ほうれい線を気にして笑わない人はいませんか?「笑うともっと深く見えてしまうのでは……」と表情を控えてしまう方もいるかもしれません。
しかし実は、笑顔を避けることこそが逆効果。表情筋を使わない状態が続くと筋肉が衰え、血行も滞り、かえってほうれい線が目立ちやすくなるのです。
本記事では、笑顔とほうれい線の関係を解説するとともに、自宅で取り入れられるセルフケアや、美容医療の選択肢について紹介します。“笑わない”ことで老け見えリスクを高めるのではなく、適切なケアで自信を持って笑える毎日を目指しましょう。
INDEX
ほうれい線を悪化させるのは“笑わない”かも?メカニズムを解説
「笑うとほうれい線が目立つから、あまり笑わないようにしよう」そのように思っている方もいるかもしれません。しかしほうれい線を気にして笑顔を控えると、実は目立ちやすくなってしまうことがあります。その理由をみていきましょう。
■笑わない人のほうれい線が深くなる理由
顔には皮膚や脂肪を支える表情筋があります。なかでも大頬骨筋・小頬骨筋など頬周りの筋肉は“リフトアップの土台”といわれる存在です。
笑顔を抑えて筋肉を使わない状態が続くと、この土台が弱まり、重力に抗えず頬がゆっくり下がります。結果として、鼻横から口角へ走る溝が強調され、ほうれい線が深く見える原因になってしまうのです。
日常で口角を上げる・はっきり発声するなど“やさしく動かす機会”を増やすことが、土台の維持に役立ちます。無理に無表情を続けるより、適度に動かす方が中長期的なほうれい線ケアにつながります。
■無表情が続くとターンオーバーが乱れ、ハリ不足に
表情を動かさない時間が長いと、顔面の血流が滞りやすくなります。酸素・栄養の巡りが落ちるとターンオーバーが乱れ、コラーゲンやエラスチンの働きが低下します。そしてハリ・弾力が失われ、たるみやほうれい線の“影”が出やすくなるのです。
さらに乾燥や紫外線ダメージ(いわゆる光老化)が重なると、真皮の劣化が進み、溝の見え方が加速します。
笑顔を味方に!今日からできるセルフケア

ほうれい線を防ぐポイントは、笑わないことではなく、適度に表情筋を動かして血行を促すことです。自宅でできるトレーニングや日々のスキンケア、生活習慣の見直しが若々しい印象づくりにつながります。
■自宅でできる表情筋トレーニングとマッサージ
頬の土台を支える表情筋は、動かさないと衰えやすい筋肉です。
表情筋トレーニングの中でも簡単に取り入れられるのが、「あいうえお体操」です。口を大きく動かして発声することで、口輪筋や頬の筋肉を刺激できます。
舌回しエクササイズも自宅でおすすめのトレーニング。口を閉じたまま舌を歯ぐきに沿わせてぐるりと回すと、口の内側から頬の筋肉に働きかけられます。
マッサージを取り入れる場合は、指の腹でほうれい線を下から上へやさしくなぞるのがポイントです。摩擦を避けるためにクリームやオイルを使用し、強く押し込まず心地良い強さを意識しましょう。毎日の小さな習慣が筋肉と血流を守り、ほうれい線対策につながります。
■毎日のスキンケアで行うべき保湿と紫外線対策
肌の乾燥や紫外線は、ほうれい線を深くする大きな要因です。
まず大切なのは保湿ケアです。セラミドやヒアルロン酸などの成分を含む化粧品で、肌の水分保持力をサポートしましょう。洗顔後は時間を置かずに化粧水やクリームでうるおいを閉じ込めるのが基本です。
次に欠かせないのが紫外線対策です。紫外線は季節や天候に関係なく降り注ぐため、一年を通して日焼け止めを使う習慣をつけましょう。
SPF・PA値を目安に、自分の生活環境に合ったものを選び、十分な量をムラなく塗布することが大切です。こまめな塗り直しを心がければ、光老化によるコラーゲン劣化を防ぎ、肌の弾力を維持する効果が期待できます。
■食生活や睡眠など生活習慣の見直し
内側からのケアも、ほうれい線対策に欠かせません。
食事の際は、タンパク質・ビタミンC・鉄分を意識して摂ることで、コラーゲン生成や血行促進を助けます。過剰な糖質摂取は老化を早める要因となるため注意しましょう。
さらに良質な睡眠も大切なポイントです。入眠から最初の3時間は成長ホルモンが活発に分泌され、肌の修復が進むゴールデンタイム。就寝前のスマホ使用を控え、質の高い眠りを心がけましょう。
また、頬杖や猫背といったクセは顔の歪みやたるみにつながりますので、姿勢の意識も習慣化すると安心です。生活全体を整えることが、若々しい笑顔を支える土台になります。
セルフケアに限界を感じたら美容医療という選択肢

日々のケアを続けても「効果を実感しにくい」と感じたら、美容医療を検討するのも1つの方法です。加齢や骨格の影響など、セルフケアだけでは解決しにくい要因に直接アプローチできます。
