デリケートゾーンの「黒ずみ」原因は?セルフケアや治し方・予防を徹底調べ

デリケートゾーンの「黒ずみ」原因は?セルフケアや治し方・予防を徹底調べ

「デリケートゾーンの黒ずみが気になる」とお悩みの方はいませんか?デリケートゾーンの黒ずみには適切なケアが必要です。そこで、この記事では、デリケートゾーンの黒ずみの種類や原因、セルフケアの方法や美容医療に頼る黒ずみケアについてわかりやすく解説します。デリケートゾーンの黒ずみを改善したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.デリケートゾーンの黒ずみには種類がある

出典:photoAC

デリケートゾーンは、女性器とその周辺指し、ビキニラインの「Vライン」、陰部の両側の「Iライン」、肛門周辺の「Oライン」を総称してVIOと呼ばれる部分です。VIOの黒ずみに悩んでいるけど、なかなか人には言えないという方も多いでしょう。まずは、デリケートゾーンの黒ずみの種類についてご説明します。

■色素沈着

デリケートゾーンの黒ずみの原因の一つに色素沈着があります。色素沈着とは、メラニンが異常に増え、皮膚表面が濃い色になった状態です。デリケートゾーンの黒ずみの多くは、色素沈着によるものだと言われています。とくに日本人はメラニン色素が多いと言われており、黒ずみが目立ちやすくなります。

■毛穴の詰まり

デリケートゾーンの毛穴が皮脂や汚れで詰まると、黒ずみの原因になります。デリケートゾーンの毛は太いため、毛穴が大きく余分な皮脂や汚れが溜まりがちです。溜まった皮脂はそのままにしておくと酸化して褐色になり、黒ずみの原因となります。

■乾燥

デリケートゾーンの皮膚の乾燥も、黒ずみの原因の一つです。皮膚が乾燥すると、角質が厚くなり黒ずみが発生。また、皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなると、皮膚トラブルも起きやすくなります。皮膚が炎症を起こすとその部分が酸化することもあり、黒ずみを引き起こす原因となります。

■感染症

デリケートゾーンの黒ずみは、感染症が影響している場合もあります。カンジダ感染症は、高温多湿で発症しやすい感染症です。また、疲れているときやストレスが溜まっているときなど、免疫力が低下しているときにも発症しやすくなります。カンジタ感染症を発症すると、デリケートゾーンに強いかゆみが生じます。掻いてしまったり過度に洗浄したりすると、さらに皮膚が強い炎症を起こすことも。皮膚が酸化し黒ずみの原因となります。

2.デリケートゾーン黒ずみの原因を知ろう

ここでは、デリケートゾーンに黒ずみができてしまう原因を見ていきましょう。デリケートゾーンの黒ずみがひどいという方は、以下の原因が考えられます。

■下着による摩擦

デリケートゾーンが下着などの摩擦により刺激を受けると、メラニンを生成して黒ずみとなります。これが、色素沈着によるデリケートゾーンの黒ずみです。デリケートゾーンの摩擦の要因は、きつめのズボンの着用や洗いすぎなども考えられます。また、生理用ナプキンによるムレやかぶれが炎症を引き起こし、色素沈着につながる場合もあります。

■ムダ毛処理による炎症

VIOゾーンのムダ毛処理によって炎症を引き起こすと色素沈着につながり、デリケートゾーンの黒ずみの原因となります。誤った自己処理は、皮膚を傷つけ黒ずみの原因となることもあるので注意しましょう。

■ターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーの乱れも、デリケートゾーンの黒ずみの原因の一つです。ホルモンバランスの乱れや加齢、ストレスなどによりターンオーバーの機能が低下すると、メラニン色素の排出がうまくできなくなります。古い角質が剥がれず、メラニンによる色素沈着が起こりやすくなってしまうのです。

3.セルフでできる黒ずみケア

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ここでは、セルフでできるデリケートゾーンの黒ずみケアについてご紹介します。

