毛穴の開きをキュッと引き締め!美容皮膚科や美容クリニックで行う治療法6選

毛穴の開きをキュッと引き締め!美容皮膚科や美容クリニックで行う治療法6選

毎日スキンケアをしているものの、「毛穴の開きが気になる」とお悩みではありませんか?肌トラブルの中でも毛穴の開きは、世代を問わず悩みのタネとなりやすいものです。セルフケアを十分に行っているものの思ったような変化を感じられない方は、美容皮膚科などの治療を併用すると良いかもしれません。そこで今回は、毛穴の開きが気になっている方に向けて、毛穴の開きの原因や美容皮膚科で行われる治療法などについて紹介します。

1.毛穴の開きとは?肌質や部位の特徴

出典:photoAC

自分の肌を見るたびに「毛穴の開きが気になる」、「美容皮膚科に行くべきか」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。まずは毛穴の開きとはどういった状態を指すのか、また毛穴の開きが起こりやすい肌質や部位について紹介します。

■そもそも毛穴の開きとはどんな状態?

本来毛穴は丸い形をしており、キュッと引き締まった状態です。それが加齢などの原因によって、毛穴の開きを引き起こすことに。開き毛穴と呼ばれることもある肌トラブルで、毛穴に角栓が詰まることで毛穴が広がっているように見えます。
角栓は表皮の角質が皮脂と混ざることででき、角栓が酸化すると毛穴が黒ずみます。毛穴開きを放置すると、たるみ毛穴や開いた毛穴同士がつながってできる帯状毛穴になるケースもあるでしょう。

■毛穴の開きが起こりやすい肌質

一般的には、皮脂腺が発達している脂性肌(オイリー肌)の方がなりやすいといわれています。また日常生活で糖質や脂質を多く摂る方も毛穴開きが起こりやすいでしょう。なぜなら糖質や脂質を摂りすぎると、体外へ排出しようとする働きによって皮脂分泌が過剰になるためです。

しかし脂性肌以外の方も毛穴の開きは起きるため、各肌質の毛穴開きの特徴を見ていきましょう。

  • 脂性肌:過剰な皮脂分泌により、毛穴が詰まりやすくなって毛穴が開いて見える。
  • 乾燥肌:肌の水分量が不足しており、表面の凸凹があらくなって毛穴が目立つ。
  • 敏感肌:皮膚のバリア機能が弱く、外部からの刺激で肌が乾燥し毛穴が目立つ。
  • ニキビ肌:ニキビがつぶれてできた凹みに汚れがたまることで毛穴が目立つ。

つまり、いずれの肌質においても毛穴の開きは起こる可能性があるというわけです。

■毛穴の開きが起こりやすい部位

次に毛穴の開きが起こりやすい部位について見ていきましょう。毛穴の開きが起こりやすい部位は、主に皮脂の分泌が多い部分と肌のハリが失われやすいところ。例えば、鼻やおでこ、眉間などのいわゆるTゾーンと呼ばれる部位や頬です。
Tゾーンは他の部位よりも皮脂の分泌量が多く、皮脂が詰まりやすい部分です。また頬は加齢によって肌の代謝が悪くなったり顔の筋力が衰えたりすることで、毛穴が縦長に広がって見えることもあります。

2.毛穴の開きが起こる原因とは?

出典:photoAC

ここからは、毛穴の開きが起こる原因を1つずつ詳しく見ていきましょう。

■毛穴の汚れ

毎日洗顔していても、毛穴に入り込んだ皮脂や角質などの汚れをしっかり取り除けていない場合があります。そのまま放置することで汚れが蓄積されてしまい、毛穴を押し広げて毛穴の開きを引き起こすでしょう。

■過剰な皮脂の分泌

皮脂は肌を乾燥から守るために必要なものです。しかし、過剰に皮脂が分泌されると毛穴を詰まらせる原因になります。

■乾燥

肌の乾燥が進むと、人の体は肌を守ろうと皮脂をたくさん分泌しようとします。それによって毛穴を詰まらせてしまうことになるのです。

■加齢によるトラブル

年齢を重ねると、肌のハリの低下や顔の筋肉が衰えることで肌がたるみやすくなります。また皮脂に含まれる脂肪酸のバランスが崩れて、毛穴詰まりを起こしやすいドロドロとした皮脂の量が増えることも。結果、毛穴が縦長に大きく見えたり毛穴が詰まったりして、毛穴の開きを引き起こすのです。

■生活習慣

生活習慣によっても毛穴の開きを引き起こします。例えばストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどにより皮脂が過剰に分泌されることも。また、血流が悪くなって栄養が肌に行きわたらないというケースもあります。
こういった生活習慣や食生活の乱れからターンオーバーが正常に行われず、毛穴の開きを引き起こすこともあるのです。

3.毛穴の開き改善のために美容皮膚科などで行われる治療法は?

