ボルニューマは効果ない?失敗しないために知っておきたい5つのこと

ボルニューマは効果ない?失敗しないために知っておきたい5つのこと

「ボルニューマは効果ない……」と感じてしまわないよう、施術概要をはじめ、失敗しないために知っておきたいことをまとめました。たるみ治療などに用いられる美容医療の1つ「ボルニューマ」。美容大国ともいわれる韓国発の医療機器で、日本にあるクリニックでも取り入れられています。話題性はあるものの「ボルニューマは効果ないのでは?」と不安を抱えている方もいるでしょう。「ボルニューマ」の施術をより効果的に受けるために、施術時に意識したいポイントなどもご紹介します。

1.ボルニューマの特徴は?概要をチェック

出典:photoAC

まずは「ボルニューマ」とはどのような施術なのか、詳しくご紹介していきます。

■ボルニューマとはどんな治療?

「ボルニューマ」は、次世代型の非侵襲性高周波治療機器です。6.78MHzという高い熱エネルギーを発し、皮膚表面に近く浅い部分にある真皮層~脂肪中層に働きかけることで肌の引き締め効果をもたらします。独自の振動機能や冷却機能、丸みを帯びた特殊なチップを採用している点も大きな特徴。従来の高周波マシンのデメリットでもあった痛みを軽減できるのも「ボルニューマ」ならではの特徴です。

皮膚を引き締める目的で活用される美容医療の施術として代表的なハイフ。「ボルニューマ」と混同されがちですが、ハイフの場合は超音波を活用した施術であるため、作用する部分が違います。ハイフの超音波は、表情筋を覆う膜で肌の土台部分で深い場所にあるSMAS筋膜にピンポイントで照射する施術です。また、「ボルニューマ」よりもハイフの方が熱変性が強いため、効果が早く表れやすい特徴もあります。反対に熱変性がおだやかな「ボルニューマ」は、ゆっくりと効果を実感していく施術です。

■ボルニューマはどのような方に向いている?

「ボルニューマ」は、真皮層~脂肪層の広範囲に熱を加え、肌内部で軽い炎症を起こします。すると、肌はこの炎症を修復するために線維化し、コラーゲンを増やして皮膚組織を治そうと働き始めるのです。この、創傷治癒過程をたどることにより、肌のたるみにアプローチ。コラーゲンの生成を促すため、ハリや弾力を伴った、ふっくらとした印象を目指すことができます。

また、「ボルニューマ」はカートリッジの種類が豊富にあるため、首や口横にできやすいもたつき、目の下のたるみといった細かい部分の治療もできます。そのため、よりデザイン性の高いたるみケアをしたい方にぴったりです。

2.ボルニューマは効果ない?失敗・後悔しないために知っておきたいこと5つ

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「ボルニューマの施術をせっかく受けたのに効果ない……」などという状況を避けるため、把握しておきたいポイントをチェックしておきましょう。

■効果を感じるまでに時間がかかる場合がある

「ボルニューマ」は、熱変性が比較的優しく、徐々に効果が表れる治療法です。個人差はありますが、効果のピークを感じるのは施術後2週間~1ヶ月後前後であることが多い傾向。そのため、なかなか変化が感じられず、「失敗した」「効果ない」と思い込んでしまうこともあるため要注意です。もしも結婚式やパーティーなど、大切な予定に合わせて「ボルニューマ」の施術を考えている場合は、逆算して余裕をもった日程で施術するのがおすすめです。

■効果は永久ではない

「ボルニューマ」の効果は、永久に継続するわけではないということも覚えておきたいポイントです。個人差はありますが、一般的に施術を受けた後、1年程度効果が継続するといわれています。そのため、一定の時間が経過すれば元の状態に戻ってしまうのです。「ボルニューマ」で気になる部分のたるみをケアした後、その状態をキープするためには、半年に1回程度の頻度で繰り返し施術を行うと良いでしょう。個人差がある場合も考えられるため、詳しい施術頻度は医師と相談してみてください。

■やけどなどのリスクや副作用がある

「ボルニューマ」は、高周波によって肌の広範囲に熱を与える施術です。そのため、施術後に肌の赤みやほてり、腫れややけどといったリスクがある点がデメリット。ただし、こういった症状は一時的に表れているだけのケースがほとんどであるため、施術後から数時間~数日経過すると、徐々に落ち着いていきます。もしも、症状が長く続く場合や痛みがある場合には、速やかに医師に相談してください。

■施術後の過ごし方には配慮が必要

「ボルニューマ」の施術後すぐにメイクや洗顔を許可しているクリニックが多い傾向ですが、肌が敏感な状態になっているため、できるだけ刺激を与えないよう注意しましょう。「ボルニューマ」の施術によって肌の内側に熱が発生した状態であるため、入浴やサウナといった体を温めすぎる行為も避けることを推奨しているクリニックがほとんどです。激しい運動や飲酒も避けて過ごすようにしましょう。

