頬骨が出てると感じると、正面をはじめ、斜めや横顔といった顔全体の印象が気になりがちです。
骨格の問題なのか、年齢による変化なのか、原因が分からず対処に困ってしまうケースもあります。
本記事では、頬骨が目立つ原因と対処法をお伝えします。
メイクなどのセルフケアをはじめ、美容医療の選択肢までを冷静にひも解き、納得して判断するための視点をまとめました。
頬骨が出てる印象と、その顔立ちのメリット・デメリット
まずは、頬骨が出て見えるのはどのような状態を指すのか、印象の仕組みから整理します。
正面・斜め・横顔で印象が変わる理由
頬骨が出てるかどうかは、正面だけで判断されるものではありません。
とくに斜め45度や横顔から見た際には、こめかみより頬骨が出てるように見えることで、輪郭が角張った印象になります。
これは頬骨弓部(きょうこつきゅうぶ)と呼ばれる骨の張り出しに、皮下脂肪や筋肉の厚みがどう重なるかで印象が変わるためです。
正面では左右差が目立ちにくくても、動きのある表情や写真だと頬骨の位置が強調されて「顔が大きく見える」「目が小さい印象になる」と感じる人もいます。
一方で、立体感が出ることで写真映えしやすく、頬骨が出てる美人・芸能人として評価される顔立ちも存在するため、必ずしも欠点というわけではありません。
「頬骨が出てる」と言える基準は明確に定義されていないため、骨格と周囲組織のバランスによる見え方の問題という面が大きいです。
頬骨が目立つ顔立ちのメリット・デメリット
頬骨が目立つ顔立ちは、必ずしもネガティブなものではありません。
頬骨が高いと、顔に陰影が生まれ、シャープで洗練された印象になります。
実際、頬骨が出てる美人やイケメンと評される芸能人もおり、知的・クールといったイメージを抱くこともあるでしょう。
また、その立体的な見え方によって小顔効果が感じられることもあるなど、メリットも多数あります。
一方で、脂肪が少ない場合は骨ばかりが強調されるため、頬骨が出てる=ブサイクと感じる心理につながることも……。
とくに加齢や体重の減少といった要因が重なると、ゴツゴツした印象や疲れて見えてしまいがちです。
頬骨の印象は、全体のバランスによって評価が大きく変わることを理解しておきましょう。
頬骨が出て見える主な原因

続いて、頬骨が出てるように見えてしまう主な原因について整理していきましょう。
原因を分けて理解することで、頬骨を引っ込めることだけにとらわれない、現実的な対処法が見えてきます。
生まれつきの骨格による頬骨の張り
頬骨が出てる原因としてまず挙げられるのが、生まれつきの骨格です。
頬骨は顔の横幅を形づくる重要な骨で、外側に張り出していると、輪郭が強調されやすくなります。
とくにアジア人は頬骨弓部が横に広がりやすい傾向があり、正面より斜めから見たときに目立つケースが少なくありません。
こういった頬骨が出てるタイプは、皮下脂肪や筋肉が十分にあっても骨格自体が原因となるため、メイクや髪形で印象を和らげることはできても、完全に形を変えることは難しいです。
頬骨が高い骨格は、立体的で華やかな印象につながる一方、輪郭の主張が強く出やすいという特徴を持ちます。
加齢による脂肪減少と下垂の影響
若い頃は気にならなかったのに、年齢とともに頬骨が出てると感じ始める人もいます。
この場合、原因は骨ではなく、周囲の脂肪や筋肉の変化が関係している可能性があります。
加齢により頬の皮下脂肪が減少し、さらに重力の影響で下垂が進むと、頬骨の上にあったクッションが失われ、骨の輪郭が浮き出て見えるようになるためです。
とくに30代後半以降は、表情筋の衰えやたるみが重なって「頬骨が出てる」「顔が大きく見える」といった悩みにもつながりやすくなります。
このタイプは、骨格そのものよりもボリュームバランスの崩れが主な原因です。
若々しさの低下として自覚する方が多いです。
痩せ・生活習慣による輪郭変化
急激な体重減少や慢性的な疲労、噛みしめなどの生活習慣も、頬骨が出てる印象を強める原因の1つです。
ダイエットによって顔の脂肪が落ちると、頬の丸みが失われ、相対的に骨が目立ちやすくなることが考えられます。
また、歯ぎしりや食いしばりの癖は、咬筋が発達し、頬骨周辺のラインが強調されることがあるため要注意です。
骨格の問題と誤解されやすいですが、生活習慣を見直すことで印象が変わる可能性があります。
セルフケアで印象を和らげる方法

