
ボルニューマでの頬がこけるリスクが気になる方も少なくありません。「せっかく若々しい印象を目指したのに、逆効果になってしまうのでは?」という不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。この記事では、ボルニューマで頬がこける失敗を防ぐポイントをご紹介します。正しい知識と適切な施術を受け、ナチュラルな若々しい印象を手に入れましょう。
1.ボルニューマとは?頬がこける原因になるの?

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ボルニューマは高周波(RF)を用いた美容医療機器で、顔のたるみやシワを改善する効果が期待されています。しかし、「ボルニューマで頬がこけるのでは?」と心配する方もいらっしゃいます。まずは、ボルニューマの特徴や効果について、詳しく見ていきましょう。
■ボルニューマはたるみにアプローチする治療
ボルニューマは、RFと呼ばれる高周波エネルギーを用いたたるみ治療機器です。加齢とともに低下する肌のハリや弾力にアプローチし、フェイスラインの引き締めやリフトアップを目指します。
RF治療の特長は、皮膚の真皮に熱を加えることでコラーゲン生成を促進する点にあり、肌表面を傷つけることなく治療が行えるため、ダウンタイムが少ないのも魅力の1つです。
ボルニューマは、このRF技術に独自の冷却機能を加え、痛みのリスクに配慮したたるみ治療を可能にしています。
■従来のRF治療との違い
一般的なRF治療機器と比較して、ボルニューマには以下のような特徴があります。
4種類のチップを搭載
サイズの異なる4種類のチップから、治療部位に適したチップを選択できるボルニューマ。鼻や目元といった細部から、首元や顔全体といった広い部位など、さまざまな部位への施術をスムーズに行えます。
均一な熱分布
エネルギーを面状に照射する設計により、熱のムラが起きにくく、過度な刺激を避けながら効率的にコラーゲンを活性化できます。
施術時の快適性
クーリング機能やエネルギーの自動制御機能により、施術中の痛みや不快感が軽減されています。これにより、痛みに敏感な方にも配慮した設計となっています。
これらの機能により、ボルニューマは痛みと効果のバランスに配慮したRF機器として注目されています。
■ボルニューマの主な期待される効果
ボルニューマによるRF治療では、以下のような美容効果が期待されます。
フェイスラインの引き締め
たるみが気になる頬やあご下に働きかけ、シャープな輪郭へ導きます。
小ジワ・ハリ感の改善
真皮層に熱を加えることでコラーゲンの再構築が促され、肌のハリや弾力がアップが期待されます。
毛穴の引き締め
肌の質感がなめらかになり、化粧ノリの良さも実感されやすくなります。
肌の若返り(スキンリジュビネーション)
定期的な治療により、肌全体の若々しさやツヤ感をキープする効果が期待できます。
なお、施術の効果は早い方で直後から引き締まりを感じることもありますが、一般的には2〜4週間ほどで徐々に変化が現れ始め、1〜3ヶ月で変化を実感する方が多いです。
持続期間は個人差がありますが、4〜6ヶ月程度とされており、定期的な施術により安定した効果が期待できます。
2.ボルニューマで頬がこける関係は?

