ほうれい線ができにくい骨格って?原因と一番効果的なほうれい線対策はある

ほうれい線ができにくい骨格って?原因と一番効果的なほうれい線対策はある

ほうれい線ができにくい骨格・できやすい骨格には、どんな違いがあるのでしょうか。また、若いのにほうれい線が目立ったり生まれつきほうれい線がはっきりしたりしている場合、何が原因なのでしょうか。今回は、できにくい骨格・できやすい骨格の特徴とともに、自分でできる対策方法を解説します。さらに、美容医療を用いてほうれい線へアプローチする方法も紹介するので、参考にしてください。

1.ほうれい線が若いのにあるのは骨格が関係している?

出典:photoAC

ほうれい線は、年齢や性別に関係なく誰にでもあるものです。一般的には、40代頃から目立ち始めることが多く、20代や30代と若いのに気になる場合、実は骨格が影響している可能性が大いにあります。早速、ほうれい線ができやすい骨格、できにくい骨格にはどんな特徴があるのか見てみましょう。

■ほうれい線ができやすい骨格

ほうれい線ができやすい骨格には、以下のような特徴があります。

頬骨が高い位置にある

頬骨が高い方は、頬と口角を引き上げたときに高さが出やすく、やわらかな笑顔を作りやすい傾向があります。しかし、顔の脂肪や筋肉が減ると骨が張ってゴツゴツした印象になることも。とくに、急激な体重減少などで頬周辺の皮下脂肪が痩せたときは、ほうれい線が強調されます。また、脂肪がたるむことで目立つようになるケースも考えられるでしょう。

口元が前に出ている

口元が前に出ている方や笑ったときに歯茎が見える方は、口周りの皮膚が内側から常に押し出されており、日常的な筋緊張が起きています。この状態が続いていると、話すときや笑うときに余計に筋肉を動かさなければいけません。そのため、ほうれい線が目立ってきてしまいます。

顔面骨中央の骨の位置が低い

鼻の真横辺りの骨の位置が低いと、周りの皮下脂肪や筋肉をしっかり支えられず、ほうれい線やゴルゴ線、頬のたるみが強調されます。また影ができやすいため、ほうれい線が際立ってしまうのです。

顎の骨が小さい

顎の骨が小さい方は、食事を摂るときに使う筋肉が上手に使用できず、表情筋が衰えやすい傾向があります。そのため、頬を十分に支えられず、ほうれい線が目立ちやすくなってしまいます。

■ほうれい線ができにくい骨格

次に、ほうれい線ができにくい骨格の特徴を見てみましょう。

顎のラインがしっかりしている

ほうれい線ができにくい骨格の特徴の1つが、顎のラインがしっかりしていることです。顎周辺の皮膚に張りがあるため、ほうれい線やたるみが目立ちにくい傾向があります。

顔全体のバランスが整っている

ほうれい線が形成されにくい方は、顔全体のバランスが整っています。顔のバランスが良いと、表情を変化させたときに皮膚にかかる力が顔全体に分配されやすく、シワやたるみが特定の場所に集中するのを防ぐことが可能になるのです。

このような骨格の方は、肌に自然な張りが生まれ、ほうれい線の形成が抑えられるといえるでしょう。

2.ほうれい線ができやすい人の骨格以外の特徴は?

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ほうれい線ができやすいのは、骨格だけが原因ではなく、ほかにもさまざまな要因があります。

■皮膚にたるみがある

皮膚のたるみは、加齢による筋力や肌弾力の低下、代謝機能の不調が主な原因です。また、真皮内にあるコラーゲンやエラスチンの減少や質の低下なども関係します。皮膚のたるみに加え、皮下脂肪が蓄積すると重みにより頬が垂れ下がり、影ができやすくなるためほうれい線が目立つケースも。

このほか、デスクワークで下を向きがちな方やスマートフォンを長時間使用している方、いつも同じ向きで寝る習慣がある方も、顔にたるみが生じるため、ほうれい線が際立ちやすくなってしまいます。

■肌が乾燥している

水分や皮脂不足により肌が乾燥すると生じる、バリア機能の低下。バリア機能とは、摩擦やアレルゲンなど外部刺激から肌を保護するシステムです。これが低下すると、乾燥がより進んでしまい、肌表面にシワが生じやすくなります。同じところに繰り返しシワができると、初めは浅かったシワも徐々に深くなっていきます。とくに口周りの水分不足は、ほうれい線につながることも。

肌の乾燥を防ぐためには、スキンケアの際にこすり過ぎず、やさしく汚れを落として、しっかり保湿するように心がけましょう。

■歯並びが悪い

さらに歯並びの悪さや噛み癖も、ほうれい線が目立ちやすくなる原因の1つです。食事を摂る際に無意識に顎の関節をずらして噛むようになるため、徐々に顎関節が変形し、顔の歪みにつながります。すると、口周辺の筋肉の柔軟性が低下し、ほうれい線が深くなってしまいます。

3.ほうれい線を効果的に消す方法はある?

