ハイフの効果が出やすい人には、どんな特徴があるのでしょうか。ハイフはメスを入れることなく顔を引き締められる施術で、「効果がすごい」と聞いたことがあり気になっている方もいるでしょう。しかしその一方で、「効き目がいまいちだからやめたほうがいい」といった情報を耳にして、踏み込めずにいる方もいるかもしれません。今回は、ハイフの効果が出やすい人の特徴やより高い効果を得るための方法などを紹介します。
1.ハイフの基本情報
始めにハイフがどのような施術なのか紹介します。
■ハイフの仕組みと効果
ハイフは、皮下組織よりも深いところにあるSMAS筋膜へ超音波エネルギーを照射する施術です。皮膚の土台部分に働きかけることで、肌の引き締め効果を得られる仕組みです。また、超音波エネルギーを照射すると、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分の生成も促進されるため、たるみやシワの改善も期待できます。ハイフの効果がピークを迎えるのは、一般的に1~3ヶ月後頃といわれています。また、効果が持続する期間は半年から1年程度です。ただし、ハイフは使用する機械により効果の持続期間が異なるため、具体的な期間は施術を受けるクリニックに確認してみましょう。また、予定がある場合は、効果が現れるタイミングから逆算して早めに行うことがおすすめです。
■ハイフのメリット・デメリット
ハイフの施術を受けるメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。
【ハイフのメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
・肌への負担が少ない ・肌表面に傷痕が残らない ・施術時間が短い ・施術直後からリフトアップ効果を実感できる ・ダウンタイムが少ない |
・施術中に痛みを感じることがある ・赤みや腫れなどが現れることがある ・施術を受けられない場合がある ・脂肪が少ない場所に照射すると頬がこけて老けた印象になることがある |
ハイフには、比較的ダウンタイムが少ない施術ですが、人によっては赤みや腫れを生じることがあります。しかし、それはどの美容施術でも同じで、ハイフだけに限ったことではありません。赤みや腫れは一時的なもので、施術後数時間から1週間程度で収まることがほとんどです。万が一腫れが治まらない場合は、医師に相談しましょう。
2.ハイフの効果が出やすい人とは?
ハイフの効果が出やすい人は、主に以下のような特徴があります。
■肌のハリや弾力が低下してきた人
肌のハリや弾力の低下を感じ始めた方は、ハイフの効果が出やすいでしょう。肌のハリや弾力低下の原因は、皮膚の真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンの減少によるものです。ハイフは、SAMS筋膜に熱を加えて脂肪を溶解し、引き締め効果やリフトアップ効果、小顔効果を狙います。さらに、リフトアップ効果が薄れてきた後にも、コラーゲンやエラスチンの生成促進効果が持続するのがハイフの魅力です。そのため、肌の弾力やハリ感が失われ始めたと感じた方は、普段のスキンケアの見直しと同時にハイフを検討してみると良いかもしれません。ハイフを受けることで、肌の内側からハリ感や弾力を感じられ、うるおいのある健康な肌が期待できるでしょう。
■30~40代でたるみや小ジワが気になってきた人
30代後半~40代を迎える方も、ハイフの効果が出やすい人だと考えられます。小ジワやたるみは、加齢に伴い少しずつ出現し始めるものです。とくにたるみは、加齢に伴うコラーゲンやエラスチンの減少が原因の1つです。また、表情筋が衰えると皮膚の表皮や真皮を支える力が失われることも、原因と考えられています。ハイフは、皮膚の土台となっている部分に働きかけるため、たるみ症状を根本から改善させる効果が期待できるでしょう。
3.ハイフの効果が出にくい人とは?
