ハイフシャワーは効果ないと感じる方がいる一方、切らないたるみ治療としてブログなどの口コミで注目され続けている施術でもあります。
実際のところ、ハイフシャワーは通常の医療ハイフと比べて出力が穏やかであり、適応や照射回数によっては体感に差が出ることも。
こちらの記事では、ハイフシャワーが効果ないといわれる理由、向いている肌状態と向かない症例、そして納得して施術を受けるために知っておくべきポイントを紹介します。
INDEX
ハイフシャワーが「効果ない」といわれる3つの理由

ハイフシャワーは「効果ない」という声が一定数見られる施術です。
その背景には、施術の特性や、受ける側の状態とのミスマッチがあります。
詳しく見ていきましょう。
■出力設計がマイルドで、深層への作用が限定的だから
ハイフシャワーは、通常の医療ハイフと比べて出力が穏やかに設計されています。
通常のハイフが皮下4.5mmほどのところにあるSMAS層(表情筋を覆う筋膜)まで熱エネルギーを届けるのに対し、ハイフシャワーは深度1.5~2.0mmの真皮層を中心にアプローチする施術です。
そのため、深い位置にあるたるみの原因には直接作用しにくく、フェイスラインを引き上げるリフトアップよりも、肌表面の引き締め効果にとどまる傾向があります。
とくに、たるみの進行度が中等度以上に及ぶ場合は、施術後の変化を感じにくいことも。
人によってハイフシャワーが「効果ない」「物足りない」という結果につながるのはそのためです。
■複数回の照射を前提としているから
ハイフシャワーは1回の施術で劇的な変化をもたらすのではなく、継続することによって肌質改善へと導く治療です。
真皮層に熱刺激を加えることでコラーゲンやエラスチンの生成を促すため、効果のピークは施術直後ではなく、コラーゲンの再構築が進む数週間後に緩やかに現れます。
個人差はありますが、1回の施術に即時的な変化を期待して受けると満足度が下がることもあるため、複数回の照射が前提となることをあらかじめ理解しておくと良いでしょう。
また、照射間隔を空けすぎると、せっかく促進されたコラーゲン生成がリセットされる可能性も考えられます。
定期的な通院を継続できるかどうかも効果の実感に大きく影響します。
■年齢やたるみの程度、体質によって個人差があるから
ハイフシャワーが効果ないと感じる理由には、個人の肌状態や年齢による適応の違いも挙げられます。
20代後半~30代前半の若い世代で、たるみが軽度かつ予防的なケアを目的とする場合には、ハイフシャワーで比較的効果を実感しやすいといわれています。
一方、40代以降で皮膚の弾力低下が顕著な場合は、浅い層へのアプローチだけでは根本的なたるみの改善が困難なケースも。
また、体質によっても反応性に差があり、もともと皮膚が薄い・脂肪が少ない方では、たるみが悪化したり頬がこけたように見えたりして、期待した変化が得られにくい場合があります。
そもそもハイフシャワーとは?

ハイフシャワーという言葉は耳にしたことがあっても、具体的にどのような施術なのか曖昧なまま検討している方も多いのではないでしょうか。
ここでは、通常のハイフとの違いや費用相場、推奨される照射頻度、期待できる効果の範囲についてご紹介します。
■ハイフシャワーとハイフの違い
ハイフシャワーとハイフとの大きな違いは照射する箇所です。
ハイフシャワーは先ほど紹介したように、肌表面から1.5〜2.0mmの深さにアプローチします。
一方ハイフは、4.5mmまでのより深い部分が対象です。
肌の変化にも違いがあり、ハイフシャワーは肌のハリやたるみ毛穴、小ジワ改善などを目的にしています。
反対に、ハイフは肌の深部へ作用するため、リフトアップやフェイスラインを整える効果が期待できるでしょう。
その他の違いと合わせて表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
| ハイフシャワー | ハイフ | |
|---|---|---|
| アプローチ箇所 | 肌表面から1.5〜2mmの深さ | 肌表面から3〜4.5mmの深さ |
| 効果 | 肌表面に起こる肌悩みの改善 | 深層部のケアが必要な肌悩みの改善 |
| 痛み | ハイフと比べると比較的痛みのリスクも少ない | ハイフシャワーと比べると痛みを感じやすい |
| 1回にかかる費用 | 4万円程度 | 20万円程度 |
ハイフシャワーにかかる費用はハイフと比べると安価ですが、一般的な持続期間は1〜2ヶ月程度です。
持続期間はそこまで長いとはいえないため、肌の状態を維持するには、定期的な施術が前提となります。
■ハイフシャワーの相場
ハイフシャワーの費用相場は、1回4万円程度です。
複数回のコースになると、1回にかかる費用がお得になるケースもあるため、受診するクリニックに相談すると良いでしょう。
■ハイフシャワーの頻度
ハイフシャワーの持続性は一般的に1〜2ヶ月とされているため、効果が薄くなる1〜2ヶ月後の施術を推奨しています。
肌への負担が比較的小さいため、毎月施術することも可能。
ハイフの施術をした方が、メンテナンスとしてハイフシャワーを受ける場合もあります。
■期待できる効果の範囲と限界
ハイフシャワーで期待できるのは、毛穴の引き締めや肌のハリ感向上といった表層中心の改善です。
通常の医療ハイフがフェイスラインのリフトアップや深層部のたるみ改善を狙うのに対し、ハイフシャワーは予防的ケアの位置づけとなります。
目元への効果についても、目尻の小ジワや目の下のたるみが軽度であれば、ハリ感の向上が期待できます。
ハイフシャワーは超音波によって高密度のエネルギーを発生させ、肌悩みにアプローチする治療法ですが、「シャワー」という表現が示すとおり、基本的には強い変化を狙う施術ではありません。
この限界を理解せずに受けると、効果が弱いと感じやすくなります。
ハイフシャワーはやめたほうがいい?施術が向く人・向かない人

