クレーターが治った人はどんな治療をした?美容皮膚科で受けられるクレーター肌治療4選

クレーターが治った人はどんな治療をした?美容皮膚科で受けられるクレーター肌治療4選

クレーターが治った人は、美容皮膚科で自分に合った治療を受けているケースがみられます。フラクショナルレーザーで芸能人がクレーター肌を治療したという情報を知り、気になっている方も多いでしょう。この記事では、クレーター肌にアプローチできるダーマペンなどの美容皮膚科治療や治療に伴う痛みなどについてくわしく解説します。クレーター肌やニキビ痕にお悩みの方は、ぜひお役立てください。

1.クレーター肌がスキンケアで治った人はいる?

 

出典:photoAC

クレーター肌でお悩みの方の中には、スキンケアでニキビ痕によるクレーターを治すことができないか考えている方もいるでしょう。市販の製品を用いた自力でのケアの場合、保湿と毛穴の引き締め効果を重視した化粧品でお手入れを続けると、今以上に悪化させない効果は期待できます。しかし、クレーターができた要因によって有効となる成分は異なるほか、予防の側面が強いためクレーターの根本的な改善は困難です。しかし、美容皮膚科による治療であれば、自身のクレーターのタイプに合ったアプローチが見込めます。次項からクレーター肌には、どのような美容医療があるのかチェックしましょう。

2.クレーターが治った人はどんな治療をした?クレーター肌への美容医療4選

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クリニックで行われているクレーター肌への美容医療を4つピックアップしてご紹介します。

■ピコシュア

「PicoSure(ピコシュア)」という医療用レーザー機器を用いた治療。ピコ秒(1秒の1兆分の1)単位で瞬間的にレーザーを照射し、その衝撃波によって色素を破壊することが可能とされています。ニキビ痕によるクレーターをはじめ、シミ・小じわなどの悩みにもアプローチできる治療です。

ピコシュアを用いた治療には、主にピコトーニング・ピコフォーカス(ピコフラクショナル)・ピコスポットがあります。そのうち、ピコフォーカス(ピコフラクショナル)は、レーザーを点状に照射するレンズを取りつけることで高密度の照射を行い、表皮内の細胞を刺激。これにより、コラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾性繊維の再生を促し、ニキビ痕などの症状へ働きかけます。

■CO2フラクショナルレーザー

CO2フラクショナルレーザーは、クレーター肌に悩む芸能人が治療したと動画で語ったことで、「クレーター肌が治った人の治療が気になる」と興味を持つ方もいるのではないでしょうか。 CO2フラクショナルレーザーは、レーザーをマイクロドット状に照射することで、皮膚に無数の細かい穴を開け、皮膚の再生能力を利用してニキビ痕のクレーターや小じわ、毛穴などを縮めて治療する方法です。出力の強さを自由に微調整でき、症状に合わせた治療を行うことが可能。個人差はありますが、従来のレーザー照射に比べ、痛みが少ないといわれています。

■ダーマペン(ヴァンパイアフェイシャル)

ヴァンパイアフェイシャルは、ダーマペン4を用いて作った皮膚の微細な穴に、自身の血液から生成する高濃度PRP(多血小板血漿)を直接塗布する治療です。高濃度PRPは、遠心分離機で自身の血液から血小板を取り出し、美容液を混ぜたものを使用。血小板には組織を修復させる作用があり、豊富に含まれている成長因子が線維芽細胞などを活性化します。また、肌に細かな傷をつけることで、自然治癒力の作用により体内のコラーゲン生成を促進。ニキビ痕によるクレーターをはじめ、毛穴の開きや加齢によって生じるシワやたるみなどの症状へアプローチします。自分の血液由来のものを塗布するため、肌なじみが良いことも特徴です。

■ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、フルーツ酸などが含まれる薬剤を塗ることで角層の一部を取りのぞく治療です。古い角質をはがすと同時に皮膚の再生を促して、ターンオーバーを正常化する作用が期待できます。それにより、ニキビやニキビ痕のほか、さまざまな肌質の悩みに働きかけることが可能。刺激に配慮した治療であることから、レーザー治療など他のアプローチ方法と組み合わせて受けられるケースもあります。

ご紹介したいずれの治療方法も、効果の出方はクレーターの深さや大きさ、目指す状態などによって異なります。カウンセリング時に、高性能肌診断機「VISIA(ビジア)」を使用して、施術プランの提案から施術前後の解析まですることが可能ですので、医師にご相談ください。

3.クレーター肌治療に痛みはあるの?