■ヒアルロン酸注射|溝を直接埋めてふっくらと見せる
ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の溝にアプローチできる代表的な施術です。
皮膚の深層にヒアルロン酸製剤を注入することにより、内側からボリュームを補い、凹みを浅く見せる仕組みとなっています。
施術直後から変化を実感できる方が多い傾向にあり、メスを使わないため比較的受けやすい点が魅力です。ダウンタイムも短く、数日で赤みや腫れが落ち着くケースが一般的です。
ただし、効果の持続は6ヶ月〜1年半程度と個人差があり、変化を持続させるためには定期的にメンテナンスする必要があります。
ヒアルロン酸注射は即効性を求める方や、手軽に試したい方に向いている一方、リスクや注意点については医師から十分な説明を受けて判断することが大切です。
■HIFU(ハイフ)|肌の土台からたるみを引き締める
HIFU(ハイフ)は、高密度の超音波を狙った層に照射し、熱エネルギーで皮膚の土台を引き締める施術です。とくにSMAS筋膜と呼ばれる層に作用するため、フェイスラインのたるみや二重あごにも効果が期待できます。
メスを使わないため体への負担に配慮されており、施術直後からメイクが可能という点もメリットです。またダウンタイムがほとんどなく、日常生活にすぐ戻れるのも魅力です。
ただし、照射中にチクチクとした刺激を感じることや、まれに赤みや腫れが生じる可能性もあります。効果の持続は6ヶ月〜1年程度が目安で、定期的な施術を重ねることで安定したリフトアップ効果が期待できます。根本からの引き締めを望む方に適した方法です。
■糸リフト|物理的に引き上げて若々しい印象に
糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮下に挿入し、たるんだ皮膚や脂肪を物理的に引き上げる施術です。
フェイスライン全体を引き締める効果が期待でき、ほうれい線を浅く見せる即効性が魅力です。施術直後からリフトアップを実感できる方もいらっしゃり、外科手術に比べダウンタイムも短くなっています。
使用する糸は体内で徐々に吸収され、効果の持続は1〜2年程度です。定期的な施術が必要となる点は留意しましょう。
また、術後に引きつれ感や違和感を覚える場合があるため、カウンセリングでメリット・デメリットをしっかり確認しておくことが大切です。即効性を求めつつ、切らずにケアしたい方に適した方法といえるでしょう。
自信を持って笑える毎日のために正しいケアを始めよう
ほうれい線を気にして笑顔を控えることは、表情筋の衰えや血行不良を招き、かえって溝を深く見せる原因になりかねません。一方で、自然な笑顔は筋肉を鍛え、血流を促し、若々しい印象を与えることが期待されます。
対策の基本は、表情筋を動かすトレーニング、徹底した保湿と紫外線対策、そして生活習慣の見直しです。この3つを続けることで、ほうれい線は予防・軽減が可能です。
もしセルフケアで限界を感じたら、美容医療によるアプローチも有効です。正しい知識と継続的なケアを心がけ、自信を持って笑える毎日を取り戻しましょう。
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
| ・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
【施術の内容】ヒアルロン酸注射
【施術期間および回数の目安】約6ヶ月~1年半ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】1本 ¥55,000~¥150,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
【施術の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【施術期間および回数の目安】施術後6ヶ月~1年以降から再照射可能 ※状態によって異なります。
【費用相場】全顔1回約¥50,000~¥100,000 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険外適用)です。
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。
【施術の内容】糸リフト(スレッドリフト)
【施術期間および回数の目安】1回毎 ※状態によって異なります。
【費用相場】1本 ¥50,000~¥100,000 程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。


