鼻プロテーゼとは?メリット・リスク・他の隆鼻術との違いを整理

鼻プロテーゼとは?メリット・リスク・他の隆鼻術との違いを整理

鼻プロテーゼは、シリコンなどの人工素材を挿入して鼻筋の高さやラインを整える隆鼻術です。

ヒアルロン酸注入では物足りない方や、長期的な形の維持を希望する方が検討することの多い施術ですが、施術の流れやメリット、リスクなどの理解も欠かせません。

記事後半では、鼻のヒアルロン酸注入や耳介軟骨移植などの施術との違いも整理していきます。

その他、ダウンタイムや費用相場にも触れ、“自分に合う施術選び”をサポートしていきます。

鼻プロテーゼとは

鼻プロテーゼとは、人工軟骨を鼻筋に沿って挿入し、鼻のラインを整える隆鼻術のこと。

形を長期的に維持できるところが特徴ですが、素材の特徴や形状の違いも理解しておく必要があります。

ここでは、使用される素材とI型・L型の構造を整理し、施術の基本をつかみます。

■鼻プロテーゼの施術の流れと使用素材について

鼻プロテーゼの施術の流れはこちら。

  1. デザインを描く
  2. 鼻の穴の中を切開
  3. 骨膜を剥離してプロテーゼの挿入スペースを作る
  4. プロテーゼを挿入
  5. 縫合

鼻プロテーゼは、鼻根部、鼻背、鼻先にかけてのラインを整える施術です。

施術中に鼻を操作する時間は10分程度で、鼻の形に合わせてプロテーゼを削り出す時間が施術のほとんどを占めます。

施術に用いるプロテーゼの素材は、シリコンやゴアテックスなど。

ある程度の硬さのあるシリコンは形がくずれにくく、シャープな鼻筋を作りやすいところが特徴です。

比較的やわらかいゴアテックスは、なじみやすさから自然な仕上がりを目指せます。

■施術に用いるI型・L型プロテーゼの違い

2択で悩むイメージ 鼻プロテーゼとは?メリット・リスク・他の隆鼻術との違いを整理|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

施術に用いるプロテーゼには、I型とL型があります。

I型プロテーゼは、鼻筋を通すことを目的に鼻背~鼻根に挿入します。

L型プロテーゼは、鼻筋を通すことだけでなく鼻先の形を整えることも目的に含まれる点が特徴です。

L型プロテーゼには鼻先部分からの露出リスクがあるため、現在はI型プロテーゼが主流に。

鼻先の変化も希望する方は、鼻尖形成や鼻中隔延長術などとの併用が選択肢となります。

鼻プロテーゼのメリットと限界の考え方

続いて、鼻プロテーゼのメリットを解説していきます。

限界の考え方も併せて把握しておくと、鼻プロテーゼの後悔のリスクを減らせるでしょう。

■鼻プロテーゼのメリット│効果の持続性やデザイン性など

  • 効果は半永久的
  • 高さのあるきれいな鼻筋のラインを作れる
  • 表に傷痕ができない
  • 入れ替えや除去も可能

プロテーゼは体に吸収されることがなく、効果は半永久的に持続します。

施術時は一人ひとりの鼻の形に合わせてプロテーゼを微調整するため、希望に合わせた自然な仕上がりを目指せる点もメリット。

鼻のヒアルロン酸注入のように、注入量が多すぎると鼻筋が太くなるというリスクもなく、高さを出しつつきれいなラインを作れます。

また、鼻の中からアプローチする施術のため、表に傷痕ができません。

形を変えたい場合は入れ替えや除去も可能です。

■鼻プロテーゼの限界について

鼻プロテーゼは鼻筋を通すことが目的の施術のため、鼻先の形成には限界があります。

L型プロテーゼで鼻先を整える選択肢もありますが、肌から露出するリスクを考慮するなら“鼻先の形成を目的とする施術”との併用を検討すると良いでしょう。

  • 鼻尖形成……鼻先の脂肪を除去し、自家組織を用いて鼻先を整える
  • 鼻中隔延長術……鼻中隔に軟骨をつぎ足して延長し、鼻先を整える

どちらも鼻プロテーゼと併用できます。

鼻プロテーゼ単独では難しい場合も、他の施術との併用を視野に入れることで希望の仕上がりに近づけるでしょう。

鼻プロテーゼのリスク

鏡で鼻を見る女性 鼻プロテーゼとは?メリット・リスク・他の隆鼻術との違いを整理|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

