【目の下のクマ取り】ダウンタイムの経過は?どんな過ごし方をしたら良い?

【目の下のクマ取り】ダウンタイムの経過は?どんな過ごし方をしたら良い?

目の下のクマ取り治療を検討の際、「ダウンタイムが私生活に響かない?」「周囲の人にバレたくない」と治療に踏み切れない方は多いでしょう。一般的に、クマ取り治療のダウンタイム期間は長めと言われています。仕事や大切な予定を控えている方は、治療後の経過を予測しておくことがポイント。そこで今回は、クマ取り治療のダウンタイムを解説するとともに、日数ごとの経過やダウンタイム中の過ごし方、周囲への言い訳をご紹介します。

1.クマ取り治療は必ずダウンタイムがある?

出典:photoAC

クマ取り治療にはいくつか種類があり、それぞれダウンタイムの期間が異なります。まずはダウンタイムがあるとされるクマ取り治療にはどのようなものがあるのか知っておきましょう。

■ダウンタイムがあるクマ取り治療

ダウンタイムがあるとされる主なクマ取り治療は以下の3つです。それぞれの施術内容や、ダウンタイムの長さ、どんな人に適しているか解説します。

経結膜脱脂法

経結膜脱脂法は下まぶたの裏を切開し、余分な眼窩脂肪を取り除く治療です。顔の表面にメスを入れないため、ダウンタイムは1~2週間程度です。「切らないクマ取り」とも呼ばれていますが、腫れや内出血を伴うことがあります。多くの場合、目の下のたるみが重度の方に採用されます。

裏ハムラ法

裏ハムラ法は下まぶたの裏を切開し、余分な眼窩脂肪を移動させる治療です。膨らんだ部分の脂肪を移動させ、クマとくぼみを同時に改善します。経結膜脱脂法と同様、顔の表面を切らないクマ取りで、1~2週間のダウンタイムを要します。比較的年齢が若い方や、目の下のたるみが中程度の場合に採用される傾向があり、クマが再発しにくいと言われる治療法です。

ハムラ法

ハムラ法は下まぶたの表を切開し、余分な眼窩脂肪を移動させつつ、たるんだ皮膚を切除する治療です。顔の表面にメスを入れるため治療後の熱感や痛みが生じやすく、ダウンタイムは1ヶ月ほど要します。ハムラ法はクマ・たるみ・くぼみを同時に解消し、眼輪筋を調整して目の形状を整えることも可能です。年配の方や、クマ・たるみが重度の方に適していると言われています。

■クマ取り治療のダウンタイムで腫れや内出血がひどい理由

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クマ取り治療後の経過が悪い理由は、治療に使う針の太さや皮膚の薄さ、体質などの相性が関与していると考えられています。また、経結膜脱脂法では脂肪を取り除いたあと、へこんだ部分に脂肪注入やヒアルロン酸注入を組み合わせることも。その場合も、内出血が出やすくなると言われています。

ダウンタイムを抑えて治療したい場合は、顔表面を切らない経結膜脱脂法や裏ハムラ法によるクマ取り治療が適しています。これらの治療後に現れる症状は、主に腫れや内出血で、ほとんどの場合数日~1週間程度で落ち着き、メイクでカバーすることも可能です。ただしひどいケースではメイクで隠せるようになるまで2週間ほどかかることもあります。

2.クマ取りのダウンタイムの経過と過ごし方の例

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クマ取り治療で気になるのは、やはりダウンタイムの経過ですよね。ここでは顔の表面を切らないクマ取り治療を例に、腫れや内出血の経過と過ごし方をご紹介します。ただし、経過には個人差があるため、目安として参考にしてみてください。

クマ取り施術直後

施術直後は、腫れや青みがかった内出血が現れやすくなります。痛みはほぼないのが一般的。当日の入浴は避ける必要がありますが、患部を除いてシャワーや洗顔は可能です。

クマ取りのダウンタイム1日目

施術翌日は引き続き腫れがあり、むくんだ印象になりやすいでしょう。また目の異物感や若干の痛みなど、違和感があることも。メイクはこの日から可能ですが、患部に細菌が入ると感染症を引き起こす可能性があるため、なるべく目もとには刺激を与えないほうが無難です。

