ハイフの効果はどうすごい?向いている人の特徴やデメリットも解説

ハイフの効果はどうすごい?向いている人の特徴やデメリットも解説

年齢とともに気になり始める、顔のたるみやシワ。今回は顔のたるみやシワで悩む人に向けて、改善効果が期待できるハイフ治療についてご説明していきます。ハイフの特徴や効果がすごいといわれる理由、さらに変化が出やすい人の特徴なども詳しくまとめました。ハイフについて知りたい人や自分に合った治療法を見つけたい人も、ぜひ参考にしてください。

1.効果がすごいとされるハイフとはどんな治療?

ハイフは、高密度の超音波を用いて、表皮・真皮・皮下脂肪のさらに奥にあるSMAS筋膜までアプローチする治療法です。皮膚内部の組織に損傷を与えて筋肉を活性化するため、リフトアップ効果が見込めます。手術することなくたるみ取りができることから、ハイフは「切らないフェイスリフト」ともいわれています。

また、熱損傷の修復過程で、真皮層のコラーゲン・エラスチンの産生が促されることも、ハイフの特徴です。コラーゲン・エラスチンは、肌のハリ・弾力を保つ重要な成分。つまりハイフは、たるみ改善以外にも、さまざまな効果が期待できる治療といえるでしょう。

2.ハイフの効果がすごいとされるのはなぜ?

出典:photoAC

ハイフの効果は、なぜすごいといわれているのでしょうか。期待できる効果をさらに詳しく見ていきましょう。

■【ハイフの効果1】皮膚の引き締めやたるみ改善

たるみの原因となるのが、筋肉・真皮の衰えです。表情筋の筋力低下を起こすと皮下脂肪を支えるのが難しくなり、皮膚が下方に落ち込んでしまいます。また、真皮が衰えると、コラーゲン・エラスチンなどの産生量が少なくなり、肌の弾力性も低下するのです。

ハイフは、熱エネルギーによりSMAS筋膜を収縮させるだけでなく、線維芽細胞を活性化しコラーゲン・エラスチンの産生も促進。コラーゲン・エラスチンが増加すれば、皮膚の引き締めやたるみ改善などが叶います。また、たるみによるほうれい線や二重あごなどの改善、リフトアップ・小顔効果なども期待できるのです。

■【ハイフの効果2】シワ改善&ハリ・弾力アップ

ハイフは、目もとのシワ改善やハリ・弾力アップ効果も狙えます。損傷した部位を修復する過程でコラーゲン・エラスチン産生が活性化すると、肌質が改善されるだけでなくうるおいも保たれやすくなります。そしてその結果、細かいシワが目立ちにくくなるのです。

■【ハイフの効果3】ツヤ改善

ハイフには、ツヤを改善する効果も。これは、熱エネルギーにより肌の新陳代謝や血流が促されるためです。ターンオーバーや血行が良くなれば、くすみや毛穴の開きなども改善できます。そして、治療を続けていけば、ツヤのある肌、透明感のある肌を目指せます。

3.ハイフのすごい効果が出やすい人の特徴は?

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メスで切らずにたるみを改善できるハイフは、外科手術を避けたい人に向いている施術といえます。切らない治療であるため、体への負担も少ないでしょう。ここでは、ハイフのすごい効果が出やすい人の特徴を、以下にまとめました。

■たるみが気になっている人

ハイフの効果が得られやすいのは、肌のハリ・弾力がなくなりたるみが出てきている人。ハイフはSMAS筋膜に直接働きかけて収縮させることで、たるみ改善効果が狙える治療です。また、コラーゲン・エラスチン産生を促してくれる作用もあります。コラーゲン・エラスチンは肌にハリをもたらしてくれるため、現在たるみが気になっている人が治療を受けると効果を感じやすいでしょう。

■ほうれい線が気になっている人

ほうれい線の原因には、頬のたるみや表情筋の衰え、乾燥・紫外線のダメージなどがあります。その中でも多いのが、頬のたるみです。たるみに加えて、骨が減少したり肌のハリ・弾力が低下したりすると、ほうれい線はより目立つようになります。

先ほどご説明したように、ハイフにはたるみ改善や肌のハリ・弾力アップ効果があります。そのため、ほうれい線が気になる人は、ハイフの効能を実感しやすいでしょう。

■目もとのシワが気になっている人

小ジワ改善効果が期待できるハイフは、目もとのシワが気になっている人にも選ばれています。一般的に目もと部分は、皮膚が薄くて痛みが出やすい部位。しかし、ハイフなら麻酔なしでもほとんど痛みを感じることはないでしょう。そのため、目もとのシワを少しでも目立たなくしたいと考えている人も、効果を実感しやすいといえます。

4.効果がすごいといわれるハイフのデメリットは?