また、施術後の肌に紫外線があたると軽いやけどのような状態となってしまい、肌老化を促すこともあるため、紫外線対策も欠かせません。日焼け止めはもちろん、帽子やマスクなどで物理的に紫外線対策することも大切です。また、バリア機能低下を招く乾燥も大敵。刺激が強いスキンケアアイテムを避けつつ、保湿クリームなどを活用して、肌を乾燥から守りましょう。こういった施術後の注意点を守ることで「ボルニューマ」の力が効果的に発揮されるはずです。

■ボルニューマが受けられない場合もある

「ボルニューマ」は、高周波による熱や電流を使った施術です。そのため、埋込型除細動器やペースメーカーといった機械を体の中に入れている方は施術できません。また、心臓疾患がある方や金の糸・金属製プレートを埋め込んでいる方も施術できないことを理解しておきましょう。

ほかにも、高周波によって過剰なケロイドを引き起こす可能性があるため、ケロイド体質の方は施術できないケースが多いようです。加えて、肌が敏感な状態になっている妊娠中・授乳中の方も「ボルニューマ」の施術を控えるようにしましょう。

3.ボルニューマの施術を効率的に受けるには?

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最後に「ボルニューマ」の施術を効率的に受ける方法をご紹介します。

■ほかの美容医療と組み合わせる

「ボルニューマ」は、ハイフや糸リフトなどの肌をリフトアップする美容施術と併用できます。なかでもハイフは「ボルニューマ」と同時に施術ができ、それぞれアプローチできない部分をカバーすることが可能です。たるみの原因は、肌の深い部分と浅い部分の両方にあります。「ボルニューマ」とハイフの併用は、深い層から浅い層までより効率的にたるみへ働きかける施術手段といえます。

他にも、ヒアルロン酸やA型ボツリヌス毒素注射とも相性が良いため、カウンセリング時などに医師と相談して自身にマッチした施術を選択してみてください。ただし、施術の種類によっては「ボルニューマ」を受ける前後にある程度間隔を開けないといけない治療法もあります。過去の施術歴や、今後なんらかの美容医療の施術を受ける予定がある場合は、医師に伝えて適切な施術を受けるようにしてください。

■信頼できるクリニックを選ぶ

「ボルニューマ」の施術では、個々に適したショット数や照射レベルを設定する必要があるため、信頼できるクリニック選びが大切です。クリニックの実績や口コミなどをチェックしてみるのも1つの手段です。また、ホームページやSNSなどで、実際にそのクリニックで行われた「ボルニューマ」の症例を参考にしてみるのも良いでしょう。
自身にマッチした施術が受けられるよう、話しやすさやクリニックの雰囲気などもチェックポイントです。試しに無料のカウンセリングを受けて、まずはクリニックの雰囲気や対応などをチェックしてみるのも良いでしょう。

さらに、値段についても要チェックです。クリニックによっても差がありますが、「ボルニューマ」のおよその相場は全顔で50,000~100,000円前後。あまりにも安い場合は、施術内容が充実していない、技術が低いといった可能性もあるため注意しましょう。

まとめ

「ボルニューマ」は、高周波によって肌の真皮層~脂肪中層に働きかけてハリや弾力の向上や、たるみにアプローチする施術方法です。カートリッジの種類が豊富にあるため、細かい部分へのアプローチも可能。効果のピークは施術後2週間~1ヶ月後前後ごろのため、すぐに変化がないからといって「効果ない」と思わずに経過をチェックしてみてください。ハイフなどのほかの美容医療とも組み合わせることができるため、自身にマッチした形で「ボルニューマ」を取り入れましょう。

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・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

【治療の内容】ボルニューマ(高周波RF治療)
【治療期間および回数の目安】約3~6ヶ月に1回程度
【費用相場】1回約¥60,000~¥200,000 ※部位・ショット数に応じて各クリニックで異なります。
【リスク・副作用等】熱感、浮腫、火傷、水疱、しびれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【治療期間および回数の目安】治療後6ヶ月以降から再照射可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】全顔1回約¥30,000~¥200,000
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】糸リフト(スレッドリフト)
【治療期間および回数の目安】1~2回程度、治療後6ヶ月~1年程度で再治療可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1本 約 ¥50,000~¥100,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】ヒアルロン酸製剤の注入
【治療期間および回数の目安】約9~12カ月に1回程度 ※製剤や部位によって個人差があります
【費用相場】1本 約¥55,000~¥150,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】 ボツリヌストキシン製剤の注入
【治療期間および回数】約3~4ヶ月ごとに1回程度
【費用相場】1回約¥10,000~¥110,000 ※注入部位・注入量よって個人差があります。
【リスク・副作用等】注射部位の痛み、腫れ、筋肉の部分的な脱力、内出血など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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