■正しい方法で洗浄する

デリケートゾーンは、洗いすぎると摩擦で色素沈着を引き起こします。水圧の強いシャワーを使ったりゴシゴシと洗ったりするのはNG。デリケートゾーンを洗うときには、やさしく洗ってぬるま湯で流しましょう。ムレや毛穴詰まりによる黒ずみを防ぐためには、日頃からVIOを清潔にしておくことが大切です。

■クリームやジェルで保湿する

デリケートゾーンは乾燥すると炎症を起こしやすく、黒ずみの原因となります。乾燥からデリケートゾーンを守るためには、クリームやジェルを使用して保湿することが大切です。薬局やドラックストアなどにもデリケートゾーン専用の商品が売っているので使ってみましょう。

■ゆとりのある下着をつける

締めつけ感のある下着やボトムスは、皮膚と生地が擦れて黒ずみの原因になります。なるべくゆとりのある下着やボトムスを着用するようにしましょう。下着は、通気性の良い素材で縫い目のないシームレスのものがおすすめです。皮膚への刺激がなければ、メラニン色素は生成されにくくなり、デリケートゾーンの黒ずみは軽減されるでしょう。

■肌に合った生理用品を選ぶ

デリケートゾーンの黒ずみは、生理用品によるムレやかぶれも原因となります。黒ずみを予防するためには、こまめに生理用品を交換してムレにくくするほか、肌に合った生理用品を選ぶことも大切です。どの生理用ナプキンを使用してもムレてしまうなら、タンポンや経血カップなどを活用してみるのも良いでしょう。

■生活習慣を整える

デリケートゾーンの黒ずみを予防するには、肌のターンオーバーを整える必要があります。そのためには、生活習慣を整えることが大切です。バランスの良い食事を摂り、十分な睡眠時間を確保しましょう。ストレスをため込まないように、適度な運動をすることも大切です。

■長時間座りっぱなしを避ける

長時間の座り姿勢も、デリケートゾーンの黒ずみの原因となります。座っている時間が長いとどうしてもデリケートゾーンに負担がかかるからです。デスクワークが長いときには定期的に違う姿勢に整え直したり、やわらかいクッションを敷いたりなど、デリケートゾーンへの負担を減らすように工夫しましょう。

4.美容医療に頼る黒ずみケア

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セルフケアをしていてもなかなかデリケートゾーンの黒ずみが改善しないときは、美容医療に頼りましょう。ここでは、美容医療でデリケートゾーンの黒ずみを治す方法をご紹介します。

■ピーリング

ピーリングは、肌のターンオーバーのサイクルを整え、黒ずみの改善が期待できます。また、ピーリング剤の種類によっては、メラニン色素を作り出すメラノサイトの働きを抑えてくれるものもあります。デリケートゾーン専用のピーリング剤なら、VIOの黒ずみケアも可能です。黒ずみが気になる部分に塗布し浸透させ、薬剤を拭き取ったあと保湿剤を塗布して施術終了。痛みやダウンタウンは、ほとんどありません。

■レーザー治療

レーザー治療でデリケートゾーンに沈着したメラニン色素を破壊すると黒ずみは改善されます。しかし、肌のターンオーバーは毎日繰り返されているため、また黒ずみが発生する可能性はあるでしょう。レーザー治療はデリケートゾーンの黒ずみ改善以外にも、膣の締まりを良くしたり、尿漏れを改善したりする効果も期待できます。

■小陰唇縮小

小陰唇縮小は、肥大化した小陰唇を小さくしたり、左右差を整えたりする治療法です。小陰唇にはみだす部分が多いと、摩擦が起こり黒ずみの原因となります。小陰唇縮小をすると、色素沈着を起こしている皮膚を取り除くため黒ずみが改善され、かゆみやにおいの改善も期待できます。

■まとめ

デリケートゾーンの黒ずみの種類や原因、セルフケアの方法や美容医療に頼る黒ずみケアについてご紹介しました。デリケートゾーンの黒ずみには、適切なケアが大切です。肌への刺激を減らし、生活習慣を見直し、肌のターンオーバーを整えましょう。セルフケアでも治らない長年の黒ずみは、美容医療で効果的に改善するのも一つの手です。

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