
ハイフを体験したことがある方やハイフに興味がある方の中には、ハイフシャワーという施術を耳にしたことがあるのでは?中には、ハイフとハイフシャワーの違いは何なのか、そもそもハイフシャワーとはどんな施術なのかと疑問に感じている方もいらっしゃるはずです。そこで今回は、ハイフシャワーの仕組みや期待できる効果、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。
1.ハイフシャワーとはどんな治療?

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まずは、ハイフシャワーとはどんな治療なのか仕組みや期待できる効果を紹介します。ハイフシャワーとハイフの違いにもふれるため、疑問に思っている方はぜひ参考にしてみてください。
◾️ハイフシャワーの仕組みとは?
ハイフシャワーはHIFU(高密度焦点式超音波)を利用した施術です。どんな施術で、ハイフとはどういった違いがあるのかを見ていきましょう。
ハイフシャワーは浅い層にアプローチする施術
一般的にハイフシャワーは、ウルトラフォーマーⅢの1.5〜2mmのカートリッジを使って、低出力で行う治療のことを指します。施術で用いられるカートリッジは肌表面下の1.5~2㎜の浅い部分に相当。
超音波の照射で受けたダメージを回復させる過程で古い細胞が新しく入れ替わり、コラーゲン生成を促進します。継続することで、肌質改善へと導く施術です。
ハイフとの違いとは?
ハイフシャワーとハイフとの違いは、効果や費用、痛みなどさまざまありますが、大きな違いは照射する箇所です。ハイフシャワーは先ほど紹介したように、肌表面から1.5〜2mmの深さにアプローチします。一方ハイフは、3〜4.5mmなどのより深い部分を対象としているのです。
肌の変化にも違いがあり、ハイフシャワーは肌のハリやたるみ毛穴、小ジワ改善などを目的にしています。反対に、ハイフは肌の深部へ作用するため、リフトアップやフェイスラインを整える効果が期待できるでしょう。
その他の違いと合わせて表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ハイフシャワー | ハイフ | |
---|---|---|
アプローチ箇所 | 肌表面から1.5〜2mmの深さ | 肌表面から3〜4.5mmの深さ |
効果 | 肌表面に起こる肌悩みの改善 | 深層部のケアが必要な肌悩みの改善 |
痛み | ハイフと比べると比較的痛みのリスクも少ない | ハイフシャワーと比べると痛みを感じやすい |
1回にかかる費用 | 4万円程度 | 20万円程度 |
ハイフシャワーにかかる費用は、ハイフと比べると安いですが、持続期間は1〜2ヶ月程度です。持続期間はそこまで長いとはいえないため、定期的に施術することで肌の状態を維持できるでしょう。
◾️ハイフシャワーで期待できる効果
ハイフシャワーでは、目尻や下まぶたなどの目元にも照射できます。そのため、以下のような効果が期待できるでしょう。
- 皮膚のハリアップ
- 小ジワ改善
- たるみ毛穴改善
- 肌表面に起こる肌トラブルなどの改善
- 目の周りや首などのシワ改善
その他にも、軽度のリフトアップや肌質改善を望む方にも有効です。
◾️ウルトラフォーマーⅢ以外でもできる?
通常、ハイフシャワーでは、ウルトラフォーマーⅢのカートリッジを付け替えて施術します。しかし、美容クリニックによっては、ウルトラセルZiやウルセラなどを使い、似たような効果を得るケースも。
ウルトラフォーマーⅢとウルトラセルZiの主な違いは、施術スピードです。ウルトラセルZiほうが1ショットの照射スピードが短いため、治療を短時間で終わらせたい方や忙しい方に向いているでしょう。また、ウルトラセルZiでは均一な照射ができるよう改善されています。
もう1つのウルセラはエコー画面をチェックしながら、狙いを定めるため、正確な照射が可能に。即時的なリフトアップを望んでいる方や効果をより長く保ちたい方に良いでしょう。
2.ハイフシャワーを行うメリットとリスク

