ルメッカとピコトーニングの違いを徹底解説!肌に効果的なのはどっち?

ルメッカとピコトーニングの違いを徹底解説!肌に効果的なのはどっち?

「美容医療でシミを改善したい」「若々しいハリのある肌になりたい」と考え、治療について調べていると、ルメッカやピコトーニングなど、さまざまな治療方法が出てきませんか?「正直たくさんありすぎて、違いやどれが良いのかが分からない」という方も少なくないはず。そこで今回は、シミや肌のたるみ、肝斑などに悩む方のために、ルメッカとピコトーニングの違いや、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。自信が持てる若々しい肌へ導きたい方は、ぜひ参考にしてください。

1.ルメッカとピコトーニングの違い

出典:photoAC

ルメッカとピコトーニングは、どちらも光治療ではありますがそれぞれ光の種類が違います。簡単に説明すると、ルメッカは浅いところに、ピコトーニングはもっと深いところに効くというイメージです。どちらもシミ治療に用いられることが多くありますが、シミ以外へのアプローチも可能。ルメッカは赤ら顔や毛穴のケアに、ピコトーニングは肌のトーンアップなどが可能です。
ルメッカとピコトーニングには、それぞれにメリット・デメリットがあるので、特徴や効果とともにより詳しく確認していきましょう。

2.ルメッカとは

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まずはルメッカの特徴や効果などを紹介していきます。

■IPLの光を使った美容医療

ルメッカは、IPL(Intense Pulsed Light)という光が出力される、イスラエル発の美容マシンです。光エネルギーを肌に当てることで、コラーゲンの生成を促したり、シミの原因であるメラニンに反応して分解したりする効果が期待できます。コラーゲンが生成されることで、肌にハリやうるおいを与えてくれるほか、ターンオーバーの促進を手助けしてくれる働きもあるのです。
数あるIPL治療の中でもピークパワーが強いとされているルメッカ。少ない回数でも効果が感じやすいとのことで、1~3回程度で満足のいく結果になる場合もあるそう。ルメッカを2回以上行う際は、1ヶ月~1ヶ月半程度間隔をあけ、経過をチェックするようにしましょう。

■ルメッカに期待できる効果

ルメッカに期待できる効果は、前述のシミや赤ら顔、毛穴ケア以外に、くすみ・そばかす・肌質改善などが挙げられます。浅い層にメラニンが蓄積したシミやまだ発達段階のシミに対してもアプローチ可能なため、「これ以上シミを増やしたくない」「今あるシミ予備軍が気になり始める前に対処したい」という方にも適した治療法でしょう。
ルメッカでは毛細血管を破壊することで、赤みを軽減する効果も期待できます。また、赤くなっているニキビ痕へのアプローチも得意なので、ニキビ肌にお悩みの方もルメッカを検討してみると良いでしょう。

■ルメッカのメリット&デメリット

ルメッカのメリットは、何と言ってもシミへの有用性があること。年齢とともに気になる方が多いシミを、IPLの力で目立ちにくくすることができます。また、顔全体への照射が可能で、やけどのリスクが少ない点もメリットの一つです。
一方でルメッカのデメリットは、施術中に軽い痛みを感じる場合があることや、施術後は一時的に肌の赤み・かゆみが発生する可能性があること。とは言えルメッカはダウンタイムがほとんどないので、治療計画が立てやすいでしょう。
ただしルメッカは、肝斑には適用不可ですので注意してください。

3.ピコトーニングとは

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次は、ピコトーニングについてです。特徴やメリット・デメリットをチェックしていきましょう。

■極短パルスによるレーザー治療

ルメッカがIPLの光治療だったのに対し、ピコトーニングはレーザーを用いた光治療です。ピコ秒(1兆分の1秒)単位の短いパルスを発生する特殊レーザーを、低出力で照射していきます。3つあるピコレーザーの照射方法のうちの一つで、ピコトーニングは範囲の広い肌トラブルの治療に適しているのです。特徴としてはほかにも、従来のレーザーと比べて肌への負担が少ないことや痛みが最小限で抑えられることが挙げられます。

