医療アートメイクで老け見えリップに血色を!失敗しない人が知ってる8つのこと

医療アートメイクで老け見えリップに血色を!失敗しない人が知ってる8つのこと

唇に血色がないと老けて見える原因になってしまいます。もちろん口紅やグロスで解決できますが、すぐ取れてしまう、塗り直すのが面倒といった方もいるでしょう。常に血色の良い唇を保つなら、リップにアートメイクを施すのも1つの方法です。食事をしても汗をかいても落ちないので、メイク直しの手間も少なくなるでしょう。しかし、なかには失敗したという声もあるようです。そこで今回は、リップアートメイクのよくある失敗と、失敗を回避する方法を解説していきます。

1.リップのアートメイクとは

出典:photoAC

リップのアートメイクとはどんなものなのか、確認していきましょう。

■リップのアートメイクの施術方法や色モチ

リップのアートメイクは、専用の針で唇の表皮に小さな傷をつけ、色素を入れる施術のことです。長期間色素が定着し、すっぴんでもメイクをしているような仕上がりに。個人差はありますが色が定着するよう2~3回施術するケースが多いようです。定着後は2~3年ほど色が持続し、ターンオーバーにより自然と色が落ちていきます。

■リップのアートメイクにはどんなメリットがある?

「血色が悪く顔色が暗く見える」「唇の輪郭がぼやけている」「色素沈着してくすんでいる」「マスクや食事でリップがすぐに落ちる」など、唇でよくある悩みを改善できるのがリップのアートメイクです。唇の発色がよくなることで顔の印象が明るくなります。
リップのアートメイクには唇全体に色味を入れるフルリップや輪郭のみに入れるリップライン、外側から内側に向け色が薄くなるように入れるグラデーションリップ、内側から外側に向けて薄くなるように入れるシャドウリップなどがあり、好みに合わせたデザイン調整も可能です。唇にボリュームを持たせたい、口角を上げたい、輪郭をはっきりさせたいといった唇にまつわる悩みにアプローチすることもできるでしょう。
唇は化粧落ちしやすい部位ですが、アートメイクしていれば色落ちする心配もないので、どんなときでもきれいな状態を保つことができます。メイク時間を短縮できる点もアートメイクのメリットでしょう。

2.リップのアートメイクでよくある失敗とは?

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アートメイクは施術後数年単位で色が持続するため、失敗したからやり直しというわけにはいきません。よくある失敗を把握しておきましょう。

■希望したリップに仕上がらなかった

「こんな色やデザインにしたい!」とリップのアートメイクを希望する方がほとんどですが、施術を受けるとイメージ通りにならないこともあります。また、希望したデザインになったものの、自分には似合っていなかったというケースもあるようです。

■左右非対称になった

リップが左右対称にならなかったという失敗例もあります。顔は必ずしも左右対称ではありませんが、アートメイクをするとリップが目立つため、左右非対称だと違和感があることも。唇の形は表情によっても変わるという点を踏まえてデザインを考えてもらう必要があるでしょう。

■色ムラが出てしまった

アートメイクの色は施術後すぐに定着するわけではありません。体質や施術箇所の状態、ダウンタイムの過ごし方に影響を受け色素が定着していきます。一部だけ色が落ちてしまったり、濃く見えてしまったりすることも。色がまだらになった状態ではイメージ通りというわけにはいかないでしょう。

■変色してしまった

注入した色素は時間の経過により少しずつ薄くなっていきます。初めは理想通りの色味だったはずが、変色してイマイチ好みではなくなることもあるかもしれません。ただし、近年は変色しにくい色素を使用するクリニックがほとんど。大きな変色はあまりないようです。

■色がすぐに落ちてしまった

アートメイクは施術後、年単位で効果が持続するのが基本ですが、インクの定着度合いには個人差があります。中には1年を経たずに色が落ちてしまうケースも。費用をかけて施術したにもかかわらず効果が続かないと損した気持ちになるでしょう。アフターケアを怠ると色落ちがしやすくなる可能性もあるため、ダウンタイム中の過ごし方には注意が必要です。

■好みが変わってしまった

施術時には理想だったはずのデザインも、気分や好みが変化することもあるでしょう。トレンドのデザインの場合、流行の移り変わりによりなんだか野暮ったく思えることもあるかもしれません。その場合、なかなか消えないメリットがデメリットになる可能性もあります。

3.リップのアートメイクを失敗しないための8つのポイント

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せっかくアートメイクを施すなら、失敗を回避したいもの。失敗しないためのポイントを把握していきましょう。