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ボルニューマは、たるみの引き締めに効果的な施術ですが、頬がこけるリスクは低いとされています。経験豊富な医師による適切な照射を受けることで、自然なリフトアップ効果が期待できます。
■ボルニューマで頬がこけるリスクの真相
ボルニューマによって頬がこけるという懸念は一部にありますが、実際にはそのリスクは低いといえます。ボルニューマは皮膚の真皮層から脂肪層に熱エネルギーを与えることでコラーゲンの生成を促し、肌を引き締めることが目的であり、脂肪を直接減らすものではありません。
ただし、照射の強度が過剰な場合や適切でない位置を照射した場合には、まれに頬のボリュームが落ちたように見える、つまりボルニューマで頬がこけることがあります。とくに、頬の脂肪が少なめな方や、加齢によって脂肪が減少している方は注意が必要です。
■ボルニューマで頬がこけることを防ぐためのテクニック
頬がこけないようにするためには、顔の骨格や脂肪の位置を理解した上で、施術を行うことが重要。経験豊富な医師は頬骨や頬脂肪の位置を踏まえ、照射の深さ・範囲・強度を細かく調整し、過度な熱エネルギーの集中を避けることで、不要なボリュームダウンを防ぎます。
また、施術前には顔全体の状態をていねいに診察し、個々の顔立ちや希望に応じたオーダーメイドの治療計画を立てることが大切です。
■失敗を防ぐためのクリニック選びのポイント
ボルニューマを安心して受けるためには、信頼できるクリニック選びが重要です。まず、施術を担当する医師の経歴や症例実績を確認しましょう。
照射技術には経験が大きく影響するため、実績のある医師やクリニックを選ぶことが、ボルニューマで頬がこけるリスクを回避するためには大切です。
施術後の経過観察やアフターケアも含め、トータルでサポートしてくれるクリニックを選ぶことで、より自然な仕上がりと高い満足度が得られます。術後のフォロー体制やトラブル時の対応も確認しておくと良いでしょう。
3.ボルニューマで頬がこけるリスクが高い人は?

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ボルニューマによる頬のこけるリスクは、特定の条件下で高まる可能性があります。どのような方がボルニューマで頬のこけるリスクが高いのか、特徴を確認しましょう。
■ボルニューマなどRFで頬がこける人の特徴
ボルニューマなどのRF治療で頬こけが起きやすい人には、いくつかの特徴があります。まず、顔の脂肪が少ない痩せ型の方は、もともと頬の膨らみが乏しいため、治療後に頬こけが目立ちやすくなる傾向があります。
また、年齢を重ねると、顔の皮膚のたるみが進行し頬の脂肪が下がってくるため、RF治療によって頬こけのリスクが高まることも。
さらに、頬骨の構造が目立ちやすい顔立ちの方は、RF治療によって頬の脂肪が減少すると、より一層頬こけが強調されてしまうことがあります。これらの特徴に当てはまる方は、RF治療を受ける際にはとくに注意が必要です。
■相性の良い治療法とその組み合わせも有効
ボルニューマの効果を引き出すには、他の治療法との組み合わせも効果的です。例えば、ヒアルロン酸注入との併用は、リフトアップ効果を高めながら、自然な若々しさを演出します。
また、たるみが気になる方にはHIFU(ハイフ)、小ジワが気になる方にはボトックスなど、他の治療と組み合わせることで相乗的な効果を目指すこともあります。
医師との綿密なカウンセリングを通じて、個々の状態に合わせたカスタマイズ治療プランを立てることで、より満足度の高い結果につながる可能性があります。
■ボルニューマと同じような効果が得られる他の治療の検討も
ボルニューマと類似の効果を期待できる他のRF治療も検討する価値があります。サーマクールやHIFUは、コラーゲン生成を促進し、肌のハリや引き締めにアプローチできる治療です。また、HIFUは、より深層の組織にアプローチし、リフトアップ効果も期待できます。
これらの治療法は、ボルニューマと同様に非侵襲的で、ダウンタイムが少ない特徴があります。個々の肌質や目的に合わせて、適切な治療法を選択することが重要なため、医師とのカウンセリングを通じて、自分に合った治療法を見つけることが大切です。
4.まとめ
ボルニューマは、顔のたるみやシワに対する効果的な治療法として注目を集めています。しかし、ボルニューマで頬がこけるリスクをできるだけ抑えるためには、信頼できるクリニックの選択や、自身の肌質や年齢に合わせた施術プランの検討が欠かせません。
また、ボルニューマと相性の良い他の治療法を組み合わせることで、より自然で持続的なたるみケアが期待できます。
ボルニューマに限らず、美容医療は個々の状態に合わせたアプローチが大切であり、医師との十分な相談を通じて、適切な選択をすることが美しさへの近道となるでしょう。
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・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
【治療の内容】ボルニューマ(高周波RF治療)
【治療期間および回数の目安】約4~6ヶ月に1回程度
【費用相場】1回約¥60,000~¥200,000 ※部位・ショット数に応じて各クリニックで異なります。
【リスク・副作用等】熱感、浮腫、火傷、水疱、しびれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。