩みを抱えている場合などは、よく考えて、施術を見送る選択肢も検討しましょう。
納得した上で一歩を踏み出すことが、後悔のない結果へとつながるはずです。
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