「デパコスを使用して、毎日スキンケアに力を入れているけど、なかなか肌悩みが解消されない……」とお悩みの方はいませんか？そんな方から注目を集めるのが「フォトフェイシャル」です。フォトフェイシャルは、シミやくすみをはじめとした、さまざまな肌トラブルにアプローチできる光治療です。しかし「フォトフェイシャルでビニール肌になる？」といった声もあることをご存じでしょうか。今回の記事では、ビニール肌の原因やフォトフェイシャルできちんと効果を得るための方法などをご紹介します。
INDEX
１．そもそもビニール肌とは？
ビニール肌とは、角質層が薄くツルツルした状態の肌のことを指します。過度なスキンケアなどが原因で、肌に本来必要な角質層が薄くなっている状態です。一見するとツルツルしていて美肌に見えるビニール肌ですが、実はバリア機能の低下や刺激に弱い状態です。かゆみやチクチク感などの刺激がある場合はビニール肌である可能性が高いため注意が必要となります。また、肌が乾燥しやすくつっぱる、赤みなどの肌トラブルにつながる可能性があります。
２．ビニール肌の原因は？
出典：photoAC
ここでは、ビニール肌の原因について見ていきましょう。
■スキンケアによる刺激
ビニール肌になってしまう原因の1つに、スキンケアによる刺激があります。念入りにスキンケアをしている人ほど、ビニール肌になりやすくなります。クレンジングや洗顔料で擦りすぎると肌にダメージを与えるだけでなく、ビニール肌の原因にもつながるので要注意。また、洗浄力が強すぎるクレンジングや、敏感肌なのに脂性肌向けのものを使うなど肌に合わない洗顔料を使っていると、肌にダメージを与えます。
■角質ケアのやりすぎ
毛穴の詰まりや肌のごわつきが気になって、角質ケアを毎日しているという方もいるかもしれません。しかし、スクラブやピーリング、毛穴パックなどで角質を取りすぎると、ビニール肌の原因になります。化粧水がしみたり、肌が乾燥してつっぱったりする場合は、肌を健康に保つために必要な角質までも落としている可能性があります。
■ターンオーバーのサイクルの乱れ
肌は、一定の周期で生まれ変わります。これをターンオーバーと呼び、このサイクルが乱れると角質が早く剥がれ、ビニール肌になってしまうことがあります。ターンオーバーが乱れる主な原因は、偏った食事や睡眠不足、紫外線や加齢などです。ターンオーバーの正常化のためには、皮膚を健康に保つビタミンB群を摂取し、規則正しい生活を心がけ、しっかり紫外線対策を行う必要があります。
■過剰なフォトフェイシャル
過剰に美容医療に頼るとビニール肌の原因となることがあります。「フォトフェイシャル」は、IPL（Intense Pulsed Light）と呼ばれる光治療器です。特殊な光を肌に当て、肌トラブルを改善します。適度な治療ではビニール肌の原因にはなりませんが、施術の間隔が短すぎたり、回数が多かったりするとビニール肌の原因になる可能性があるので注意が必要です。
３．コスメケアより効果的？肌の内側からケアするフォトフェイシャルとは？
出典：photoAC
「自宅でのケアでは、なかなか肌悩みが改善されない」「過剰なセルフケアで肌悩みが悪化してしまった」ということもあるでしょう。そこで、注目されているのがフォトフェイシャルです。ここでは、フォトフェイシャルの効果についてご紹介します。
■シミやそばかすを薄くできる
フォトフェイシャルは、シミやそばかすの原因となるメラニン色素などに反応してダメージを与えます。さらに、コラーゲンの生成を活性化させ、肌悩みの解決へと導く治療法です。顔全体へ照射することで、シミやそばかすを薄くさせる効果が期待できます。メラニン色素の生成も抑制するため、まだ現れていないシミに対する予防としても効果的です。
■ハリや弾力をキープ
年齢を重ねると、肌にハリを与える成分が減少。ハリや弾力が失われます。そんなハリや弾力を蘇らせる効果があるのが、フォトフェイシャルです。フォトフェイシャルは、真皮層まで届く波長の光で、肌にハリを与えるコラーゲンやヒアルロン酸といった成分の生成を促してくれます。「最近、肌にハリや弾力がない……」という方からも注目を集めている治療法です。
■肌の色ムラを均一にする
フォトフェイシャルは、顔全体にさまざまな波長の光を当てるので、肌の色ムラを均一にする効果があります。治療を続けると、肌の赤みや色素沈着などが目立たなくなります。色ムラがなくなると、顔全体がトーンアップし、透明感も出てくるでしょう。