鼻プロテーゼには、デメリットとなる短期・長期のリスクがあります。

施術に備えた基礎知識として、リスクへの理解も深めていきましょう。

■鼻プロテーゼの短期のリスク│腫れや感染など

  • 腫れ
  • 内出血
  • 痛み
  • 感染 など

鼻プロテーゼの短期的なリスクは、腫れや内出血、痛み、感染など。

施術後は、鼻だけでなく目の周りにも腫れや内出血が現れることがあります。

とくに施術直後は症状が強く現れ、1~2週間くらいで落ち着くケースがほとんど。

痛みは数週間~数ヶ月続くこともあります。

他にも、プロテーゼが感染源となり、強い腫れや膿が出てくるケースも。

プロテーゼの素材であるシリコンは基本的には安全とされていますが、体にとっては異物です。

感染の症状が現れたら鼻プロテーゼの除去や入れ替えが必要になるため、早期発見・相談に努めましょう。

■鼻プロテーゼの長期のリスク│見た目の変化や時間経過によるものなど

  • 位置や見た目の変化
  • 皮膚の加齢変化
  • シリコンの経年劣化 など

鼻プロテーゼには、位置や見た目の変化といった長期的なリスクがあります。

体質や施術条件、鼻への強い衝撃などにより、プロテーゼの位置が変わって見えてくることも。

また、プロテーゼ周辺に石灰化が起こったり、感染や皮膚の状態によって腫れや赤みが生じたりすると、凹凸や輪郭など見た目にも変化が現れる可能性があります。

「鼻プロテーゼをしたら老後にどうなる?」との意見もありますが、皮膚の加齢変化やシリコンの経年劣化は長期的なリスクとなりえます。

鼻プロテーゼは基本的に入れ替え不要のため、時期に目安はありません。

ただし、気になる症状がある場合は入れ替え手術を検討しましょう。

鼻プロテーゼのダウンタイム│術後経過や仕事復帰のタイミングをチェック

鼻プロテーゼの施術後は、3日~1週間程度ギプス固定を行います。

一般的な術後経過をチェックしていきましょう。

施術直後 ギプスで固定。数時間鼻血が出続けることも。
翌日にかけて腫れがピークに。
術後3日~ ギプスを外す。鼻周辺の内出血が目立つように。
内出血や腫れは続くものの、痛みと熱感が落ち着いてくる。
術後1週間~ 内出血がピークになり、この後少しずつ内出血や腫れが落ち着いてくる。
傷が目立ちにくくなる。
術後2週間~ ほとんどの症状が落ち着いてくる。
術後1ヶ月~ 違和感がほとんどなくなる。
プロテーゼが完全に定着するのは約2ヶ月~半年後。

術後1週間は入浴や飲酒を控え、1ヶ月を過ぎるまでは激しい運動、サウナ、鼻への衝撃、歯の治療などを避けましょう。

鼻プロテーゼのダウンタイム中に気になる仕事復帰のタイミングは、約5〜7日後が目安です。

顔を見られる機会の多い仕事や、体を使う仕事の場合は、10日〜2週間後を目安にすると良いでしょう。

鼻プロテーゼを鼻のヒアルロン酸注入・耳介軟骨移植と比較

女性の横顔 鼻プロテーゼとは?メリット・リスク・他の隆鼻術との違いを整理|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