ハイフシャワーが「効果ない」「やめたほうがいい」と評価されるかどうかは、施術そのものよりも適応の問題が大きいといえます。
施術前には、どのよう方に向いているのか、逆にどのような場合には他の選択肢を検討すべきかをきちんと理解しておきましょう。
■向いている人|軽度のゆるみ・予防重視の人
ハイフシャワーが向いているのは、軽度のゆるみやエイジング予防を目的とする人です。
具体的には、20代後半〜30代前半でフェイスラインの大きなたるみはないものの、毛穴の開きやキメの粗さ、肌のハリ低下が気になり始めた方が当てはまります。
また、痛みやダウンタイムをできるだけ避けたい人、定期的なメンテナンスとして美容皮膚科に通える人にも適しています。
そのほか、目元や目の下のハリ感を穏やかに整えたい場合に選ばれることもありますが、あくまで予防的な改善にとどまる点が前提です。
■向いていない人|中等度以上のたるみ・劇的な変化を求める人
一方、40代以降でフェイスラインのもたつきが明確な場合や、皮膚の余剰が目立つケースでは、ハイフシャワー単独では物足りなさを感じやすい傾向にあります。
1回で劇的な変化を期待している人や、通院頻度を抑えたい人にも不向きです。
はっきりとした変化を求める場合は、SMAS層に作用する医療ハイフや、ラジオ波(RF)、糸リフトなど他の選択肢を検討するのも良いでしょう。
たるみの原因がどこにあるかを見極めたうえで施術を選ぶことで、「ハイフシャワーは効果ない」というトラブルを避けられます。
ハイフシャワーの副作用・リスク・注意点とトラブルを回避する方法

ハイフシャワーは比較的刺激の少ない施術とされていますが、医療行為である以上リスクはゼロではありません。
「安全そう」というイメージだけで選ぶと、予想外のトラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。
■起こりうる副作用・合併症
ハイフシャワーで報告されている副作用には、発赤、熱感、かゆみ、痛み、乾燥などがあります。
そのほか、顔面神経や顔の感覚を脳に伝える三叉神経の走行に近い部位では、一時的なしびれや感覚異常を生じることも。
目元周囲への照射は眼球損傷の可能性が指摘されており、慎重な検討が不可欠です。
また、ダウンタイムもまったくないわけではありません。
腫れや赤みが数日残る可能性がある点は理解しておく必要があります。
■禁忌・慎重投与が必要なケース
妊娠中や授乳中のハイフシャワーは、安全性に関する十分なデータがないため、原則として認められていません。
また、施術部位に金属プレートやペースメーカーなどの医療機器が埋め込まれている場合もNGです。
そのほかケロイド体質、感染性疾患がある方、過度の敏感肌の場合も慎重な対応が求められます。
■トラブルを回避するには?
ハイフは医療行為に該当します。
そのため、医療機関において医師の管理下でのみ使用できるマシンです。
厚生労働省の通達では、2024年6月以降、エステサロンなどの医師免許を持たない担当者によるハイフの施術は禁止されています(*厚生労働省, 2025)。
また、もともとハイフはがん治療にも使われていた医療機器で出力も高いため、医師の技術力や経験も必要です。
ハイフやハイフシャワーの施術を検討している方は、トラブルを回避するためにもカウンセリングが丁寧で相談しやすく、実績があるクリニックを選ぶことをおすすめします。
*参考文献:厚生労働省『医政医発0607第1号』
まとめ
ハイフシャワーを「効果ない」と感じる人もいますが、その背景にあるのは、出力設計や施術目的とのミスマッチによるものがほとんどです。
後悔やトラブルを防ぐには、ハイフシャワーを深層部のたるみを改善する治療ではなく、軽度のゆるみ予防や肌質改善を目的とした美容施術であると知っておく必要があります。
ハイフシャワーの仕組みやリスクを理解したうえで、納得のいく治療を選択しましょう。
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【施術の内容】ハイフシャワー
【施術期間および回数の目安】4週間ごとに3~5回程度 ※状態によって異なります。
【費用相場】¥20,000~¥35,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】赤み、浮腫み、乾燥、ピリピリ感など
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。
【施術の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【施術期間および回数の目安】施術後6ヶ月以降から再照射可能 ※状態によって異なります。
【費用相場】全顔1回約¥50,000~¥100,000 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険外適用)です。
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。