クマ取りのダウンタイム3日目

クマ取り治療後の経過は、2~3日目が腫れや内出血のピークと言われています。黄みがかった内出血や、腫れぼったさが現れるかもしれません。内出血が気になる場合は、メイクでカバーしましょう。

クマ取りのダウンタイム7~10日目

治療後7~10日が経過すると、徐々に腫れや内出血が落ち着いてきます。むくんだ目もとがすっきりしてくるのもおよそこの頃でしょう。コンタクトや入浴、運動なども7日目以降から可とするクリニックが多いようです。

クマ取りのダウンタイム14~30日目

顔の表面を切らないクマ取り治療は、ほとんどの場合14日ほどでダウンタイムを終えて自然な仕上がりになります。注入治療を組み合わせた場合は、30日もすれば注射痕が目立たなくなり、目もとが安定するでしょう。

3.ダウンタイムを早く終わらせるには?

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クマ取り治療後の経過は人それぞれですが、ダウンタイム中の内出血や腫れがひどい場合、少しでも早く改善したいですよね。治療後の症状は、次の4つの対策で軽減できるかもしれません。クマ取り治療の際は意識して取り入れていきましょう。

■保冷剤などを使って冷やす

施術後に痛みや熱感がある場合は、冷やすことで炎症を抑えられます。冷やしたタオルや、ガーゼにくるんだ保冷剤でアイシングしてみてください。冷却シートや冷湿布は、直接貼るとかぶれる恐れがあるため使用を控えましょう。また、冷やしすぎも症状を悪化させてしまうため、1回5分程度を目安に時間をおきながら試してみてください。

■寝るときは頭の位置を高くする

頭が心臓より下にあると、血流が悪くなりむくみの原因に。腫れを長引かせないためにも、寝るときは枕を重ねるなどして頭の位置を高くしておくと良いでしょう。うつぶせや長時間の睡眠も、顔に水分が溜まりやすくなるため要注意です。

■安静にする

激しい運動や入浴、飲酒は血行を良くして腫れを長引かせる可能性があります。ダウンタイム中はできるだけ安静に過ごし、体の回復力を高めることが大切です。仕事が忙しい方は、有休や長期休暇を利用して、スケジュールを調整しておきましょう。

■技術力が高いクリニックを選ぶ

クマ取り治療後にダウンタイムが長引くリスクを抑えるには、医師の技術力もポイントになります。実績が豊富で、クマの状態に適した治療を行うクリニックを選びましょう。ダウンタイムに不安が残る方は、必ず事前のカウンセリングで相談しておくことが大切です。また、治療後に症状が長引いていると感じたら、早めに医師に相談しましょう。

4.クマ取りのダウンタイム中に使える言い訳

クマ取り治療後に外せない仕事や予定があり、「治療したことを周囲にバレたくない」という方は、眼鏡やマスクで顔を隠すのがおすすめ。それに加えて、言い訳も用意しておくと安心です。ここではクマ取り治療のダウンタイム中に使いやすい言い訳を3つご紹介します。

花粉症やアレルギーを理由にする

花粉症で目に現れる症状は、赤みや腫れ、涙目などです。クマ取り治療後の症状に似ているため、言い訳として納得してもらいやすいでしょう。また、花粉だけでなく空気中に浮遊するアレルゲンのせいにするという手もあります。

目をぶつけたことにする

日常生活で、どこかに体をぶつけたり、スマホを顔に落としたりするのはよくあることです。物理的に目もとに衝撃が加わったなど、不慮の事故のせいにする言い訳もおすすめです。

眼科の治療を受けたことにする

ものもらいが悪化すると、眼科で切開手術を行うことも。術後の症状はクマ取り後の症状にも似ているため、言い訳として違和感がありません。また、ものもらいは再発する可能性があり、クマ取り治療を再度受けることがあった際も言い訳を貫き通しやすいでしょう。

まとめ

クマ取り治療は、顔の表面を切らない方法や注入治療を併用する方法、顔の表面にメスを入れる方法などさまざま。クマの状態に合った治療を行うこと、また治療後は腫れや内出血があるものと理解しておくことが大切です。治療後の症状はひどくなる可能性もあるため、2週間ほど経過を見ておきましょう。仕事の都合や周囲にバレたくないなどの理由で治療をためらっている方は、ぜひ今回ご紹介した対策や言い訳を活用して、理想の目もとを目指してみてくださいね。

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