■ピコトーニングに期待できる効果

ピコトーニングは、シミ・くすみ・肌質改善などの効果が期待できます。中でも、広範囲に及ぶ薄いシミや、そばかすのようなシミへの対処が得意です。また、従来のレーザー治療では難しかった肝斑へのアプローチも可能で、それ以外にも肌のトーンアップに導きます。

■ピコトーニングのメリット&デメリット

ピコトーニングの大きなメリットと言えば、肝斑にも効果が期待できる点が挙げられるでしょう。ルメッカでは肝斑には適応できないため、肝斑治療を探している方はピコトーニングが適しています。また、従来のレーザーよりも短期間で結果が出やすいことや、パルス幅が短いため皮膚への負担が少なく治療後の炎症が起こりにくいこともメリットです。
デメリットは、治療回数と期間が適切でない場合、白斑ができるリスクがあること。また、ピコトーニングに限った話ではありませんが、治療後すぐに日焼けをしてしまったり、スキンケアをする際に刺激を与えたりすると、治療した部分が色素沈着してしまう可能性も。
このようなトラブルを起こさないためには、信頼できるクリニックを選択する必要があるでしょう。

4.○〇にはルメッカとピコトーニングどっち?

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「自分の肌悩みにはルメッカとピコトーニングのどちらが合っている?」という疑問を解決するために、ここからはシミ・肌のトーンアップ・肝斑に対してのアプローチについてチェックしていきます。

■シミにはどっちが良い?

ルメッカとピコトーニングは、どちらもシミに適応が可能な光治療です。ただしそれぞれ得意なタイプのシミが異なります。具体的には、ルメッカは比較的浅いところにあるシミ、ピコトーニングは広範囲にある薄いシミや肝斑へのアプローチが得意です。
シミ治療の場合は、該当するシミの深さや程度を見てから治療法を判断します。そのため、「ルメッカとピコトーニングのどちらが良い」と、こちらで断言するのが難しいため、まずはクリニックで診てもらうのが良いでしょう。
ちなみに治療を何度か進めていくうえで、途中で光やレーザーの種類を変えることもあります。また、ルメッカやピコトーニングと併用して、ビタミンCやトラネキサム酸などを内服する、といったよりシミへのアプローチ力を高める治療を提案されることもあるでしょう。

■肌のトーンアップにはどっちが良い?

ルメッカはメラニンの分解や、コラーゲン・エラスチンの生成によって、肌のトーンアップ効果が期待できます。そのため肌のトーンアップを目的に、ルメッカ治療を受ける方も多いでしょう。しかし、ピコトーニングもくすみ改善効果があることから、肌のトーンアップにつながる治療法と言えます。肌状態によって効果の出方は異なるので、まずは受診し相談してみるのがおすすめです。

■肝斑にはどっちが良い?

ルメッカは肝斑への照射は不可なので、肝斑の治療をするならピコトーニング一択です。しかし、自分で肝斑だと判断するのは難しいので、こちらの場合もまずは受診して肌状態をチェックしてもらう必要があるでしょう。

5.光やレーザー治療を受けるときの注意点は?

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最後に光やレーザー治療を受ける際の注意点をまとめましたので、事前に確認しておきましょう。

■施術前後の日焼けは厳禁

ルメッカやピコトーニングをはじめとした光治療を受ける際は、施術前後の日焼けは厳禁です。必ず日焼け対策を徹底して、施術箇所に紫外線のダメージを与えないようにしましょう。日焼け止めを塗るのはもちろん、日傘や帽子などを使い、物理的に紫外線を浴びないようにするのも有効です。

■顔に金属が入っているや光線過敏症の人は治療不可

顔に金属類が入っている方は、光治療が受けられません。また、プロテーゼやアクアミド、アートメイクをしている方も治療不可の可能性があるので、必ずカウンセリングで医師に伝えましょう。

■まとめ

ルメッカとピコトーニングは、どちらもシミに対してアプローチできる光治療です。しかし、光の種類はルメッカがIPL、ピコトーニングはレーザーと異なります。それぞれに得意・不得意があるので、「自分のシミや肌状態にはどちらが適しているのか」は、医療機関を受診して指示を仰ぐと良いでしょう。ピコトーニングは肝斑へのアプローチも可能なので、肝斑に悩んでいる方はぜひ検討してみてください。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
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