美容皮膚科で提供するクレーター肌治療の中には、痛みの軽減を目指した治療もあります。しかし、感じ方は人それぞれです。痛みへの不安が強い方に対しては、多くのクリニックで麻酔クリームを使うなどの配慮を行っています。カウンセリングの際に医師に相談してみると良いでしょう。

4.そもそもクレーターとは?

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クレーターができる原因とできやすい場所について解説します。

■クレーターができる原因

クレーターとは、毛穴やその周辺が凸凹になった状態を指します。クレーターができる原因は、主に以下の3つが考えられます。 H4: ・ニキビ

初期のニキビを適切にケアせず放置したり、ニキビを潰したりすることによって炎症が起こり、さらに肌の深層部にまでダメージが及ぶとクレーターができるリスクが高まります。

肌の乾燥

肌が乾燥することによって外的刺激を受けやすくなると、ニキビなどが発症する原因となり、間接的にクレーター肌の要因につながる場合があります。

肌のたるみ

加齢によって肌がたるむと毛穴の開きが涙型のように下垂し、クレーターのように陥没して見えるようになるケースもあります。

■クレーターができやすい場所

基本的に、皮脂が多く出やすい鼻・こめかみ・眉間といった場所は、ニキビができやすく、クレーターに発展するケースもあるでしょう。大人に多くみられる乾燥が原因のニキビの場合は、口元を含むフェイスラインにクレーターができることも。ニキビによるクレーターを防ぐには、ニキビができ始めたときに適切なケアを行い、重症化させないことが大切です。また、たるみが原因で起こるクレーター状の陥没は、たるみやすい頬の部分に現れやすい傾向があります。セルフケアでたるみを食い止め、毛穴の開きを今以上に目立たなくさせるためには、ハリや弾力を与える成分が配合された化粧水を使用するなど、スキンケアの見直しを図ると良いでしょう。

5.クレーターのタイプ3種を解説

ニキビが原因のクレーターは、大きく分けて3種に分類され、適した治し方はそれぞれ異なります。特徴を見ていきましょう。

■アイスピック型

開口部がアイスピックで刺したような小さな点状で、皮膚の表面から深層部まで凹みが達していることが特徴です。クレーターの周囲は硬い瘢痕組織で覆われており、奥に深いため治療が難しいタイプのクレーターとされています。

■ボックスカー型

頻度としては多くみられる、円形や楕円形のクレーターです。表面が垂直に近い角度で陥没し、底面は平坦なことが多く、凹字のような形でくぼんでいます。周囲の正常な皮膚との境目が分かりやすく、目立ちやすいため、メイクで隠しづらいことも特徴です。

■ローリング型

クレーターのサイズが直径4~5mm以上と比較的大きく、お椀のようにゆるやかにくぼんでいることから、周囲の皮膚との境界が不鮮明であることが特徴です。ニキビの強い炎症により発生した瘢痕組織が、皮膚を下に引っ張ることで生じます。

ニキビ痕によるクレーターの美容皮膚科治療には、高濃度PRPを肌に直接塗布するダーマペン(ヴァンパイアフェイシャル)、皮膚の再生能力を利用したCO2フラクショナルレーザーなどがあり、どの治療を受けたらよいのか迷う方もいるでしょう。自身のクレーターのタイプや数、凹みの深さによって、適応する治療方法は異なります。症状を適切に判断するためにも、まずは医師に相談して診断を受けることをおすすめします。

■まとめ

主にニキビが起因となってできるクレーター。これまでクレーターは肌内部に原因があるため治療は難しいといわれてきましたが、レーザー治療などを用いると皮膚の深部にまで働きかけることが期待できます。セルフケアでは肌悩みの解決が難しいと感じている方も、美容皮膚科で自身のクレーターのタイプに合った治療のアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。クレーターやニキビ痕でお悩みの方、治療についてより詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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