エンブレイスRFの持続期間と特徴を徹底解説!従来の機器との比較も

エンブレイスRFの持続期間と特徴を徹底解説!従来の機器との比較も

「エンブレイスRF」の持続期間はどのくらい期待できるのでしょうか。たるみ改善に特化した「エンブレイスRF」の施術が気になるけれど、実際に効果が保てる期間が分からず不安な方も多いでしょう。今回は、「エンブレイスRF」の適応部位や効果、そして気になる持続期間を維持する方法を詳しく説明していきます。従来の機器との比較をし、分かりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてください。

エンブレイスRFとは?

「エンブレイスRF」は、RF(高周波)エネルギーを活用し、顔や体のたるみを引き締めることを目的とした美容医療機器。メスを使わない施術方法で、肌への負担を軽減しながら施術できる点が人気です。詳しく機器の特徴を見ていきましょう。

エンブレイスRFの仕組みと特徴

「エンブレイスRF」は、専用のカニューレ(管状の医療器具)を皮膚に挿入し、RF(高周波)エネルギーをダイレクトに皮膚内部の脂肪層へと届けられるのが大きな特徴です。そのため、効率的に肌を引き締められます。加えて、美容整形手術と異なり、切らない施術なため、顔や体に痕が残りにくく、ダウンタイムが短い点も魅力的です。
そして、機器に備わっている温度センサーは、皮膚の内側、外側それぞれ設定できるのが肌に優しいポイント。温度が熱くて皮膚表面を火傷したり、温度が低く引き締め効果を発揮できなかったりする失敗を防ぎます。
また、皮下組織へのRF(高周波)エネルギーの照射により、真皮のコラーゲン生成が促進され、肌の引き締めと同時に肌のハリや弾力性アップにも期待がもてます。

エンブレイスRFの施術部位:顔と体

「エンブレイスRF」の特徴の1つとして、施術部位によって専用のハンドピースを使い分ける点もあげられます。それでは、顔専用の「フェイスタイト」と体専用の「ボディタイト」のハンドピースの違いを見ていきましょう。

【フェイスタイト】
・皮下に挿入する専用の針が1~2mm弱と細く、目立つ傷痕を顔に残すことなく繊細なアプローチが可能です。
・最大深部2cmまで挿入可能で、さらに周囲1mmに熱エネルギーの影響があるため、より深い組織への施術ができます。

【ボディタイト】
・深さ5mm以上の施術を可能にしており、厚い脂肪層への施術も得意分野です。
・フェイスタイトよりも長く大きいため、点ではなく面での引き締めが実現。

このように、顔と体の両方のケアができる柔軟性の高さが「エンブレイスRF」の強みといえます。脂肪吸引との併用で、より高いタイトニング効果を期待できるでしょう。

エンブレイスRF施術後の効果

顔や体の気になるたるみに「エンブレイスRF」は具体的にどう働きかけるのか、施術に期待できる点を詳しくみていきます。

フェイスタイトでの施術効果

「フェイスタイト」は、年齢を重ねることで起きるフェイスラインや頬、首のたるみを引き締める効果が望めます。先述したように、RF(高周波)エネルギーによる放射熱を、皮膚の内外それぞれに異なる温度に設定できます。この機能により、脂肪部分は高温でしっかりと加熱させ、一方の皮膚上部は火傷しない温度に調整。適切な温度勾配を実現することで、効果的に余分な脂肪を分解・収縮し、低侵襲ながら満足感のある引き締めにつながるのです。

また、熱エネルギーによる刺激によってコラーゲンの生成が促がされ、肌のハリや弾力が増し、ほうれい線やシワの目立たない肌へと導きます。顔回りがすっきりすると、小顔効果も期待できるでしょう。効果を高めるために、糸リフトや脂肪吸引との併用が適している場合もあります。

ボディタイトでの施術効果

「ボディタイト」を用いた「エンブレイスRF」の施術では、厚い脂肪にも対応するロングサイズのハンドピースを使用するため、体全体に適応します。そのため、広範囲なたるみを引き締め、スリムで整ったボディラインを目指す方におすすめです。
面で引き締める効果に長けているので、太ももや腹部、二の腕などのたるみやすい部分で効果を感じやすいでしょう。また、加齢とともに垂れてしまった胸にも効果が。脂肪吸引との併用で、求める結果に近付きやすくなります。

