
ファンデーションが皮脂と混ざり、毛穴に詰まった状態を指す“毛穴落ち”。ひどいと毛穴を目立たせる原因にもなるので、対策を知りたいという方もいるでしょう。そこで、今回はファンデーションの毛穴落ちに関する情報をご紹介します。まずは毛穴落ちの原因をチェックし、ひどい状態を回避する対策法を見ていきましょう。
INDEX
1.ファンデーションの毛穴落ちがひどい……どんな状態?

出典:photoAC
“毛穴落ち”とは、ファンデーションと皮脂の混ざったものが毛穴に詰まった状態のことです。メイク後は毛穴が一時的に隠れるものの、時間の経過とともに分泌される皮脂によってファンデーションが毛穴に流れ込み、皮脂と混ざって毛穴を目立たせます。毛穴がぽっかり開いた状態の肌に、「毛穴落ちがひどい状態で困っている」「目立つ毛穴をどうにかしないと……」とお悩みの方も多いようです。
毛穴落ちに似た“毛穴浮き”という肌悩みがありますが、こちらは皮脂の過剰分泌により毛穴からファンデーションが浮くことを指します。鼻やおでこなど、皮脂量の多い部分に起こりがちな肌悩みです。
2.ファンデーションを塗っても毛穴落ちしないために!原因をチェック
「せっかくファンデーションを塗ったのに毛穴落ちしてひどい状態に……」そうならないためには原因を知っておく必要があります。ここでは毛穴落ちの原因を4つ取り上げ、掘り下げていきましょう。
■皮脂の過剰分泌
毛穴落ちは皮脂とファンデーションの混ざりによって起こるものなので、皮脂が多いほど起こりやすくなります。そのため、オイリー肌タイプの人は皮脂の過剰分泌により毛穴落ちしやすいと言えます。また、混合肌の方や、鼻やおでこなどの部分的な皮脂にお悩みの方も、毛穴落ちがひどいと感じることがあるでしょう。
■肌の乾燥
肌は乾燥すると保護のために皮脂を分泌させます。乾燥の原因になるのは、紫外線ダメージや洗顔時の摩擦、空気の乾燥など。肌の乾燥はキメが乱れて毛穴を目立たせる原因にもなるので注意が必要です。
■たるみ肌
20~30代は肌質が変化する年代で、乾燥肌の方が増えると言われています。主な原因は水分量の低下。年齢とともに肌の水分量が低下すると、肌のハリが失われて毛穴が引きのばされ、たるみ肌を引き起こします。肌がたるむとファンデーションが毛穴に入り込んでしまうので、ハリの低下が気になったら美容医療の検討がおすすめです。また、洗顔が不十分で汚れが蓄積されると、毛穴が押し広げられることで開きやすくなり、毛穴落ちがひどい肌の原因になります。
■湿気やマスクによるもの
マスクをすると、肌とマスクの間の湿度が上がり、皮脂分泌と発汗が促されます。ファンデーションが溶けやすい肌状態になるので、マスクをしているときは毛穴落ちがひどいと感じる前に化粧直しが必要です。
3.ファンデーションの毛穴落ち対策その1│スキンケアを見直す

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毛穴落ちがひどい肌の対策例として、スキンケアを見直す方法があります。
■保湿を入念に
肌が乾燥すると、ハリが失われて毛穴の開きにつながります。また、不足したうるおいを補うための過剰な皮脂分泌も毛穴落ちの原因になるため、保湿を見直すことが大切です。肌の保湿を考えるときは、表面だけでなく深部のうるおいにも目を向けるのがポイント。インナードライを防ぐことで肌を内側からうるおわせ、毛穴落ちを防ぎましょう。
■自分の肌質に合わせたスキンケアアイテムの使用
スキンケアアイテムは自分の肌質に合わせて選ぶことが大切です。乾燥肌なら保湿力の高いものを、オイリー肌なら皮脂コントロール成分を含むものを選ぶ、といった工夫を心がけましょう。オイリー肌の方で「乳液を使うとべたつきが気になる」という場合は、油分が少なく水分の多いジェルで代用するのも1つの方法です。
4.ファンデーションの毛穴落ち対策その2│メイクを工夫する
「ファンデーションを塗った瞬間毛穴落ちする」「頬もひどい毛穴落ちでファンデーションがドロドロ」そのようなお悩みのある方には、メイクを工夫する対策法がおすすめです。
■スキンケア後、ベースメイクまでの時間を空ける
スキンケア直後の肌は、水分や油分が浸透しきっていない状態です。そのままメイクすると毛穴落ちしやすくなるので、スキンケア後は5分程度の時間を置いてからメイクをしましょう。
■毛穴専用下地(ポアプライマー)を使う
毛穴の目立ちを防ぐように作られた専用下地を使うと、ベースメイクで毛穴が埋められて肌がなめらかになります。使う順番は、毛穴専用下地、通常の化粧下地、ファンデーション。皮脂分泌やテカリを抑える効果のある化粧下地を使うことも、毛穴落ちを防ぐ方法の1つです。
■ファンデーションを薄く塗る
ファンデーションの厚塗りは毛穴落ちの原因になります。毛穴をカバーしようと厚塗りするのではなく、薄く塗るよう心がけましょう。ファンデーションを肌全体にムラなく塗るなら、ブラシを使うのがおすすめです。
■こまめにメイクを直す
ファンデーションの毛穴落ちが気になったら手早く直しましょう。まずは顔の油分をティッシュオフし、パウダーファンデーションをのせます。マスクのときは湿気でより毛穴落ちしやすいので、ひどいと感じる前にチェックすることが大切です。
5.ファンデーションの毛穴落ち対策その3│美容医療を検討する

