顔ほくろはとるべき?除去方法・痕・チャームポイントになるかを徹底解説

顔ほくろはとるべき?除去方法・痕・チャームポイントになるかを徹底解説

「顔ほくろ」が気になっている方で、「ほくろをとりたいけれど、痕が残るのが心配」と悩むケースは少なくないでしょう。

この記事では、ほくろが目立ち始める原因や顔ほくろを除去する判断ポイント、具体的な除去方法などについて徹底解説します。

ほくろは、チャームポイントになるともいいますが、増えたり目立ったりしてしまうとコンプレックスに感じる場合も。

この記事を参考に、ご自身に合ったケア方法を見つけて、最適な選択をしてください。

ほくろの種類と特徴

医学的にほくろは、「色素性母斑(しきそせいぼはん)」もしくは、「色素細胞母斑(しきそさいぼうぼはん)」などといわれる良性の腫瘍です。

黒色や茶色、褐色と色が異なり、形も平らなほくろから盛り上がったものまでさまざまあります。

【顔ほくろ】 目立ち始める原因

女性 日焼け顔ほくろはとるべき?除去方法・痕・チャームポイントになるかを徹底解説 |NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

10代・20代で気にならなかった顔ほくろが、30代・40代になって急に気になり始める方も少なくありません。ここでは、ほくろが目立ち始める原因について解説します。

■紫外線

顔ほくろが目立ち始める原因として、紫外線が挙げられます。

紫外線による刺激から肌を守るため、メラニンを過剰に生成。作られたメラニンは、通常ターンオーバーによって排出されます。

しかし、メラニンの排出が間に合わない、または、メラノサイトが異常に働くなどの影響で、ほくろとして出現したり、もともとあるほくろが濃くなったりするのです。

■ターンオーバーの乱れ

加齢に伴う肌のターンオーバーの乱れも、顔ほくろが目立つ原因に。

ターンオーバーとは、肌の代謝サイクルのことであり、一般的に、健康な肌は28日を目安に新しい細胞へと生まれ変わります。

しかし、サイクルが乱れると、古い細胞やメラニン色素が排出されにくくなり、ほくろが濃く見えたり、増えたりするケースがあります。

■摩擦や刺激

洗顔やメイク、マッサージなど、日々の習慣による摩擦や刺激も顔ほくろが目立つ原因といえるでしょう。

紫外線同様に、ダメージが加わると、肌を守ろうとしてメラニンが多く生成されます。とくに同じ部分に集中的な刺激が加わると、ほくろが目立ち、増える原因となるため注意が必要です。

■体質

顔ほくろの数や増えやすさは、遺伝的な要因も大きく関係しているといえます。両親や祖父母などにほくろが多いと、同じような体質を受け継ぐ可能性が高いです。

また、肌が白い・そばかすができやすい人は、ほくろが生じやすい傾向にあります。

さらに、もともと皮膚の薄い方も、紫外線の影響を受けやすく、通常よりもほくろが増えやすい肌質といえるでしょう。

■ストレス

ストレスによるホルモンバランスの乱れも、ほくろが目立ったり形成されたりする原因となるケースがあります。

ストレス負荷によりホルモンバランスを崩してしまうと、メラノサイトの働きが活性化し、ほくろが形成されやすくなるのです。

心と体の健康が肌の状態に影響することもあるため、ほくろが悪目立ちしないようにするには、生活習慣の見直しやストレスケアも大切といえます。

顔のほくろを除去するかしないか判断するポイント

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顔ほくろは、除去の必要がないものが多いですが、中にはほくろの除去を検討したほうがいい場合もあります。ここでは、顔のほくろを除去するかしないか判断するポイントをいくつか紹介します。

■精神的負担が大きい場合

顔ほくろが原因で、自分に自信が持てなかったり人目が気になったりするなど、精神的な負担が大きいときは、除去を検討する大きな理由となるでしょう。

鏡を見るたびに気持ちが沈むといった状況では、生活の質を下げてしまいかねません。

そうならないために、ほくろの除去を前向きに検討してみてもいいでしょう。

■メイクでカバーできない場合

ファンデーションやコンシーラーなど、メイクでカバーしきれないほくろが生じている場合も、除去を検討するポイントとなり得ます。

とくに色が濃く大きいほくろや、盛り上がっているほくろは、メイクで完全に隠すことが難しいケースがあります。

■物理的に邪魔な位置にある場合

洗顔やひげ剃りの際に引っかかったりメガネのフレームに当たったりするなど、物理的に邪魔となる位置にあるほくろも除去を検討するきっかけとなります。

ほくろの位置によって不便さを感じる場合、除去することで快適な生活を送れるようになるでしょう。

■悪性の可能性がある場合

顔にあるほくろが悪性の可能性がある場合は、速やかに除去を検討すべきでしょう。以下のような特徴を持つほくろには、注意が必要です。

  • ほくろの形がいびつで左右非対称
  • 直径6mm以上の大きさがある
  • ほくろの色が均一でなくムラがある
  • 出血している

違和感のあるほくろを見つけたら、自己判断せずに医師に相談しましょう。

顔ほくろは個性!チャームポイントになるかも?

