エンブレイスRFの美容効果と特徴：切開なしで顔や体のたるみ改善

「エンブレイスRF（EMBRACE RF）」は美容賢者も大注目の、顔や体のたるみ改善を目指した美容医療機器です。その仕組みや効果、適応部位、さらに他の治療との併用例について詳しく解説します。さらに、治療の流れやダウンタイムについても紹介するので、最後まで読んで、たるみや顔のもたつき、ボディラインなどのお悩み改善の参考にしてみてください。

エンブレイスRFとは？美容医療における新たな可能性

引用元： INMODE　日本支社　公式サイト

まず、「エンブレイスRF」の特徴や従来の美容治療との違いについて解説します。

エンブレイスRFの機器の仕組みと特徴

「エンブレイスRF」は、独自のRFAL（Radio-Frequency Assisted Lipolysis）技術を搭載した引き締めと脂肪の収縮を目指す医療機器です。細長いカニューレを皮下に挿入し、RF（高周波）を皮下組織に直接照射することで、高いひきしめ効果が期待できます。「エンブレイスRF」の機器には、温度を管理するセンサーが搭載されており、やけどなどのリスクを防止。皮下に挿入したカニューレの先端と肌表面の温度設定をそれぞれ調整できるため、より効果的な治療が行えます。さらに、低侵襲な施術方法であるため、外科手術と比較して施術した痕が目立ちにくいのも「エンブレイスRF」の特徴です。

エンブレイスRFと従来の美容治療との違い

たるみ改善効果を目的とした従来の美容治療と「エンブレイスRF」を比較してみます。

【フェイスリフト】
「エンブレイスRF」と「フェイスリフト」の最大の違いは切開の有無です。「フェイスリフト」は、切開をして、余分な皮膚を取り除きます。その後、縫合しなおすことで、顔のたるみを改善し、きれいな輪郭を目指せる施術方法です。
一方、「エンブレイスRF」は低侵襲的な施術方法として注目されており、皮膚を切開することなく、RF（高周波）エネルギーによるたるみ改善や脂肪の引き締めが可能です。

【ハイフ】
切開を用いない照射系のたるみ治療には「ハイフ（HIFU）」もあります。「ハイフ」の超音波は、顔の表情をつくるSMAS筋膜をターゲットにピンポイントで照射されます。
その点、「エンブレイスRF」は、ハンドピースを用いて、皮下組織のアプローチが可能。たるみの原因とされる真皮・繊維組織、脂肪のそれぞれに適した温度を設定できるため、効果的にたるみ治療が行えます。
どちらもたるみに効果がありますが、ターゲットにしている部分が違うため、自分にあった機器を医師と選びましょう。

エンブレイスRFのお悩み別美容効果

「エンブレイスRF」は、脂肪やたるみ悩みに対応する治療法として注目されています。以下では、効果について詳しく説明します。

年齢によるたるみやシワに悩む方

加齢によるたるみやシワが気になる方にとって、「エンブレイスRF」は有効です。コラーゲン生成を促進することで、肌にハリを与え、たるみやシワを目立ちにくくする効果が期待されます。マリオネットラインやほうれい線の引き締めなどの、加齢による肌悩みの解消を目指したい方におすすめです。

脂肪減少による皮膚のたるみが気になる方

「エンブレイスRF」は、ダイエットや脂肪吸引などによって急激な脂肪減少があり、皮膚が余ってしまった方にも適した機器です。脂肪の収縮と皮膚の引き締めを同時に進めることで、満足度の高い、滑らかで自然なシルエットを実現します。

部分的な脂肪が気になる方

「エンブレイスRF」は、皮膚だけでなく、部分的な脂肪の引き締めも同時に実現できる機器です。「エンブレイスRF」はRFAL技術により、脂肪組織のリモデリングを促す働きもあります。カニューレを挿入して、脂肪を高温加熱できる「エンブレイスRF」では、部分的な脂肪が気になる方にも適しています。

エンブレイスRFのハンドピース

「エンブレイスRF」には、複数のハンドピースが用意されています。それぞれのハンドピースの代表的な施術部位とその美容効果について解説します。

フェイスタイト：顔のたるみやシワの改善

引用元：INMODE公式サイト

「フェイスタイト（FACE tite）」は、顔周辺の引き締めに効果的なハンドピースです。とくにフェイスラインや顎下のたるみ改善を目指します。カニューレの直径は1.3mmと細く、低侵襲的な治療であるため、傷痕はやや太い採血用の針程度。日常生活への影響もでにくく、忙しい方にも利用しやすい施術方法です。

