あれ、もしかして老け顔になってる??老けて見えるポイントと対応策!

あれ、もしかして老け顔になってる??老けて見えるポイントと対応策!

「実年齢より年上に見える気がする……」「なんだか顔に覇気がない……」そう感じていたら、老け顔のサインかもしれません。年齢とともに増えていく肌の悩みは、見た目の印象を変えるだけでなく気持ちまで暗くなりがち。スキンケアをいくらがんばっても抗えない老け顔は、実は人体の構造の変化と、ライフスタイルによる影響が隠されていました。この記事では、老け顔の特徴チェックリストをご用意。それをもとに、顔が老化する原因や、美容医療で受けられる対策を解説していきます。老化が進んでしまう前に、老けて見えるポイントを理解して早めにケアしていきましょう。

いくつあてはまる?老け顔に見られやすい人の特徴

老け顔の特徴といえばシワやたるみですよね。しかし老け顔に見える要因はそれだけではありません。顔のパーツごとのエイジングサインを掛け合わせると、顔全体が老け顔に!まずはあなたの老け見えポイントをチェックしてみましょう。

老け顔になる原因は2パターン

老け顔になる原因は、加齢によって骨格や肉のつき方など顔の形状そのものが変化するパターンと、肌質や生活習慣によって変化していくパターンの2つがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

パターン1.加齢による老け顔

人は年齢とともに、骨、筋肉、脂肪、皮膚と、顔の構造が変化していきます。原因となるポイントは以下の通り。1つずつ解説します。

<老け顔になる原因のポイント>
・皮膚が薄くなる
・頭蓋骨が委縮する
・筋肉や靭帯が衰える
・脂肪が減少する

・皮膚が薄くなる

そもそも皮膚は肌細胞(真皮線維芽細胞)によって、コラーゲン・ヒアルロン酸・エスラチンが生み出されています。若い人ほど肌にハリやツヤがあるのは、肌細胞がたくさんあり活発に働いているため。肌細胞は加齢とともに数が減少し、コラーゲンなどの生産能力も低下していきます。そのため皮膚そのものが薄くなり、ハリのない肌や、シワが刻まれやすい状態となるのです。

・頭蓋骨が委縮する

人は年齢を重ねるとともに新しい骨をつくる力が弱まり、頭蓋骨にも影響します。加齢によって委縮した頭蓋骨は、目や鼻のまわりは大きく広がり、こめかみや頬はへこみ、上顎・下顎は小さく変化。土台である骨が縮小すると、上にある皮膚はズレ落ちた状態となり、くぼみやたるみ、シワを引き起こします。

・筋肉や靭帯が衰える

骨のほかに皮膚を支えているのが筋肉と靭帯です。加齢によって筋肉が萎縮すると、筋肉と皮膚をつないでいる靭帯にこわばりやゆるみが発生。これにより重力に逆らえなくなった皮膚は下垂が加速し、たるみや口もとをもたつかせる原因を引き起こします。ゴルゴライン、マリオネットライン、ほうれい線といった老け顔3大要素も、靭帯が大きく関わっています。

・脂肪が減少する

脂肪も加齢によって減少することから、老け顔になる原因の1つとされています。脂肪が減った場所は空洞のような状態になり、皮膚の下垂によって脂肪が移動した場所は膨らんだ状態へと変化。とくに脂肪が多い頬まわりの変化は大きく、目の下のクマに見えるたるみや、頬のこけといった症状が顕著に現れます。

パターン2.加齢以外の要因による老け顔

画像は左側だけ紫外線を浴び続けた人が、左右で老化の進行に差が出た研究結果です。老化は加齢による顔の構造の変化以外にも、紫外線や乾燥など、さまざまな要因で加速します。主な原因は以下の通りです。

<老け顔になる原因のポイント>
・紫外線をよく浴びる
・肌が乾燥している
・表情筋をあまり使わない
・たるみの原因を放置している

・紫外線をよく浴びる

紫外線の波長のなかには真皮層に到達するものがあります。紫外線はコラーゲンやエスラチンといった肌の健康を保つ成分にダメージを与え、皮膚の老化を促進。さらに、紫外線から肌を守ろうとメラニン色素が過剰に分泌され、シミの発生や進行も早めてしまいます。紫外線はたるみや深いシワ、シミといった老け顔の要素をつくる最大の敵ともいえるでしょう。

