ピコレーザーの種類によって、対応する肌悩みや照射方法は異なります。
「シミにはどれが向いている?」「毛穴やくすみ改善なら?」と迷う人も多いのではないでしょうか。
種類選びのヒントとなるよう、代表的な機器の特徴や照射モードの違いを比較していきます。
自分に合うピコレーザーの選び方を知りたい人は参考にしてください。
INDEX
ピコレーザーの主な種類と特徴

ピコレーザーは、1兆分の1秒というピコ秒単位の短いレーザーを照射する美容医療機器の総称です。
機器の種類はいくつかあり、それぞれ特徴が異なります。
搭載されている技術や照射特性によって、施術時の感覚やアプローチ方法も変わります。
まずは代表的なピコレーザーの機器4つをご紹介します。
ピコシュア
「ピコシュア」は755nmの波長を持つアレキサンドライトレーザーを採用したピコレーザー機器で、衝撃波によるアプローチを重視した設計になっています。
比較的パルス幅(照射時間)が短い点が特徴です。
国内の多くのクリニックで導入されており、ピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナルなど複数の照射モードに対応しています。
ピコウェイ
厚生労働省の承認を受けている「ピコウェイ」は、複数の波長に対応するピコレーザー機器。
非常に短いパルス幅が特徴で、周囲の皮膚へのダメージを抑えながら照射しやすいとされています。
また、波長や照射モードを組み合わせられる照射設定の幅の広さでも注目を集めています。
肌状態や施術目的に応じて使い分けやすい機器です。
シミへの施術から肌質を整えることにも対応しています。
エンライトンⅢ
「エンライトンⅢ」は、キュテラ社が開発したもので「ピコウェイ」と同じく厚生労働省の承認を受けた機器です。
ピコ秒パルスとナノ秒パルスを使い分けられる点が特徴で、施術内容に応じて照射設定を調整しやすいとされています。
比較的マイルドな照射を選択できるため、複数回の施術を前提にプランを組むケースもあります。
ディスカバリーピコプラス
「ディスカバリーピコ」の後継機、「ディスカバリーピコプラス」は、複数の照射モードを搭載したイタリア製のピコレーザー機器です。
照射設定の自由度が比較的高く、細かなカスタマイズがしやすいとされています。
医療機関によって設定方針が異なるため、カウンセリング時に施術内容を確認することが重要です。
【比較表】種類ごとのスペックと対応する肌悩み
ピコレーザーは機器によってパルス幅や搭載波長が異なります。
まずは代表的な機種4つの特徴を比較し、自分の肌悩みに合いそうな種類を整理してみましょう。
| 種類 | パルス幅 | 波長 | 対応する肌悩み |
| ピコシュア | 550~750ps | 532nm/755nm |
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| ピコウェイ | 300~450ps | 532nm/730nm/1064nm |
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| エンライトンⅢ | 750ps~2000ps | 532nm/670nm/1064nm |
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| ディスカバリーピコプラス
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370~450ps
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532nm/694nm/1064nm |
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同じピコレーザーでも、「シミを集中的にケアしたい」「肌全体のくすみを整えたい」など、目的によって選択肢が変わります。
波長や照射設定の違いだけでなく、照射モードや肌状態との相性も含めた検討が重要です。
ピコレーザーの種類と合わせてチェック│失敗しないための“照射モード”との関係性

ピコレーザーは、機器の種類に加え“照射モード”によっても特徴が変わります。
代表的なのは、ピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナルの3つ。
同じ機器でも、照射モードが異なれば施術目的やダウンタイム、期待できる変化が異なります。
ピコスポット
ピコスポットは、濃いシミやそばかすへ集中的にアプローチするモードです。
比較的高出力で照射するため、施術後に赤みやかさぶたが見られる場合もあります。
ほくろ除去を目的に使用されるケースもありますが、状態によっては適応外となることもあり、事前の診察が欠かせません。
▽ピコスポットの失敗に関する解説はこちら
▽「ピコスポットでかさぶたにならないケース」を詳しく見る
▽ピコレーザーでのほくろ除去について
ピコトーニング
ピコトーニングは、低出力のレーザーを肌全体へ均一に照射するモードです。
くすみや色ムラに配慮しながら施術を進めるケースが多く、複数回かけて経過を見ていきます。
使用する機器によって照射特性が異なるため、同じ施術名でも方針が変わる場合があります。
▽ピコレーザーとピコトーニングの違いについて詳しく見る
ピコフラクショナル
レーザーを点状に照射して肌の入れ替わりを促すことを目的としたモードが、ピコフラクショナルです。
肌表面へのダメージが比較的少ない点が特徴で、ダウンタイムも短めとされています。
肌質へのアプローチを重視したい人に適したモードです。
照射後は赤みや乾燥感、ざらつきが出る場合もあるため、保湿や紫外線対策を含めたアフターケアが重要です。
照射モード別│推奨される施術頻度・回数・費用相場
ピコレーザーは、照射モードによって施術頻度や必要回数の目安も異なります。
肌状態や照射設定による個人差はあるものの、一般的な傾向を把握しておくと比較しやすくなるでしょう。
| 照射モード | 施術頻度の目安 | 回数の目安 | 費用相場 |
| ピコスポット | 数ヶ月以上空ける場合も | 1〜数回 | 3,000~40,000円程度 |
| ピコトーニング | 約2〜4週間ごと | 5〜10回程度 | 10,000〜30,000円程度 |
| ピコフラクショナル | 4週間前後ごと | 3〜5回程度 | 20,000〜50,000円程度 |
料金設定は、施術内容や照射範囲によって異なります。
回数だけで比較するのではなく、総額や通院ペース、アフターケアの内容まで含めて確認しておくと、実際の進め方をイメージしやすくなります。
▽ピコトーニング・ピコフラクショナルの回数別費用と効果が出る目安
自分に合うピコレーザーの種類を選ぶ4ステップ