出典:photoAC

日々のスキンケアや生活習慣を改善することで毛穴の開きをケアすることはできます。しかし、中には「なかなか変化が見られない」と感じる方も。
そういった方は、美容皮膚科などで毛穴治療を併用すると良いでしょう。ただし、毛穴を引き締める毛穴の開き治療は保険適用外のため注意してください。では、毛穴開きを治す治療方法を紹介していきましょう。

■ダーマペン

髪の毛よりも細い超極細針を皮膚に刺し、高密度に微細な傷をつけます。傷の自然治癒力を利用して、体内のコラーゲン生成を促す施術です。また、針を刺したことで目に見えない穴がたくさんでき、その穴に成長因子やビタミンなど有効成分を浸透させていきます。
1回で劇的に肌が変化するというよりは、定期的に継続することで古い角質が入れ替わって肌が整っていくでしょう。毛穴の開き以外に、ニキビ痕や小ジワなどに対して効果が期待できます。

■メソガン

極細の針を皮下に刺し、悩みに応じた薬剤を真皮層に注入する治療です。針を刺入する深さは調整できるため、目の周りや小鼻などの皮膚が薄い部位にも注入可能です。薬剤の注入による効果だけでなく、針の刺激によってコラーゲン生成を促進する効果も期待できます。
毛穴の開きや乾燥によるくすみ、過剰な皮脂分泌などにお悩みの方におすすめ。小ジワやたるみ毛穴にお悩みの方も適している美容医療です。

■フラクショナル炭酸ガスレーザー

レーザーを点状照射して、コラーゲン生成や自然治癒能力で皮膚再生を促進する治療のこと。点状照射するため健常な細胞を残せる、さまざまな肌質に応じて照射密度や出力エネルギーを調整できるといった特徴もあります。
毛穴の開き以外に、ニキビ痕の凸凹や乾燥によるくすみ、ちりめんジワと呼ばれる細かいシワの改善などに効果を発揮するといわれています。

■マッサージピール

コラーゲンピールとも呼ばれる施術で、肌にピーリング剤を塗ることで強力にコラーゲン生成を促す効果が期待できます。低濃度過酸化水素と高濃度トリクロロ酢酸を正確に配合することで皮膚の剥離を起こさず、肌の深部へアプローチすることができます。
こういった真皮まで影響を与える薬剤はエステサロンでは使用できません。毛穴の開きやたるみ毛穴でお悩みの方で、即効性や効果を期待する方は、美容皮膚科などで治療することをおすすめします。

■ピコフォーカス

米国サイノシュア社が開発したピコ秒レーザーを使った施術です。以前のナノ秒レーザーよりも1000分の1秒短いピコ秒でレーザーを照射。照射時間が短くなったことで皮膚への負担を軽減しつつ、衝撃波によって色素の破壊が可能になりました。
ピコフォーカスはピコフラクショナルと呼ばれることもあり、ピコシュアでレーザーを点状に照射する治療のことです。衝撃波によって表皮内に微小の空洞を作る仕組みのため、皮膚表面に傷をつけずに施術できます。毛穴の開きやシワ、ニキビ痕に適した治療です。

■フォトシルクプラス

レーザーとは違う複数の波長の光を照射し、コラーゲン生成を促す施術のことです。一部の波長をカットしていることでやけどのリスクが少なく、肌への負担も軽減されている傾向にあります。
シミの原因であるメラニン粒子の分解作用もあるため、毛穴の開き以外にシミやそばかすといった色素沈着などにお悩みの方にもおすすめです。

■まとめ

毛穴の開きで悩んでいるとしても、人によって肌質の違いがあります。そのため、どんなにスキンケアや生活習慣に気をつけていても、肌質に適していない場合は変化を感じられないケースも。日々のケアをしっかり行いつつ、「もう少し効果を得たい」と思う際は、美容皮膚科や美容クリニックなどの治療を併用すると良いでしょう。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

RECOMMEND おすすめの記事

CATEGORY カテゴリーから探す

美容皮膚科 美容婦人科 美容内科 美容外科 再生医療 男性美容 アートメイク インタビュー クリニック ドクターズコスメ

KEYWORD キーワード

# 鼻 # 形成外科 # 審美歯科 # 再生医療 # 美容外科 # 美容内科 # 美容婦人科 # 美容皮膚科 # 学会関連 # 美肌・美白 # フェムケア # 更年期・PMS

VIEW ALL