・肌が乾燥している

肌の乾燥によるバリア機能の低下も、老け顔をつくる原因です。乾燥によってキメが乱れた肌は、紫外線などの外的刺激を受けやすくなり、肌のターンオーバーを低下させます。ターンオーバーのサイクルが乱れた肌はさらに乾燥が進み、シワが刻まれやすい状態に。表皮上にできる小ジワも、乾燥によるものです。早めにケアをしなければ、真皮の深いシワへと進行していきます。

・表情筋をあまり使わない

表情筋のなかでも口まわりの「口輪筋」は、頬や顎の筋肉にもつながる重要な部位です。笑う、怒るといった感情表現や会話が少ない、また食事の際に噛む回数が少ない方は、顔の筋肉の衰えを手助けしているかもしれません。また、目のまわりにある「眼輪筋」も、目もとのたるみに影響しています。日ごろから意識して表情筋を動かすこと、顔のパーツを部分的にケアすることがたるみを防ぐポイントです。

・たるみを放置している

たるみの原因は、加齢や紫外線によるもののほか、姿勢の悪さやストレスによるホルモンバランスの乱れ、過度な飲酒や喫煙による栄養不足など多岐にわたります。放置していると血行が悪くなり、老廃物が蓄積。肌の細胞に必要な酸素や栄養が行き届かず、肌のターンオーバーを遅らせ、乾燥、くすみ、毛穴の開き、シミ、シワなどを進行させることにつながります。

美容施術で変わる!それぞれの老け顔対応策

老け顔になる原因からも分かるように、老け見えするのは乾燥・シミ・シワ・たるみが複合的に進行することが問題です。自分の老け見えポイントを理解したら、美容施術で徹底的にケアしてみませんか?ここではそれぞれの悩みに適した施術をご紹介します。

乾燥対策

乾燥を防ぐには日ごろの保湿やUV対策などが大切ですが、スキンケアではうるおいを表皮までしか届けることができません。より確実に対策するには、美容有効成分を真皮層まで届ける施術がおすすめです。代表的な施術に、マッサージピール、エレクトロポレーション、水光注射があります。

マッサージピール……肌に浸透させた薬剤が細胞に働きかけ、コラーゲンを増やすことでハリやツヤを取り戻します。コウジ酸配合でメラニンや炎症物質の生成を抑制し、肌のトーンアップも狙うことも可能です。費用は1回約14,000円~。施術直後から変化を感じられますが、2~3週間に1回のペースで5回前後行うとより効果的です。

エレクトロポレーション……専用の機械で特殊な電流を流し、肌に薬剤を浸透させます。従来のイオン導入に比べ約20倍の浸透力があり、肌の奥深くまで確実に有効成分を届けることが可能。費用は1回約10,000円~と手軽に治療でき、すぐに効果を感じられるのも魅力です。1~2週間に1回のペースで、5回前後行うことが推奨されています。

水光注射……真皮の上層部分へダイレクトに薬剤を注射する方法です。医師による手打ち、または機械で、ヒアルロン酸をベースにした有効成分を肌全体に浸透させます。注入する薬剤によって得られる効果が異なり、うるおい不足のほか、シミやシワなど悩みに合わせた有効成分を選べるのが特徴です。費用は薬剤や注入方法によって異なりますが、50,000円前後が目安。効果が持続しやすく、初めは2週間おきに、その後目的に応じて月1回のペースで5回前後注入します。

シミ対策

シミ治療といえばレーザーが代表的ですが、目立つ濃いシミにはピコスポット、広がるシミにはピコトーニング、色ムラやくすみ改善にはルメッカ(光治療)のように、悩みに合わせて施術を使い分けると効率的な治療ができます。

ピコスポット……高出力のレーザーをシミにピンポイントで照射し、シミのもとであるメラニン色素を破壊します。従来のレーザー治療に比べ出力が高く、濃いシミや細かいシミにも対応。シミの大きさや個数にもよりますが、1回の施術で治療が完了することもあり、通院回数が少ないのが特徴です。費用は5mm以下のシミで約5,000円~が相場となります。