顔にほくろがあるからといって、必ずしも除去する対象となるわけではありません。

ほくろは大きさや位置によっては、その人の個性やチャームポイントになる場合もあります。

例えば、口元のほくろはセクシーほくろと呼ばれ、色気を感じさせることも。

さらに、ほくろ占いというものが存在するほど、ほくろの位置によって性格や運勢が読みとれると考えられているため、一度ご自身のほくろにどのような意味が含まれているのかチェックしてみてもいいでしょう。

ほくろを除去する方法

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ここでは、ほくろを除去する方法を紹介していきます。

■炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、細胞に含まれる水分に反応するレーザーで、熱エネルギーを発生させます。つまり、熱エネルギーを利用してほくろを除去する治療方法です。

メスを使用した除去方法よりも出血が少なく、ほくろを除去した部分は新陳代謝によって新しい皮膚が作られることで、周りの皮膚となじみ目立たなくなる特徴を持ちます。

施術時間が短く、施術後の痛みも少ないため、顔ほくろの除去が初めての方にぴったりな治療といえるでしょう。

主に、盛り上がったほくろの除去に効果的な施術とされています。

■YAGレーザー(ヤグレーザー)

YAGレーザー(ヤグレーザー)は、特定の色素のみに反応して吸収するレーザーです。

炭酸ガスレーザーで、ほくろをとり切れなかった場合でも、YAGレーザーを照射することで、メラニン色素にアプローチできます。

施術後の仕上がりにこだわりたい方にぴったりな方法といえるでしょう。YAGレーザーは、比較的新しく、色が薄めのほくろに効果を発揮する治療法です。

■くりぬき法

くりぬき法は、名前のとおりトレパンという医療器具を使用して、ほくろをくりぬく施術方法です。

皮膚の表面上に存在するほくろだけでなく、皮膚の深い部分に到達するほくろにまでアプローチできるのが特徴です。

施術後は、穴が開いた状態になるため、傷の状態によっては軟膏処置や縫合を施します。縫合した場合には、1週間ほどしてから抜糸が必要です。

■電気メス(電気凝固法)

電気メス(電気凝固法)は、電気メスを使用してほくろの組織を蒸発させることで、除去する施術方法です。

局所麻酔をしてからほくろ除去を行っていきます。電気メスによる施術は数分で完了し、1回で複数のほくろを除去することが可能です。

根の深いほくろの場合は、施術を数回に分けて行うケースもあり、1~3mmほどの比較的小さいほくろに適した治療方法といえます。

■切開法

切開法も電気メス同様に、局所麻酔を行いほくろを含む皮膚を切除する方法です。ほくろを除去したあとは、皮膚を縫い合わせるため傷痕が残ります。

ただし、その傷痕は時間とともに薄くなっていくので、ほとんど分からなくなります。

切開法は、ほくろ再発の可能性がほとんどないと考えられているため、確実にほくろを除去したい方に向いているでしょう。

ほくろ除去後の痕とアフターケアの重要性

顔ほくろを除去したあとは、少なからず傷痕が残ることがほとんどです。

ほくろ除去による痕を少しでも早く目立ちにくくするためには、ダウンタイム中のアフターケアが重要となります。

例えば、紫外線は色素沈着の原因となりやすく、施術後には日焼け止めを使用したり、テープを貼ったりといった紫外線対策を行うことが大切です。

まとめ

顔ほくろは、チャームポイントになることもありますが、位置や大きさの不具合、悪性の可能性があるほくろの場合は、除去を検討する必要があります。

もし、顔のほくろ除去を決断するのであれば、炭酸ガスレーザーやくりぬき法など、いくつか方法があるため、専門のクリニックなどで相談してみるといいでしょう。

また、施術後にきれいな仕上がりを目指すのであれば、アフターケアは重要です。この記事を参考に、顔ほくろに悩んでいる方は、ご自身に合った最適な方法を見つけてください。

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【治療期間および回数の目安】
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※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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【費用相場】1回約¥10,000~¥20,000
【リスク・副作用等】赤み、色素沈着、瘢痕形成、色素脱失など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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