一方で、ハイフの施術を受けても思うような効果が得られにくい方もいます。
■顔に脂肪が少ない人
ハイフは、肌の引き締め効果を狙えるもので、脂肪細胞が減少する可能性がある施術です。そのため、もともと顔の脂肪が少ない方はさらに脂肪が減少し、かえってコケた印象になることがあります。顔がシャープな方も、思うような仕上がりにならない可能性があるため、自分がハイフに向いているかどうか、医師に相談して見ると良いでしょう。
また、脂肪が少ない方はハイフの超音波が骨に届きやすくなるため、施術時に痛みを感じやすいともいわれます。
■たるみの症状が強すぎる人
皮膚のたるみ症状が強すぎると、ハイフだけでは改善が難しく効果を実感しにくい傾向があります。たるみ症状が強い場合は、糸リフトや切開リフトなど、ハイフ以外の施術を選択したほうが良いケースも考えられます。もしも、ハイフだけでたるみ症状を改善させたい場合は、長期にわたって治療する必要があるでしょう。
■10~20代でたるみが少ない人
年齢が若い方は、ハイフが働くSMAS筋膜がまだ緩んでいないため、施術を受けても効果を感じられにくいと考えられます。若いもののたるみが気になる場合は、SMAS筋膜の緩みが原因ではない可能性があります。また顔をスッキリさせたい、小顔効果を得たいという方は、脂肪吸引やボトックス注射などの方法もあるため、一度クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
4.ハイフの効果が出やすい人は何をしている?
ここからは、ハイフの効果が出やすい人がどんなことを取り入れているのか紹介します。
■アフターケアをしっかり行っている
ハイフの施術を受けた後は、アフターケアをしっかりと行うことで、効果が出やすく持続期間も延ばせると考えられます。施術後は、肌がデリケートな状態になっているため、普段よりも負担が少ない方法でアフターケアするよう心がけましょう。摩擦を与えないようやさしく洗顔したり、お湯で簡単にオフできる化粧品を使用したりすることも大切です。また乾燥しやすいため、紫外線対策や保湿も徹底してください。天候が悪い日も紫外線が降りそそいでいるため、天候に関わらず、施術後は日焼け止めや日傘を使うようにしましょう。
■定期的に施術を受けている
ハイフの効果は、前述したように時間の経過とともに徐々に薄れてきてしまいます。そのため、ハイフによるリフトアップ効果を持続するためには、定期的な施術を受けることがポイントです。効果の持続期間は一般的に半年から1年程度です。効果が完全に薄れる前に施術を受けたほうが持続しやすいため、3~6ヶ月程度の間隔で再施術を受けると良いでしょう。なおハイフの施術は、一般的に4~5回程度施術を受けると効果を実感しやすいといわれています。ただし、部位や目的によって推奨される施術回数は異なるため、具体的な施術頻度や回数は、医師と相談しましょう。
■信頼できる美容クリニックを選んでいる
ハイフは、たるみケアに効果的といわれている施術ですが、皮下脂肪を減らす作用があるため、人によってはかえってたるみを悪化させてしまう恐れもあります。とくにもともと顔の脂肪が少ない方は、たるみがひどくなったり、頬がこけてしまったりする可能性も。そうならないためには、信頼できる美容クリニックを選択することが大切です。カウンセリングの際に、しっかりと話を聞いてくれる美容クリニックかどうかも見極めると良いでしょう。
■不安なことは医師に相談している
不安や疑問がある場合は、施術前にしっかり確認しておくことも大切です。施術後の過ごし方や痛みの有無、副作用、仕上がりなど不安や疑問は確認し、解消した上で施術を受けるかどうか判断しましょう。疑問点を聞いても十分な返答が得られない場合は、他のクリニックに変更することを検討しても良いかもしれません。
まとめ
ハイフは、超音波エネルギーを照射することで、肌の弾力アップやたるみの改善を図れる施術です。肌への負担が少なくダウンタイムも少ないハイフですが、効果が出やすい人と出にくい人がいます。ハイフの効果を最大限に実感するためには、施術前に自分が向いているのかどうか、医師と相談してみることが大切です。まずはクリニックでカウンセリングを受けて、自分に合った施術やクリニックを選んでください。
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