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それでは、ほうれい線に適した対策には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。「ほうれい線の効果的な消し方を知りたい」という方は必見です。

■適切なスキンケアを行う

まず大切なのは、適切なスキンケアを行い、肌のハリや弾力を維持することです。スキンケアの基本は、メイクをしっかりオフすることと保湿。メイクの洗い残しは、肌トラブルの原因になるため、しっかりと泡立てた洗顔料で洗い、ぬるま湯でやさしくすすぎます。また、保湿は肌の水分バランスを整え、バリア機能を高める役割があるため、セラミドやヒアルロン酸など、保湿効果が高い成分が含まれたものでしっかりケアしましょう。スキンケアを行う際は、摩擦を加えたり過度なマッサージをしたりするような方法を避けることもポイントです。

さらに、季節を問わず紫外線対策を行うと効果を得やすくなるでしょう。

■バランスのとれた食事を摂る

不規則な食生活は、全身に影響を及ぼし、ほうれい線の原因である肌の老化や乾燥、たるみにもつながります。そのため、体内の新陳代謝が正常に機能するよう、たんぱく質や食物繊維、ミネラル、ポリフェノールなど栄養バランスが整った食事を心がけましょう。また、糖分の摂り過ぎは肌老化の原因になるため、控えるほうが無難です。

■姿勢や歯並びを矯正する

姿勢や歯並びの矯正は、時間がかかる方法ではありますが、ほうれい線の悪化防止に役立ちます。また、噛み癖や表情の作り方を改善することも効果的でしょう。出っ歯になっている方はほうれい線が目立ちやすい傾向にあるため、治療することでほうれい線の軽減につながる可能性があります。歯並びについては、歯科医師へ相談してみるのも良いでしょう。

■美容医療を活用するのもおすすめ

骨格が原因となるほうれい線の場合、自力でのケアだけでは改善が難しいケースもあるでしょう。そんな方は、美容クリニックでの治療が向いています。医師が原因を追究し、適した治療法を提案してくれるため、セルフケアと比較すると効果が短期間で得られるメリットもあるでしょう。

4.ほうれい線を改善する治療法

それでは、美容クリニックでできるほうれい線治療にはどんな方法があるのか見てみましょう。今回紹介するのは数ある施術の一部で、クリニックによってさまざまな治療法があります。どの治療法が自分に適しているかは、医師と相談してみてください。

■ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、気になるところへヒアルロン酸を注入して、輪郭形成やほうれい線・シワの改善などを図る治療です。ヒアルロン酸には、コラーゲン組織を保持し、肌に保湿力や弾力、柔軟性をもたらしてくれる作用があります。この施術の特徴は、副反応が起こりにくく、気軽に受けられるところ。痛みやダウンタイムが少なく、変化を実感しやすいのもメリットでしょう。ただし、医師の技術力により結果に大きな差が生まれやすいので注意が必要。

■糸リフト治療

糸リフトは、特殊な構造をした溶ける糸を、こめかみから頬にかけて挿入し、リフトアップを図る治療です。たるみ予防に効果的な治療で、即効性があり顔全体を引き締めてくれます。クリニックによっては、糸の種類が豊富で、たるみの状態にあわせて適したものを選べたり、顎下のリフトアップが叶ったりものなどがあります。切らない治療なので、手術はしたくないという方も選びやすいでしょう。

■高周波や超音波の照射治療

高周波や超音波の照射治療も、ほうれい線の治療として検討されやすいアプローチです。施術としては、ボルニューマやハイフなどがあります。ボルニューマは高周波を、ハイフは超音波を照射。肌を熱エネルギーで刺激したり細かい振動で細胞を活性化させたりすると、肌が引き締まる・エラスチンやコラーゲンが増産するといった効果が期待できるのです。また、糸リフトやヒアルロン酸注入と組み合わせた治療も可能。顎のもたつきやフェイスラインの改善にも導くでしょう。

■メーラーファット除去

メーラーファットは、若い頃には頬の上のほうにある脂肪の塊のことです。しかし、年齢とともに垂れ下がってしまうと、ほうれい線が目立ちやすくなってしまいます。また、メーターファットが多いと、頬の丸みが際立ち、顔が大きく見えることも。メーラーファット除去により、小顔を目指せるとともに、フェイスラインのたるみ改善が期待できます。

■まとめ

ほうれい線には、できやすい骨格・できにくい骨格があることが分かりました。しかし、原因は骨格以外にもあります。ほうれい線は、皮膚の乾燥対策や、歯並びの矯正、毎日の食生活の改善により目立ちにくくすることが可能なので、ぜひ取り入れてみてください。また美容クリニックでは、より効果的にほうれい線の改善が望めるでしょう。ぜひ医師と相談し、ご自分に合う施術を見つけてください。

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