鼻筋を通すなど、鼻の形を整える美容施術には複数の選択肢があります。ここでは、鼻プロテーゼ・鼻のヒアルロン酸注入・耳介軟骨移植の特徴を比較表にまとめました。

↓表は横にスクロールできます

仕上がり 持続性 ダウンタイム 向いている人
鼻プロテーゼ シャープな鼻筋に 半永久的 やや長め
  • 鼻筋をしっかり整えたい
  • 鼻を高くしたい
  • 効果に持続性がほしい
ヒアルロン酸注入 自然な高さでなめらかな鼻筋に 1年~1年半程度 ほぼなし
  • まず変化を試したい
  • ダウンタイムをなるべく抑えたい
耳介軟骨移植 人工物を用いることなく、自然な鼻先に 半永久的 やや長め
  • 鼻先の形を細かく整えたい
  • 見た目と手触りの自然さを重視する

効果の持続性やダウンタイムなど、施術ごとに特徴が異なります。

鼻筋をしっかり整えて効果も長持ちさせたいなら鼻プロテーゼ、手軽な手術から試したいならヒアルロン酸注入、人工物を使わず自然に鼻先を整えたい人には耳介軟骨移植が向いているでしょう。

お悩み改善に適した施術であることを前提に、重視するポイントの優先順位を明確にして慎重に判断してください。

鼻プロテーゼの費用相場とクリニック選びのポイント

鼻プロテーゼの費用は、素材の種類や術式、アフターフォロー体制などによって幅があります。

値段だけで判断すると不安要素を見落としやすいため、相場と確認すべきポイントを整理しておくことが大切です。

■鼻プロテーゼの値段は?費用相場を確認しよう

鼻プロテーゼの費用相場は10~40万円程度が一般的です。

プロテーゼの素材や形状によって変動しますが、極端に安い場合は材料費や技術費がコストカットされていることも。

費用相場の範囲内であることを目安に、別途必要な費用についても確認しておくと良いでしょう。

鼻のヒアルロン酸注入の費用相場は5~15万円程度、耳介軟骨移植は30~120万円程度です。

これらと比較すると、鼻プロテーゼはちょうど中間にあたる価格帯といえます。

予算面も含めて自分に合う施術を選ぶことが大切です。

■鼻プロテーゼの施術を検討する際に注目したいクリニック選びのポイント

クリニック選びでまず注目すべきなのが、所属する医師の鼻プロテーゼの実績が豊富なこと。

技術力のある医師に依頼し、鼻プロテーゼが透ける、浮き出る、といったリスクを軽減しましょう。

公式ホームページやブログで症例写真を確認すると、仕上がりのイメージが湧きやすくなります。

その他、カウンセリングの丁寧さや修正対応が可能かどうか、アフターフォローの充実度などもチェックポイントです。

複数のクリニックを比較検討し、安心して任せられる依頼先を見極めましょう。

まとめ

鼻プロテーゼは、鼻根部~鼻尖のラインを整えるための施術です。

形を長期的に保ちやすく、一人ひとりに合わせて削り出したプロテーゼを施術に用いるため、持ちや鼻筋のラインにこだわりたい人向け。

手軽に試したいなら鼻のヒアルロン酸注入、人工物の挿入に抵抗があるなら耳介軟骨移植など、ニーズに合わせて理想の鼻を実現する施術を選びましょう。

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【治療の内容】プロテーゼ挿入
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回¥100,000~¥300,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】痛み、感染、むくみ、違和感、異物感など
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【治療の内容】鼻尖形成術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥300,000~¥600,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】鼻中隔延長
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】1回¥550,000~¥1,000,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、鼻中隔が曲がる、左右非対称、鼻先が硬くなるなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【施術の内容】ヒアルロン酸注射
【施術期間および回数の目安】約9~12ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】1本 ¥55,000~¥150,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認医薬品に関する注意事項について】
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・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

【治療の内容】耳介軟骨移植術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥220,000~¥450,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、血腫、感染、軟骨のずれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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