頬骨が出てると感じたとき、すぐに美容医療を検討する必要はありません。
メイクや髪型といった日常的な工夫でも、輪郭の印象は変えることができます。
ここからは、セルフでできる対策をチェックしましょう。
メイクで頬骨を目立たせにくくする考え方
頬骨が出てる印象を和らげるメイクの基本は、強調しないことです。
例えば、頬骨の高い位置に明るいチークを入れると、骨の張りが目立ちやすくなります。
そのため、黒目の下あたりからやや内側、低めの位置にふんわりと色を乗せることを意識しましょう。
シェーディングは入れすぎず、頬骨の下にごく薄く影を作る程度にしておきます。
ハイライトも控えめにし、鼻筋や目元など視線を縦方向に誘導することで、顔全体のバランスが整うためトライしてみてください。
髪型・フェイスラインの工夫
頬骨が出てる方が髪型として意識したいポイントは、横に広がるラインを強調しないことです。
耳にかけるなど頬骨の位置でボリュームが出るスタイルは、張りを目立たせやすくなります。
フェイスラインに沿ってレイヤーを入れたり、縦の流れを作ったりすることで、輪郭がすっきりとした印象になりやすいです。
他にも、長めに前髪を作ってセンターで分け、両方の頬骨をカバーする方法もあります。
マスクを着用する場合は、骨のラインが強調されにくい立体構造の、頬に密着しすぎないタイプがおすすめです。
美容医療で考えられるアプローチの全体像

セルフケアで改善が難しい場合、美容医療という選択肢があります。
ただし、頬骨が出てるといった悩みに対する医療的アプローチは、1つだけではありません。
ここからは、注入治療と外科的治療法の2パターンについて整理します。
非外科的治療|ヒアルロン酸・脂肪注入によるボリューム補正
骨を削らずに頬骨の印象を和らげる方法として、ヒアルロン酸や脂肪注入によるボリューム補正があります。
これは、頬骨そのものを小さくするのではなく、こめかみや頬のくぼみに適切な厚みを持たせ、凹凸の差をなだらかにする考え方です。
加齢や痩せによって脂肪が減少している場合、頬骨の上だけが突出して見えることがあります。
このようなケースでは、周囲のボリュームを補うことで、若々しくやわらかな印象に近づけることが可能です。
ヒアルロン酸は体内に存在する成分をもとにした注入剤です。
注入量や注入層を調整することで、自然な変化を目指します。
ただし、過剰な注入は不自然さや左右差につながる可能性があり、骨格由来の張りを完全に解消するものではなく「目立ちにくくする」治療である点を理解する必要があります。
外科的治療|頬骨縮小術の特徴と適応
頬骨縮小術は、クリニックや個々の状態によってさまざまな施術方法があります。
張り出した頬骨弓部を切る、または切って移動させることで、突出した頬骨を調整する外科的治療です。
生まれつき骨格の張りが強く、非外科的治療では十分な変化が得られにくい場合に検討されることがあります。
この治療は骨を切るという性質上、腫れやダウンタイムが一定期間生じます。
また、顔面神経や感覚神経の近くを操作するため、リスクについてしっかりと説明を受け、慎重に判断することが重要です。
治療では麻酔を使用することが多いです。
頬骨が出てる際の治し方として即効性を期待されがちですが、外科的治療は「最後の選択肢」と位置づけられることが一般的です。
顔全体のバランスを見極め、本当に必要かどうかを検討してから判断しましょう。
美容医療での治療を検討する前に知っておきたい注意点
顔の治療でとくに注意したいのが、神経や血管への影響です。
頬骨周辺には顔面神経や感覚神経があり、外科的治療ではしびれや違和感が一時的、または長期的に残る可能性があります。
頬骨縮小術に限らず、注入治療でも注入層や量を誤ると、左右差や不自然な膨らみにつながることを理解しておきましょう。
また、人の顔はもともと左右非対称であり、完全な対称性を求めることはあまり現実的ではありません。
「完璧な左右対称にする」「頬骨が出てる=必ず治すべき」という考え方ではなく、どこまでの変化を許容するか、明確にしておくことが大切です。
芸能人の症例やビフォーアフターに縛られすぎず、自身の顔のバランスを考慮したデザインを意識してみましょう。
まとめ
頬骨が出てると感じる背景には、骨格だけでなく、加齢による脂肪の減少や生活習慣など、複数の要因が重なっています。
外見の印象はメイクや髪型で調整できることもありますが、美容医療も選択肢のうちの1つです。
大切なのは原因を正しく理解し、自分にとって必要な変化の範囲を見極めること。
信頼できる医師と十分に相談し、どういった方法で理想的な頬を目指すか慎重に検討しましょう。
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