■リップのアートメイクについてリサーチしておく

施術を受ける前には自分で情報収集しておくことも大切です。例えば色味が定着するまでの過程を理解していないと、失敗かどうかの判断がつきにくくなります。メリットはもちろん、デメリットや注意事項まで把握したうえで施術するかどうか判断しましょう。
効果を長持ちさせるために、ダウンタイムの理想的な過ごし方も事前に確認しておくと、施術日程が組みやすくなるかもしれません。実際の症例をチェックしておくことで、施術後のイメージもつきやすくなります。

■クリニックは値段よりも質で選ぶ

アートメイクのクリニックは、値段でなく質を重視して選ぶことをおすすめします。アートメイクの仕上がりの良し悪しに影響を与えるのは、施術者の力量です。経験や実績の豊富な施術者が在籍しており、症例数が多いクリニックであれば安心して施術を受けることができるでしょう。実際に施術を受けた方からの口コミ評価も参考になります。
アートメイクは医療行為に該当するため、医師もしくは看護師などの医療資格保持者しか施術できません。中には違法サロンもあるので、医療資格保持者に施術してもらえる医療機関を選ぶことも大切です。

■どんな色素を使っているかもチェックする

アートメイクは体に色素を入れていく施術のため、使用する色素は安全性が確保されていることが大前提です。どんな色素を使っているかという点も確認しておきましょう。現在日本で使われている色素は、アメリカのFDA(米国食品医薬品局)で認可されたものがほとんどです。FDAは日本の厚生労働省のような機関で、認可されているということは人体への安全性が認められている証明にもなります。
また、多量の金属成分が含まれている色素の場合、MRI検査が受けられないこともあります。現在多く出回っている色素はアートメイクしていてもMRI検査できるものがほとんどですが、事前に確認しておくとよいでしょう。

■肌の色に似合うデザインや色にする

デザインを考える際には、すっぴんでも浮かない色味やデザインを重視しましょう。しっかりメイクしたときのような濃い色味を希望する方もいるかもしれませんが、すっぴんになると唇が浮いてしまいバランスが悪くなる可能性もあるでしょう。すっぴんでも違和感がない色味やデザインにしておくと、失敗が少ないはず。似合うデザインや色がわからないという場合は、施術者に相談してみましょう。

■オーバーリップはやりすぎに注意

もとの唇よりもボリュームを出した、オーバーリップデザインを希望する方もいるでしょう。オーバーリップデザインは唇を強く印象づけたり人中を短く見せたりできる効果が期待できます。しかし、やりすぎると唇が浮いて見えるなど顔のバランスが悪くなる可能性も。基本的には自然な仕上がりになるよう、唇のベースを整えるだけにとどめておくようにしましょう。
どうしてもオーバーリップにしたい場合は、顔とのバランスを確認しつつやりすぎに注意してデザインすることが大切です。

■カウンセリングで要望をしっかりと共有する

きちんとイメージを共有できていないことが失敗の原因になる可能性もあるでしょう。施術者とイメージをすり合わせるため、施術前のカウンセリングが重要になります。施術後どんなリップになりたいのか、どんな悩みを解消したいのかという要望をきちんと伝えましょう。
なお、イメージを共有する際は言葉だけで伝えるのはおすすめしません。希望に近い症例写真を共有しておくと、差異が生まれにくくなるでしょう。「このようなデザインや色にはしたくない」など、希望しない症例写真を提示しておくのもよいかもしれません。カウンセリング時間をしっかりと確保し、丁寧にやり取りしてくれるクリニックを選ぶことも大切です。

■アフターケアは怠らない

リップのアートメイクのダウンタイムは、およそ1週間。この期間にきちんとアフターケアを行うことが、肌トラブルの防止と色味の定着に影響を及ぼします。処方された軟膏をきちんと塗るなど、クリニックで指示されたアフターケアは忘れずに実施しましょう。

■アフターフォロー体制もチェックしておく

アートメイクは特殊な針で肌を傷つけそこに色素を入れるため、傷が落ち着くまできちんとアフターケアする必要があります。痛みや傷が残ることも考えられるため、施術後のアフターフォロー体制が手厚いと安心できるでしょう。痛みが続いたときに薬を処方してくれるか、相談窓口はどこか、診療時間内に通えるかなどチェックしておくと、いざというときに焦らないかもしれません。
また、施術後は徐々に色味が薄くなっていくため、きれいな状態を保つにはリタッチが必要です。リタッチメニューの有無や費用についても事前に確認しておくとよいかもしれません。

■まとめ

今回はリップのアートメイクについて解説しました。リップのアートメイクは、唇の形や色にコンプレックスがある、リップメイクを直すのが面倒などといった悩みを抱える方におすすめの施術です。施術すると効果が数年持続するため、失敗すると鏡を見るたび憂鬱になってしまう可能性大。そうならないためにも、今回ご紹介した8つのポイントを押さえることが大切です。実績豊富なクリニックで相談して、理想の口元を叶えてみてはいかがでしょうか。

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