■ターンオーバーの正常化
フォトフェイシャルには、細胞を活性化し、乱れたターンオーバーを正常化する働きもあります。ターンオーバーのサイクルが整うと、小じわや毛穴の開きなどにも効果が期待でき、ツヤのある肌質に導いてくれます。
４．フォトフェイシャルでビニール肌にならないためには？
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さまざまな効果が期待できるフォトフェイシャル。しかし「フォトフェイシャルは、ビニール肌になるからやめたほうがいい？」「フォトフェイシャルを受けた後は肌荒れするから肌に悪い？」と、気になる方もいるかもしれません。ここでは、ビニール肌にならないために守りたいフォトフェイシャルの注意点についてご紹介します。
■施術の間隔をきちんと開ける
フォトフェイシャルの施術後の皮膚は、刺激を受けやすい状態。この状態で、フォトフェイシャルで次の光照射を行うと、シミや色素沈着を起こすことがあるので注意が必要です。また、短期間でフォトフェイシャルを何度も行うとビニール肌の原因になります。フォトフェイシャルの施術の際には、最低3週間以上の間隔を空けるようにしましょう。
■焦らず回数を重ねる
フォトフェイシャルは、レーザー治療に比べるとソフトな光を使います。施術時の痛みが少なく、肌へのダメージが少ないのがメリットですが、1回の施術で一気に肌悩みが改善されるものではなく、回数を重ねながら効果を実感できます。
フォトフェイシャルは、今あるシミやそばかすだけではなく、皮膚の深い層の肌悩みの予防にも効果的です。5年後、10年後の美肌を目指すため、焦らずに回数を重ねましょう。
■フォトフェイシャルのメカニズムを知る
フォトフェイシャルを受ける場合は、施術前にメカニズムを理解し、必要な治療回数や期間、治療のリスク、アフターケアについてきちんと医師に確認することが大切です。
これらのことに気をつけてフォトフェイシャルの施術を受ければ、ビニール肌になるリスクは避けられるでしょう。
５．フォトフェイシャルを安心して受けるために
出典：photoAC
最後に、フォトフェイシャルを安心して受けるために、施術の流れやダウンタイム、施術後の注意点などをご紹介します。
■施術の流れ
フォトフェイシャルの施術では、肌の状態を確認しながら治療方針を決めます。洗顔をして、顔全体にクーリングジェルを塗布し、目を保護するためにゴーグルを装着。10～15分程度、フォトフェイシャル照射を行います。照射が終わったらジェルの拭き取りをして、火照った顔をクーリング。治療後の肌の状態を確認して終了です。治療後は、そのままメイクをして帰ることができます。
■ダウンタイム
フォトフェイシャルは、施術後2〜3日がダウンタイム期間です。施術後は、ヒリヒリとした痛みが現れることがありますが、冷却すれば治まります。また、フォトフェイシャル後には、シミが浮き上がってきて、細かなかさぶたができます。施術によりメラニンが浮き出て、肌を再生している自然な過程です。かさぶたは1〜2週間で自然に剥がれ落ちるので、無理に剥がさないようにしましょう。
■施術後の注意点
フォトフェイシャルの施術後は、肌がとてもデリケートな状態になります。刺激に弱くなるため、保湿をして肌の乾燥を防ぎ、日焼け止めで紫外線対策を行いましょう。ダウンタイムの過程でシミが濃く浮き出てきた部分はメイクでカバーし、過度に触らないことが大切です。
■フォトフェイシャルはこんな人に向いている
フォトフェイシャルは、シミやそばかすのほか、くすみや顔の赤み、ハリ、毛穴の開き、小じわなどが気になる人に向いています。複数の悩みを抱えている場合も、同時に肌悩みを解消できるのでおすすめです。フォトフェイシャルは、あらゆる肌トラブルの改善に向いており、将来のエイジングケアにもなるでしょう。
■まとめ
フォトフェイシャルがビニール肌の原因になるのか、フォトフェイシャルできちんと効果を得るための注意点などをご紹介しました。フォトフェイシャルがビニール肌の原因となるのは、施術間隔が短かったり、過剰に多かったりするとき。適切な間隔で施術を重ね、ダウンタイムについてきちんと理解することで、スキンケア以上の美肌効果を実感できるはずです。フォトフェイシャルの施術後には、紫外線対策と保湿をしっかりしてきれいな肌を手に入れましょう。
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