出典:photoAC
セルフケアで毛穴落ちを防ぐ方法は、スキンケアの見直しとメイクを工夫する方法の2つ。それでも効果を実感できない場合は、美容医療を検討してみましょう。
■ジュベルック
「ジュベルック」は、非架橋ヒアルロン酸製剤とポリ乳酸を合わせた注入材。肌のハリ、ニキビ痕、毛穴、シワなどに効果が期待できます。「ジュベルック」は即時的な効果は少ないとされていますが、持続力の長さが魅力です。「ジュベルック」の施術方法は、手打ちでの局所注射、ポテンツァでの注入などがあります。
極細の針を刺してラジオ波を照射するポテンツァには、薬剤を真皮層へ均一に届けられるという特徴があります。薬剤の浸透効率アップを狙うなら、ジュベルックとポテンツァの組み合わせがおすすめです。
■リジュラン
リジュランは、サーモン由来のポリヌクレオチドが主成分の注入施術のこと。皮膚の深部に直接注入することで細胞の活性化を図り、肌の若返りを促します。リジュランに期待できる効果は、肌の弾力性アップや皮脂のバランス回復など。肌の根本部分から自己再生を促す施術なので、ある程度肌が再生すれば持続的な効果を期待できます。
■ダーマペン
肌に極細の針を刺し、肌の自己再生とコラーゲン生成を促すダーマペン。施術を受けることで肌のターンオーバーを正常化する効果が期待できるので、毛穴の開きや黒ずみにお悩みの方向けの施術と言えます。「ダーマペン4」という機器は針の長さを調節でき、部位によって使い分けられます。部位や肌悩みに適した治療を実現できるところがメリットです。
■ピコフラクショナル
ピコフラクショナルはピコレーザーの照射モードの1つ。レーザーの衝撃波で皮膚を破壊・刺激し、コラーゲンの再構築を図る仕組みの施術です。期待できる効果は、毛穴の開きや肌のハリ、ニキビ痕など。ダーマペンも同じく毛穴に効果が期待できる施術ですが、より肌へのダメージが少ないのはピコフラクショナルとされています。
■ハイドラフェイシャル
ハイドラフェイシャルは、角質や皮脂を吸引しながら美容液導入を行う治療法です。水の力を利用し、美容成分を肌に補給しつつピーリングを行います。ハイドラフェイシャルは、クレンジング、毛穴吸引、美容液導入の3ステップ。毛穴の開きや詰まり、肌のくすみなどに効果が期待できます。
■まとめ
ファンデーションの毛穴落ちがひどいと感じたら、セルフケアまたは美容医療の力を借りて対策しましょう。セルフケアならスキンケアの見直しとメイクの工夫、美容医療ならダーマペンやハイドラフェイシャルなどの施術を受けることが対策法です。セルフケアでの対策には限界があり、効果を実感しにくいこともあります。美容医療の施術を受けると、ファンデーションの毛穴落ちだけでなくそのほかの肌悩みにも効果が期待できるので、対策法の選択肢にぜひ入れてみてください。
・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。
【治療の内容】スキンブースター治療(ポリ乳酸・非架橋ヒアルロン酸主成分製剤の注入)
【治療期間および回数の目安】約1ヶ月に1度を3回、その後は半年~1年に1回程度を推奨
【費用相場】1回 約¥30,000~¥100,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、赤み、内出血、痛み、かゆみなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】リジュラン(ポリヌクレオチド主成分製剤)を使用したスキンブースター治療
【治療期間および回数の目安】約2〜3週間ごとに1回、計3~4回程度 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1回 約 ¥35,000~ ¥100,000 ※使用する部位・量・本数によってクリニックごとに異なります
【リスク・副作用等】内出血、赤み、腫れ、浮腫、かゆみ、痛み、アレルギーなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・リジュランの治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニックの医師の判断のもと導入しています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】ダーマペン(マイクロニードル治療)
【治療期間および回数の目安】3~4週間に1回、計1~5回程度
※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1回約¥15,000~¥25,000
【リスク・副作用等】赤み、皮むけ、内出血、腫れなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】ピコレーザー
【治療期間および回数の目安】
・ピコスポット:1回
・ピコトーニング:2~4週間に1回、3~10回程度
・ピコフラクショナル:3~4週間に1回、3~10回程度 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】
・ピコスポット: 1回 約¥5,000~¥40,000
・ピコトーニング: 1回 約 ¥10,000~ ¥50,000
・ピコフラクショナル:1回 約 ¥20,000~ ¥50,000
※部位・範囲によってクリニックごとに異なります。
【リスク・副作用等】赤み、やけど、色素沈着、色素脱失、水泡形成など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】ハイドラフェイシャル(ウォーターピーリング)
【治療期間および回数の目安】約1~2ヶ月に1回程度
【費用相場】1回約¥15,000~¥50,000 ※施術部位・範囲によって各クリニックごとに異なります。
【リスク・副作用等】赤み、ヒリヒリ感、皮むけ、つっぱり感など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。