大垣美容クリニック美容皮膚科医 八尋かれん先生へインタビュー。八尋先生は、『可愛くなることに貪欲』という言葉通り、とてもチャーミングな方。プライベートでは小学生の子を持つママという事実に、驚きを隠せません。地元である岐阜に拠点を移し、「大垣美容クリニック」で患者さまとの関係構築に意欲を燃やしておられます。今回はそんな八尋先生に、医師になった背景から美容医療への想い、ご自身の強みなどをお伺いしました。
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ドクタープロフィール
大垣美容クリニック
八尋 かれん(やひろ かれん)先生
ナチュラルな注入を得意としており、患者さまのもともとの顔立ちを活かし自然な美しさを重視した施術を行う。大阪の美容クリニックで研鑚を積んだのち、2024年に出身地である岐阜県に戻り、地元の美容医療をもっと盛り上げていきたいと大垣市にある「大垣美容クリニック」に入職。加えて「じんないクリニック」や「etoile clinic(エトワールクリニック)」にも非常勤で勤務。プライベートでは小学生の女の子のママでもあり、仕事と子育てに日々奮闘中。
(経歴) 2016年 藤田医科大学 卒業 2018年 関西医科大学 初期研修終了 2019年 Wクリニック 2020年 ゆうきクリニック 2021年 EMOクリニック 2022年 BAOクリニック 2024年 大垣美容クリニック、etoile clinic、じんないクリニック |
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医師としての背景 ~美容医療の道を志したきっかけ~
―――八尋先生はどういった理由で医師を目指したのですか?
もともと父が医師という環境で育ち、医師という仕事はずっと身近に感じていました。その環境もあり姉は早い段階から医師を目指していたのですが、私はというと医師として働くイメージが全然つかなくて…。でも、何をしたいかは決まっていませんでしたが、自立した女性になりたいという漠然とした将来像はありました。手に職をつけて一生自分で働ける仕事に就きたいと考えたときに、思い浮かんだ職業はやっぱり医師だったんです。医師になるという気持ちを固めたのは高校2年生と周囲よりも遅かったのですが、そこから努力を重ねました。
―――数ある診療科の中から、美容皮膚科の道に進むことを決めたタイミングを教えてください。
医師になると決めたときからですね。医療の観点から美容に携わりたいとはじめから決めていたんです。私はもともときれいになりたい、可愛くなりたいという気持ちに貪欲で、ファッションやメイク、見せ方にもこだわっていました。好きなことを仕事にしたいというのが、美容皮膚科医を目指した理由です。
今は美容医療分野も開けていますが、私が大学生のときには美容医療を希望する人は本当に少なくて…。せっかく医師になったのにいきなり美容皮膚科、自費診療を目指すなんて、という雰囲気もありましたが、周りに何を言われようと気持ちは揺るぎませんでした。
美容医療の地域による情報格差 ~大阪と岐阜の地域ギャップ~
―――大阪の中心部から岐阜の大垣市で働くようになってまだ日は浅いと思うのですが、地域のギャップは感じられましたか?
そうですね、大阪から大垣に引っ越してきたばかりで患者様とお会いできた回数もまだ多くはないのですが、エリアのギャップを感じた部分もあります。たとえば大阪では男性向けの美容クリニックも増えてきた印象でしたが、大垣にはまだ多くありません。また、大阪では施術メニューに詳しい患者様が多かったのですが、こちらではまず施術の種類やもたらす変化をお伝えするケースが多い印象です。
もちろん人口の違いもあり一概には言えませんが、地域の情報格差を感じた部分もあるので、伸びる余地も十分にあるのではないかと思っています。地域に根差した美容医療を目指すにあたり、どうギャップを取り除くかがこれからの課題ですね。
―――どのようにギャップを取り除いていくのが良いか、八尋先生の考えを教えてください。
都心部ではインスタグラムの影響が大きかったのですが、地方は口コミの力が根強いのかなと思っています。友だちや家族、親戚、会社の同僚など、近しい方の声から広がっていくことも多く、口コミ経由で県をまたいでクリニックを訪れる患者様も珍しくありません。
「大垣美容クリニック」が目指す地域に根差した美容医療は、一人ひとりの患者様とともに美しく年齢を重ねていけるパートナー関係を築いていけるのが理想です。口コミなどを通し勇気を出して来院してくれた患者様を大事にして真摯に向き合っていけば、長く通ってくださる方も増えるのかなと思っています。
八尋先生の思うご自身の強み ~ナチュラルに患者様の良さを引き出す~
―――八尋先生の得意とされている施術や施術するうえで大事にしていることを教えてください。
私が得意としているのは、ナチュラルな注入です。あくまでも自然に、患者様の良さを前面に出せるように心がけています。「表情が固まってしまうのでは」「パンパンにならない?」と美容医療に対してマイナスのイメージを持っている方も少なくないので、プラスのイメージになるような働きかけができればうれしいですね。
近年、美容医療業界が拡大し、それに携わる医師もどんどん増えている状況です。その中で自分に何ができるのか模索している段階ではありますが、私は患者様との信頼関係を第一に考えて施術を行っています。嘘をついたり、嫌がる治療をしたりということは絶対にしないと決めていて。患者様のことだけを考えて、正直に接すれば、その姿勢は伝わると思っています。
現在日々スキルアップに励んでいる最中で、誰よりもこれが上手ですと胸を張れるわけではないのですが、私に診てもらいたいと思っていただける患者様との信頼関係を築いていけるよう、真摯に取り組んでいくつもりです。
美容医療への情熱 ~1本の注射でも人生を変えていける~
―――八尋先生がやりがいを感じるのはどんなときですか?
注入は比較的取り入れやすい施術のため、私の患者様は美容初心者の方が多い傾向にあります。なかには私のインスタグラムアカウントをきっかけに興味を持ってくださり、来院してくれる患者様も。美容医療に興味はあるけど何をしたら良いか分からないという方も多いのですが、カウンセリングを通して患者様に向き合う中で、一歩踏み出す勇気が与えられるとやはりうれしいですね。医師として治療方針を決め、患者様の求める美しさに向き合えることは、責任も伴いますがやりがいでもあります。
また、「1本のボトックスでこんなに変わるんだ!」という感動に立ち会う場面も少なくありません。メスを使わない注入施術でも肌への効果は大きいですし、それだけでも気持ちが前向きになる患者様はたくさんいらっしゃいます。命が救えるわけではありませんが、美しく年齢を重ねられるようサポートすることも一つの医療の側面です。患者様の人生を豊かさの一端に関われることは、大きなやりがいだと思います。
読者や患者様に向けて伝えたいメッセージ ~美容初心者の方が気軽に相談できる存在でありたい~
美容医療に興味はあってもなかなか勇気が持てず踏み出せない、何をしたら良いのか分からないといった方も多いと思います。私自身もともと美容に関心はありましたが、美容医療に詳しくなったのは実際に働き始めてから。「こんな施術がしたい!」とはっきりとした希望がなくても、とりあえず聞いてみたい、話をしてみたいという方は、カウンセリングだけでもかまいません。どうしたらきれいになれるのかを客観的な視点からお伝えして、その方らしい美しさを引き出すお手伝いができるとうれしいです。