ボディタイト：全身の引き締めや皮膚のたるみの改善

「ボディタイト（BODY tite）」は、全身の引き締めや、ブレストタイト（垂れた胸の治療）に使用される機器です。長さは17cmと「エンブレイスRF」のハンドピースの中で、最も太くて長いカニューレです。そのため、治療深度も深く、脂肪の多い部分の施術に適しています。

アキュタイト：繊細な部位への施術

引用元：INMODE公式サイト

「アキュタイト（ACCU tite）」は、カニューレの直径が0.9mmと「フェイスタイト」よりも細く、小範囲の施術を得意とする機器です。とくに目元や頬などのデリケートな部位に適しています。
RF（高周波）エネルギーが細かい部分にまで作用するため、目元のシワやたるみ、口元の引き締めを目指すことができます。この施術は、広い範囲ではなく、ポイントを絞って施術したい方に適した機器です。

モフィウス8（MORPHEUS8）：スキントラブルへの施術

「モフィウス8」は、24本のマイクロニードルをはんこの要領で刺入させて、RF（高周波）エネルギーを送り込むマイクロニードルフラクショナルRF機器です。刺入した針の先からRF（高周波）を放出し、皮下組織を引き締めます。
また、マイクロニードルの刺激によって、自然治癒作用を引き出し、コラーゲンの生成を促進。たるみの改善などのタイトニング効果だけでなく、ニキビ痕や傷痕の改善効果も期待できます。

エンブレイスRFとの併用で相乗効果が期待できる美容治療

「エンブレイスRF」は、糸リフトや脂肪吸引などの治療法と組み合わせることで、相乗効果が期待できます。詳しく見ていきましょう。

エンブレイスRFと糸リフト

「エンブレイスRF」と糸リフトを併用することで、より効果を実感できるでしょう。「エンブレイスRF」による引き締めと糸リフトによる引き上げの相乗効果によって美しいフェイスラインを目指せます。「糸リフトだけでは効果が実感しにくい」と感じている方におすすめの組み合わせです。

エンブレイスRFと脂肪吸引

「エンブレイスRF」と脂肪吸引を併用することで、脂肪の蓄積と皮膚のたるみの両方にアプローチ。吸引後の皮膚のたるみが目立ちにくくなるため、より美しいボディラインやフェイスラインを目指せます。

エンブレイスRF施術の流れと施術後

最後に、「エンブレイスRF」の施術の流れとダウンタイムに現れる症状について解説します。

エンブレイスRFの施術の流れ

まず、お悩みや希望に合わせた治療内容を、医師と相談しましょう。「エンブレイスRF」の施術時間は、部位によって差はありますが、30～60分程度です。一般的に、洗顔やシャワーは、翌日から可能になります。治療直後から腫れが生じますが、1～2週間程度で目立ちにくくなるでしょう。

エンブレイスRFの効果の持続期間

個人差がありますが、「エンブレイスRF」の効果は、1回の施術で数年間持続するといわれています。「エンブレイスRF」に即効性はなく、半年ほどかけて実感していくのが一般的です。術後すぐは、腫れがあるため、効果を実感しにくいかもしれませんが、1ヶ月かけて徐々に落ち着いてきます。

エンブレイスRF後のダウンタイムの症状

「エンブレイスRF」のダウンタイムに現れる症状は、むくみや腫れ、内出血、色素沈着、知覚障害、凹凸、ひきつれなどが挙げられます。腫れや内出血は1～2週間ほど、広範囲の場合でも3ヶ月程度です。カニューレの挿入によって小さな傷痕ができますが、3～6ヶ月ほど経つと目立ちにくくなります。

エンブレイスRF施術の注意点

施術直後に、長時間の入浴や激しい運動、飲酒などは控える必要があります。また、静脈麻酔を検討している方は、自身で運転する車などで病院へ行くのは避け、公共交通機関やタクシーを利用しましょう。そして、「エンブレイスRF」の失敗を防ぐためにもコンシェルジュや医師が詳細な説明をしてくれるクリニックを選ぶのがポイントです。

まとめ

「エンブレイスRF」の美容施術では、顔や体のたるみ改善を目指せます。切開の必要がないので傷痕も目立ちにくく、ダウンタイム中も日常生活に影響が出にくい点が魅力の機器です。糸リフトや脂肪吸引など、他の美容治療と併用することで、さらに効果を実感できるでしょう。まずは専門の医師に相談し、自分に合った治療プランを見つけてみてください。