ピコトーニング……低出力のレーザーを顔全体にあて、薄いシミや肝斑、そばかすにも対応できる治療。くすみの改善やトーンアップなども期待できるため、全体的な肌の悩みを改善したい方にもおすすめです。肌へのダメージやダウンタイムがほぼないのも特徴。費用は約10,000円~で、2~3週間に1回を5回以上継続すると効果を実感しやすくなります。

ルメッカ(光治療)……光治療(IPL)はレーザーとは異なる特殊な光を顔全体に照射し、薄いシミや顔の赤み、小ジワなどを同時に改善できる治療です。中でもルメッカは従来の光治療に比べて性能が高く、早い人では月1回の施術を2~3回継続するだけで効果を感じられます。費用は1度の施術につき約15,000円前後が目安です。

シワ対策

シワは大きく分けて、表皮にできる小ジワ、真皮にできる大ジワ、表情筋の動きに合わせて現れる表情ジワの3種類があります。それぞれシワの原因が異なるため、アプローチする治療方法も変わってきます。浅いシワには光治療や導入治療のほか、ポンテンツァもおすすめ。深いシワにはヒアルロン酸表情ジワにはボトックスなどが用いられます。

ポテンツァ……極細の針を真皮層まで刺し、針の先からラジオ波の熱を加える施術。表皮にダメージを与えず細胞を刺激し、創傷治癒の過程で小ジワの改善やコラーゲンの生成を促します。痛みを感じやすい施術ですが、少ない回数で効果を実感できるのが特徴。費用は約50,000円~で、シミ改善の場合は月1回のペースで3回以上の治療が望ましいでしょう。

ヒアルロン酸注入……シワが気になる部分にヒアルロン酸を注射し、皮膚を内側から盛り上げることでシワを改善する治療です。ヒアルロン酸が持つ保水力で、ハリや弾力の向上も期待できます。ダウンタイムがほぼなく、即効性の高さが人気。ただし対処療法となるため持続期間に限りがあり、注入する薬剤によって6~24ヶ月が目安となります。費用も薬剤の種類や量で異なり、約60,000円~が目安となるでしょう。

ボトックス……おでこや眉間、目尻、顎などにできる表情ジワには、ボトックス注射が有効です。ボトックスの主成分ボツリヌストキシンの作用で、筋肉をゆるめてシワをできにくくします。効果は注射してから数日後に現れ、約3~6ヶ月持続。費用は約10,000円~で、定期的に注射することでより持続性が高まります。

たるみ対策

たるみには肌の内側から引き上げる施術が効果的です。医療HIFU(ハイフ)糸リフトなど、メスを入れない施術が人気。骨萎縮によるたるみには、上述したヒアルロン酸注入や、美容外科施術の脂肪注入が適しています。

医療HIFU(ハイフ)……超音波の力で強い熱エネルギーを照射し、皮膚の深層部を収縮させる治療です。表皮にダメージを与えることなく、根本から引き締めてたるみを改善します。主にフェイスラインのたるみなどに効果を発揮し、3ヶ月~1年ほど効果が持続。費用は使う機種によって異なりますが、もっとも性能が良いもので100,000円~が目安です。

糸リフト……皮膚の下に特殊な糸を通し、たるみを土台から持ち上げる施術。とくに顔の下半分のたるみに効果的で、将来のたるみを予防することもできます。効果は1~2年ほど持続し、費用は約120,000円~。表皮を傷つけず、さらに糸は体内に吸収されるため、何度でも施術できるのが特徴です。

脂肪注入……患者自身の脂肪を採取し、シワやたるみが気になる部分に注入する美容外科施術。同様の効果があるヒアルロン酸注入が対処療法なのに対し、脂肪注入は脂肪細胞が上手く定着すれば半永久的に効果が持続します。骨萎縮によるこめかみのへこみや、頬のコケもふっくらとしたハリのある仕上がりに。治療は基本的に1回で済みますが、経過によっては複数回行うこともあります。費用は280,000円~と比較的高額です。

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まとめ

老け顔は加齢や外部要因によってもたらされます。シワやたるみ、シミなどの症状は、できてしまうとセルフケアではなかなかもとには戻せません。加齢を止めることはできませんが、美容医療の力を借りて対策を行うことで、進行を遅らせたり、気になる部分を改善したりすることはできます。ぜひこの記事を参考に、上手に歳を重ねて、自信に満ちあふれる人生にしていきましょう。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
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