ボトックス後の頭痛っていつまで?原因と自分でできる対処法を解説

ボトックス後の頭痛っていつまで?原因と自分でできる対処法を解説

ボトックス注射後の頭痛、いつまで続くのか不安に感じる方もいるかもしれません。ボトックス注射は手軽に受けられる施術ですが、副反応として頭痛が起こることがあります。

この記事では、ボトックス後の頭痛が続く期間や、その原因、そしてご自身でできる対処法について詳しく解説します。正しい知識を身につけて、安心してボトックスを受けるようにしましょう。

ボトックス注射後に頭痛が起こる原因とは

頭痛 ボトックス後の頭痛っていつまで?原因と自分でできる対処法を解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)ボトックス注射後に副反応として頭痛が起こることは、珍しいことではありません。まずはなぜボトックス後に頭痛が起こるのか、その原因について解説しましょう。

■頭痛の原因①筋肉のバランスが変化するため

ボトックスは筋肉の過度な収縮を抑える薬剤ですが、注入した部分の筋肉の動きを補おうと周囲の筋肉が過剰に働く「代償運動」が起こることがあります。この代償運動により筋肉が過度に緊張し、締め付けられるような頭痛を引き起こす原因に。

とくに顔は頭につながるさまざまな筋肉と連動している筋肉が多いため、エラや眉間などに打つと頭部の筋肉に影響を及ぼすケースがよく見られます。この頭痛は、筋肉がボトックスの影響に慣れていくにつれて、徐々に消えていくことがほとんどです。

■頭痛の原因②注射針による刺激や痛みに対する緊張

ボトックス注射の物理的な刺激や、注射への恐怖心や不安から、無意識に首や肩周りの筋肉がこわばることがあります。心理的なストレスによる過度な筋肉の緊張は、血流を滞らせ、頭部を締め付けられるような頭痛を引き起こすのです。

頭全体が重く感じることもありますが、このような頭痛はいつまでも続くわけではなく、注射による直接的な刺激や心理的な緊張が和らぐにつれて自然に治まるため、過度な心配はいりません。

■頭痛の原因③注射針による刺激と炎症反応

ボトックス後の頭痛の原因として、注射針の使用も少なからず影響を与える場合があります。

皮膚に注射針を刺すと、注射貼りの刺激によって患部が炎症反応を起こします。炎症部位の腫れや赤みは熱感や痛みの原因に。こうして、注射針の機械的な刺激が、頭痛を引き起こす場合もあるのです。

ボトックスによる頭痛はいつまで続く?

時間 時計 ボトックス後の頭痛っていつまで?原因と自分でできる対処法を解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)それではボトックスによる頭痛はいつまで続くのでしょうか。実はボトックスによる頭痛は、一時的なもので、個人差もありますがほとんどの場合、施術後2~3日、長くても1週間程度で自然に治まることがほとんどです。

とくに眉間への施術の場合、1~3日で改善するケースが多く、施術当日や翌日をピークに徐々に軽快します。これは、体がボトックスに順応する過程で生じる一時的な反応と考えられます

。ただし、症状には個人差があるため、長期間続く場合や痛みが悪化する場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

ボトックス後の頭痛でよくある質問

女性 晴れ晴れ ボトックス後の頭痛っていつまで?原因と自分でできる対処法を解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)ここからは、ボトックス注射後に起こる頭痛に関するよくある質問にお答えします。

■ボトックス後に頭痛薬を飲んでも平気?

ボトックス後の頭痛に対し、市販の鎮痛剤は基本的に服用可能で、ボトックスの効果に影響はないとされています。

しかし、自己判断で服用する前に、必ず施術を受けたクリニックに相談しましょう。とくに、アスピリンなど血液をサラサラにする成分の入った薬は、内出血のリスクを高めることがあるため注意が必要です。

クリニックで適切なアドバイスをもらうことで、安心してボトックス後の頭痛に対処できます。

■ボトックスで頭痛と一緒に吐き気やだるさを感じるのはなぜ?

ボトックス注射後に頭痛とともに吐き気や体のだるさを感じる場合、いくつかの要因が挙げられます。

  • ボトックス製剤による体の一時的な副反応
  • 施術によるストレス
  • 強い頭痛に伴う二次的な症状

これらの症状は、ほとんどの場合、施術後数日から1週間程度で自然に治まるのが一般的で、過度な心配は不要でしょう。ただし、症状が長引く、または吐き気やだるさが悪化する場合には、速やかにクリニックへ相談しましょう。

■ボトックスで頭痛が起きる=施術が失敗したということ?

ボトックス注射後に頭痛を感じたとしても、それが必ずしも施術が失敗したというわけではありません。むしろ、頭痛はボトックス注射後に起こりうる一時的な副作用の一つとして知られています。一般的に「施術の失敗」とは、以下のような症状を指すことが多くあります。

  • 左右の表情に明らかな非対称が生じる
  • 期待した効果がまったく見られない
  • まぶたが重くなる眼瞼下垂など、生活に支障をきたすような症状がある

もし頭痛がいつまでも続く場合や、吐き気や倦怠感の悪化など、他の気になる症状が現れた場合は自己判断で施術の失敗だと決めつけず、クリニックの医師へ相談することが大切。安心して状況の判断ができます。

ボトックス後の頭痛を避けるためにできること

ボトックス注射後の頭痛を避けるためには、施術前の準備が重要です。

まず信頼できる医療機関と経験豊富な医師を選びましょう。施術前は十分な水分補給を心がけ、アルコールやカフェインは控えてください。また、過度な緊張やストレスは頭痛リスクを高めるため、十分な睡眠をとりリラックスした状態で臨みましょう。

さらに、過去の頭痛経験や体質について医師に伝えておくことも大切です。施術前にもできる対策はさまざまあり、事前に備えておくことでボトックス注射後の頭痛リスクを軽減できます。

まとめ

ボトックス後の頭痛がいつまで続くのか、不安を軽減できたでしょうか。多くの場合、頭痛は一時的で時間の経過とともに解消されていきます。

しかしながら、自己判断を過信してしまうのは禁物。少しでもおかしいと感じたら、施術を受けたクリニックに相談するようにしましょう。不安な点や疑問点は解決し、納得した上で施術に臨むことが、安全かつ満足のいく結果を得るための第一歩です。

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・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
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【施術の内容】 ボツリヌストキシン製剤の注入
【施術期間および回数の目安】約3~4ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】¥15,000~¥100,000※本施術は自由診療(保険適用外)です。注入部位や製剤、クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】注射部位の痛み、腫れ、筋肉の部分的な脱力、内出血など
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。