ピコレーザーは、種類や照射モードの選び方によって施術方針が変わります。
自分の肌悩みやライフスタイルに合わない選択をすると、期待した変化を感じにくいことも。
機器ごとの特徴を整理しながら、無理なく続けやすい施術を検討しましょう。
▽ピコレーザーの失敗について詳しく見る
▽ピコレーザーは効果なしとされる理由の解説
その1│ピコレーザーの効果をチェック
ピコレーザーに期待される効果を考えるうえでは、まず自分がどの肌悩みを優先したいのか整理しておくことが重要です。
肌悩み別に変化の例を見てみましょう。
| シミ・そばかす | 集中して色素を除去、色ムラを目立ちにくくする |
| くすみ | 肌全体を明るい印象へ導く |
| 毛穴 | 肌の凹凸感を整える |
| ニキビ痕 | 肌質を整えることを目指す |
| 小ジワ | ハリ感アップをサポート |
例えば、改善したいのがシミ中心なのか、肌質の変化も重視したいのかによって、選択される機器が変わります。
その2│肌悩みと照らし合わせて種類・照射モードを選ぶ
例えば、くすみケアを重視する場合は「ピコウェイ」や「エンライトンⅢ」でピコトーニングを選択するケースがあります。
一方、毛穴やニキビ痕へのアプローチを重視するなら、ピコフラクショナル対応機器が候補になるでしょう。
肌悩みを具体化すると、機器選びの方向性も整理しやすくなります。
その3│ダウンタイム・リスクを考慮
ピコレーザーのダウンタイムの現れ方は、種類や照射モードによって異なります。
例えば、ピコスポットでは一時的に赤みやかさぶたが見られる場合があります。
施術後は紫外線対策や保湿を徹底し、自己判断で刺激を与えないことが重要です。
気になる症状が続いたら、早めに医療機関へ相談しましょう。
その4│クリニックの選定
ピコレーザーは、機器の種類だけでなく照射設定や診察方針によっても施術内容が変わります。
希望する機器の取り扱いがあることに加え、カウンセリングの丁寧さやアフターフォロー体制まで確認しておくと安心感が高まるでしょう。
ピコレーザーの種類に関するよくある質問
ピコレーザーは機器や照射モードの種類が多く、「結局どれを選べば良いの?」と迷いやすいものです。
ここでは、比較検討時によく挙がる疑問をQ&A形式で整理します。
Q:ピコシュア・ピコウェイ・エンライトンⅢはどう選べば良い?
A:機器選びでは、肌悩みと施術目的を整理することが重要です。
例えば、シミへの集中的な照射を重視するのか、くすみや肌質を整えることまで含めて検討したいのかによって選択肢は変わります。
同じ機器でも照射モードや設定によって施術方針が変わることも含め、医師と相談しながら決めましょう。
Q:ピコレーザーの種類によってダウンタイムに差はある?
A:ダウンタイムの現れ方には、機器の種類だけでなく照射モードや出力設定も関係します。
例えば、ピコスポットは赤みやかさぶたが見られる場合がありますが、ピコトーニングは比較的日常生活へ影響しにくいとされています。
ただし、肌状態によって個人差があるため事前の確認が必要です。
Q:ピコレーザーは“種類”と“照射モード”どちらを重視すべき?
A:機器の種類と照射モードの両方をあわせて考える視点が重要です。
同じ「ピコウェイ」でも、ピコスポットとピコフラクショナルでは施術目的が異なります。
まずは改善したい肌悩みを整理し、そのうえで適した機器や照射モードを選択する流れをおすすめします。
Q:ピコレーザーとフォトシルクの違いは?シミ・くすみケアにおすすめなのは?
A:ピコレーザーとフォトシルクの違いとして挙げられるのが、照射方式の違いです。
ピコレーザーは“レーザーを用いる施術”で、フォトシルクは“IPL(光治療)の一種”です。
一般的に、ピコレーザーはピンポイントの色素へアプローチしやすく、フォトシルクは顔全体のくすみや赤みに幅広く対応するケースがあります。
ピコレーザーの種類・モードを比較して自分に合った選択を
ピコレーザーは、機器の種類によって搭載波長や照射特性が異なり、組み合わせる照射モードによっても施術方針が変わります。
シミ・くすみ・毛穴・ニキビ痕など、優先した肌悩みを整理したうえで、自分に合う種類を選ぶことを心がけましょう。
ダウンタイムや費用相場も含めて比較し、納得できる結果を目指してください。
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| 施術の内容 | ピコレーザー |
| 施術期間および回数の目安 | ・ピコスポット:1回 ・ピコトーニング:2~4週間に1回、3~10回程度 ・ピコフラクショナル:3~4週間に1回、3~10回程度 ※状態によって異なります。 |
| 費用相場 | ・ピコスポット: 1回 約¥5,000~¥40,000 ・ピコトーニング: 1回 約 ¥10,000~ ¥50,000 ・ピコフラクショナル:1回 約 ¥20,000~ ¥50,000 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。 |
| リスク・副作用等 | 赤み、やけど、色素沈着、色素脱失、水疱形成など |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。 ・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。 ・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。 ・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。 |