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次に、ハイフシャワーを行うメリットやリスクについて見ていきましょう。
◾️ハイフシャワーをするメリット
ハイフシャワーを行う主なメリットは以下のとおりです。
- 即効性がある
- 目元や首の周りにも照射できる
- ハイフとの併用が可能
ハイフシャワーでは、肌表面の浅い部分にアプローチするため、効果を実感するスピードが比較的速いといわれています。
また、通常のハイフでは皮膚の薄い部分には照射できません。しかしハイフシャワーであれば、目の周辺や首などにも照射でき、肝斑があっても施術可能です。
前述したとおり、ハイフとハイフシャワーではアプローチの深度が異なるため、ハイフ照射後にハイフシャワーを行うこともできます。
◾️ハイフシャワーで考えられるリスク
ハイフシャワーは魅力ある施術ですが、リスクやデメリットもあります。ここでは、ハイフシャワーで考えられるリスクを見ていきましょう。主なリスクは以下のとおりです。
- ピリッとした刺激を感じるケースがある
- 目元など皮膚が薄い部分は痛みが出やすい
- 赤み、腫れ、筋肉痛のような圧痛が起こる
- 施術後は肌が乾燥しやすい
ハイフシャワーの照射出力は低いものの、ピリッとした刺激を感じるケースがあり、目元など皮膚が薄い部分では痛みが出やすい点がデメリット。ダウンタイムは比較的少ないですが、赤みや腫れなどの症状が出るケースも。また、施術後は肌が乾燥しやすいので注意しましょう。
3.ハイフシャワーをする前に知っておきたいこと
ハイフシャワーに興味を持った方の中には、ウェブ上でハイフシャワーに関するブログなど、いろいろと調べた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで「ハイフシャワーは効果ない」や「ハイフで老ける」などの口コミを見つけて不安がよぎっていませんか。
ここでは、ハイフシャワーを受ける前に解決しておきたい不安要素や、知っておきたいことについて紹介します。
◾️「効果がない」とはどういうこと?
ハイフシャワーはハイフと比べると即効性があるものの、施術当日だけで完了するわけではなく、徐々に変化します。そのため、施術後すぐに劇的に変化すると想定していると、思ったほど違いを感じられないケースも。
また「頬がこける」や「顔が老ける」、「ハイフ将来たるむ」などの口コミについては、これまで「老ける」といった報告はないため安心してください。このケースでは、ハイフのデメリットを混同しているのかもしれません。
ただしハイフの場合、当てすぎると頬がこけ老けて見られるケースがあります。しかし、ハイフとハイフシャワーではアプローチする部分が違うため、ハイフシャワーによって将来頬がこけるのはなかなか考えにくいでしょう。
◾️ハイフシャワーの相場は?
ハイフシャワーの費用相場は、1回4万円程度です。複数回のコースになると、1回にかかる費用がお得になるケースもあるため、受診する美容クリニックに相談すると良いでしょう。
◾️どのくらいの頻度で行うと良い?
では、ハイフシャワーの効果はいつまでなのでしょうか。一般的には1〜2ヶ月とされているため、効果が薄くなる1〜2ヶ月後の施術を推奨しています。肌への負担が比較的小さいため、毎月施術することも可能。ハイフの施術をした方が、メンテナンスとしてハイフシャワーを受ける場合もあります。
4.ハイフシャワーの効果を最大限発揮するためには?

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ハイフシャワーは比較的利用しやすい価格帯のため、「施術を受けてみたい」と思う方もいらっしゃるでしょう。ただし、いくつかポイントをチェックしておかなければ、ハイフシャワーの効果を発揮できないケースもあります。
最後に、ハイフシャワーの効果を最大限発揮するために押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
◾️信頼できるクリニックを選ぼう
ハイフは医療行為に該当します。そのため、医療機関において医師の管理下でのみ使用できるマシンです。2024年6月以降、エステサロンでのハイフの施術は禁止されているため、くれぐれも注意してください。
また、もともとハイフはがん治療にも使われていた医療機器で出力も高いため、医師の技術力や経験も必要です。ハイフやハイフシャワーの施術を検討している方は、カウンセリングが丁寧で相談しやすく、実績があるクリニックを選ぶと良いでしょう。
◾️施術後は丁寧なスキンケアをしよう
比較的ダウンタイムが抑えられているとはいえ、まったく起きないわけではありません。施術後は肌が乾燥しやすくデリケートな状態のため、保湿などスキンケアをきちんと行いましょう。
◾️まとめ
ハイフシャワーは、肌への負担も費用負担も比較的抑えられた施術です。肌全体のメンテナンスをしたい方や、小ジワケアや毛穴のたるみなどにお悩みの方に向いている施術の1つといえるでしょう。「ハイフシャワーは効果ない」との口コミを見つけた方も、今回の記事でそのようにいわれる背景を理解できたはずです。ハイフよりも即効性はあるものの、やはり施術後からじわじわと変化する場合も多いので焦らずときを待ちましょう。ハイフシャワーの仕組みやリスクを理解したうえで、施術に挑んでください。
・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。
【治療の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【治療期間および回数の目安】治療後6ヶ月以降から再照射可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】全顔1回約¥30,000~¥200,000
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。