エンブレイスRFの持続期間と維持方法

「エンブレイスRF」の引き締めの効果はどのくらい続くのでしょうか。期間や効果を維持する方法の説明をしていきます。

エンブレイスRFの効果持続期間の目安

「エンブレイスRF」の引き締め効果が感じられるのは、術後の腫れがひいてからになるでしょう。個人差がありますが、一般的に腫れが目立つ期間は1~2週間ほど、腫れがひいてくるのは大体1ヶ月後と言われています。
また、RF(高周波)エネルギーによる刺激で生成されたコラーゲンなどはすぐになくなりません。施術後、数ヶ月かけて少しずつ増え続け、6ヶ月後を目安に効果のピークが訪れる方が多いようです。その後数年は持続すると言われています。

エンブレイスRF施術後に避けるべきこと

「エンブレイスRF」の施術効果をより高くするために、術後に避けるべき行為があります。以下の項目を参考に、刺激を受けたあとの肌を労わることを大切にしましょう。

  • 施術後当日の洗顔
  • 施術から数日間の飲酒・激しい運動・サウナ・入浴
  • 施術から数日間の器具を挿入した部位へのメイク

そして、腫れ予防のためのサポーターを3~7日間使用して、しっかり圧迫します。加えて、喫煙や飲酒は、術後の回復の妨げになる可能性があるため、できる限り控えることが推奨されています。健やかな肌へ近づくために、少なくても術後の腫れがひくまでは控えることが大切です。自分の肌質や肌の状態、施術内容によってもダウンタイムの期間は変わるため、術後の過ごし方については医師とよく相談してみましょう。

エンブレイスRFの効果をより長く保つためには

「エンブレイスRF」の持続期間を延ばし、良い肌の状態で保ち続けるには、施術後のアフターケアが重要です。
施術後の肌は、とても敏感で乾燥しやすい状態のため日中の外出には日焼け止めを必ず塗布し、洗顔後にはしっかりと肌にうるおいを施しましょう。優しいスキンケアと、紫外線による刺激から肌を守ることがポイントです。
また、定期的な施術のスケジュールを組むと、コラーゲンが生成され続け、肌の弾力感やハリのある若々しさを保てるでしょう。

エンブレイスRFと他の美容医療機器との比較

「エンブレイスRF」の持続期間は他の美容医療機器とどう違うのか、その特徴を比較しながら解説します。

エンブレイスRFとモフィウス8

「エンブレイスRF」と「モフィウス8」は、どちらも同じメーカーが開発しているRF(高周波)機器です。使用する専用のハンドピースの形状が違うため、持続する期間も変わってきます。
「エンブレイスRF」は内側からの直接引き締めが可能なのに対し、「モフィウス8」は24本のマイクロニードルを皮膚に刺しながらタイトニング。そのため、効果の持続期間に違いがあります。「モフィウス8」は4~8週間に1度の治療を少なくとも3回は繰り返すと、効果が持続するでしょう。

エンブレイスRFと脂肪吸引

脂肪吸引は物理的に脂肪部分を取り除くため、持続期間が長いのが特徴です。一般的には半永久的と言われています。しかし術後のアフターケアや、食事や運動などの生活習慣を考慮していく必要があるでしょう。そして、年齢を重ねると肌質の変化により脂肪吸引後に皮膚がたるむことも。たるみ改善に対応していない脂肪吸引では、理想のラインを保てない可能性もあります。
一方、「エンブレイスRF」は脂肪分解と皮膚の引き締めを同時に行えるので、持続期間は1~2年です。脂肪吸引と「エンブレイスRF」の利点を生かし、脂肪吸引後のたるみ改善として「エンブレイスRF」を併用するケースも増えています。

まとめ

「エンブレイスRF」の持続期間は年単位であることが多いようです。引き締め以外にも、コラーゲンを増やす働きもあるため、長く効果を体感できます。引き締め効果をより長く保つためにも、術後の肌のケアや生活習慣の見直し、繰り返しの施術で、さらに満足度の高い結果につながります。専門医との相談で、自分に適した治療を探してみましょう。

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