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効果がすごいといわれるハイフにも、デメリットはあります。施術を受ける前に、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

■痛みを感じることがある

ハイフは、基本的には痛みが少ない治療です。ただし、感じ方は個人差があるため、熱刺激を与えたときに「チクチクする」「骨に響く」という人もいます。耐え難いほどの強い痛みはありませんが、不安な場合は麻酔クリームを使うなどの方法も検討しましょう。医療機関・クリニックでのカウンセリング時に、しっかりと医師に伝えてどのような対応を取ってもらうのか決めてください。

■すべての人に適した治療というわけではない

ハイフを受ければ、誰でも効果を感じられるわけではありません。ハイフをやめたほうがいい人もいるのでチェックしてみましょう。

【やめたほうがいい人の特徴】

  • 10~20代前半の若い人
  • 顔の脂肪が少ない人
  • たるみが進んでいる人
  • 過度に日焼けしている人
  • 皮膚トラブルがある人

10~20代前半の若い人は、皮膚のたるみが少ないため、効果をほとんど実感できないことがあります。反対にたるみが進行しているケースでは、ハイフのみでは引き上げられないことも。また、過度に日焼けしている人や皮膚トラブルを抱えている人も、状態が悪化する可能性があるためやめておきましょう。

■副作用が出ることもある

ダウンタイムはほぼありませんが、場合によっては赤みや熱感、腫れが出ることも。これらの副作用は、基本的に1週間程度で改善します。施術直後から肌の状態が落ち着くまでは、保湿ケアを心がけましょう。また、まれではありますがしびれが起こることもあります。自然に回復していくことが多いですが、経過を見てもらうためにも治療を受けた病院に相談しましょう。

■効果がいつまでも続くわけではない

効果が永久的でないことも、ハイフのデメリットです。効き目が持続する期間は、使用する機器によっても前後しますが、一般的に6ヶ月程度といわれています。この期間を過ぎると再びたるみが気になってくるため、効果を維持させるためには3~6ヶ月を目安に治療を受けると良いでしょう。

5.ハイフの気になるQ&A

ハイフの効果やデメリットを詳しくご説明してきましたが、まだまだ気になることがある人もいるでしょう。よくある質問をQ&A形式でまとめたので、参考にしてください。

■ハイフは将来癌になる?

ハイフについて調べていると「繰り返すと癌になりやすい」といった情報を目にすることがあります。しかし現在、癌の因果関係は医学的に認められていません。ハイフの熱エネルギーは、臓器に影響を与えるものではなく、皮下組織に働きかけるもの。癌の原因になるというのは考えにくいでしょう。

実は、ハイフはもともと癌を治すために開発された治療法です。「ハイフで癌になる」との噂は、ここから始まっているのかもしれません。ハイフが癌を治療するためのものだったことを考えると、癌になるという情報には信ぴょう性がないといえるでしょう。

■ハイフは将来たるみやすい?

「ハイフを受けると将来たるみやすくなる」という情報に、医学的なエビデンスはありません。ただし、ハイフを高頻度で照射することで、皮下脂肪が減って皮膚が余り、たるんだように見えるケースは確認されています。また、脂肪がもともと少ない人に関しては、ハイフにより顔がこけて老け顔になってしまうことも。ハイフで効果を得られるか、どのくらいの頻度で治療を受けるかについては、医師としっかり相談しましょう。

■ハイフのすごい効果を得るためのポイントは?

治療を受けたあとは、アフターケアが大切です。ハイフ施術後は、熱エネルギーの影響により肌の水分の量が一時的に減少します。乾燥しやすく、摩擦・紫外線に弱い状態なので、化粧水・乳液で保湿し日焼け止めを使用しましょう。もう1つ重要なのは、体温が上がる行動をしないこと。体温が上がると血流が良くなり副作用が悪化する可能性もあるため、激しい運動や飲酒、長風呂などは避けましょう。

ハイフによるリフトアップやシワ改善効果は、徐々に薄れていきます。つまり、肌の状態をキープするためには、定期的に治療を受けることが重要。ただし、頻繁に行うと肌に負担がかかるため、次の施術まで3~6ヶ月程度の期間をあけるようにしましょう。

■まとめ

ハイフの効果がすごいといわれているのは、顔のたるみ・シワ改善、肌のハリ・弾力アップなどが期待できるためです。ただし、すべての人が効果を得られるわけではありません。ハイフはたるみが少ない若い人、顔の脂肪が少ない人、たるみが進んでいる人には向かない治療といえます。現在たるみやシワなどの悩みを抱えている人は、カウンセリングを利用してどんな治療が合っているのか相談してみましょう。

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