【NERO要約】海外NEWS:結腸直腸がんにおける口腔微生物を特定…?!

NEROが、美容医療に関する注目のNEWSをとりまとめ!


NEROでは、美容医療に関連するニュースを5秒でわかる内容に要約してお届けします。今回のNEWSでは結腸がんと口腔内にいる細菌が関連・特定したという内容です。

 

腸内の細菌が結腸直腸がんに影響する可能性があることが研究で明らかになりました。特に、フソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum:F. nucleatum)の一種であるFna C2が注目されています。
※2024年 3 月 20 日にNature 誌に掲載された新しい研究

この細菌は、口腔内から腫瘍に移動し、増殖を促進することが示されました。さらに、このタイプのF. nucleatumが腫瘍組織でより一般的であり、便中にも高頻度で見られるという。
研究者は、この細菌を標的にした治療法の開発に取り組んでおり、がんの診断や治療に新たなアプローチを提供する可能性があることを示唆しました。
口腔の健康は全身の健康にも影響を与えるため、口腔衛生の重要性も強調されているといえるでしょう。

 

▼NERO ’s Check Point

以前から口⇔腸内細菌の関係は数多く論じられてきました。
新しい研究で、腸内微生物が結腸直腸がんの進行に関与している可能性が浮かび上がったNEWS。
特に、Fusobacterium nucleatum(F. nucleatum)という微生物が注目され、口内から腸内に移動し、がんの発生や進行に影響を与える可能性が示唆されています。

この知見は、微生物ががんの進行に関与する可能性を示すと同時に、口腔の健康が全身の健康に影響を与えることも示唆しています。
将来的には、微生物をターゲットにした新たな治療法や予防法の開発につながる可能性があるといえるでしょう。

持続的な健康維持は良好な口腔環境の保持も必須でしょう。


【NEWSを要約すると?】

  1. 人間の腸内には何兆もの細菌が存在し、その中には役立つものもあれば胃潰瘍などの症状を引き起こす可能性もある。
  2. 特定のFusobacterium nucleatum(F. nucleatum)タイプ、Fna C2は腫瘍組織でより多く見られ、結腸直腸がん患者の便中にも増加している。
  3. 酸に対する耐性が高く、腫瘍細胞内に隠れる能力を持ち、腫瘍形成に有利な環境を作り出す可能性がある。
  4. 腫瘍の発生を増加させ、腫瘍細胞が利用するエネルギーに変化をもたらすことが示されている。
  5. この細菌を阻害することで、がんの進行を遅らせたり、新しい治療法を開発したりする可能性がある。
  6. 口腔の健康も結腸直腸がんのリスクと関連しており、Fna C2の研究はがんの予防や治療に対する新たなアプローチを提供している。

記事本文は以下をご確認ください。

▼以下ニュース本文引用/

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