顔が黄色いと感じるのはなぜ?原因と対策を解説!くすみ対策の美容医療も紹介

顔が黄色いと感じるのはなぜ?原因と対策を解説!くすみ対策の美容医療も紹介

顔黄色いとお悩みの人に向けた情報をお届けします。毎日のスキンケアやメイクシーンで、「何だか顔が黄色いような……」と気になったことはありませんか?

今回は、そんなときに考えられる原因と対策法をご紹介。原因が見つかったら対策として試してみたい、セルフケアでアプローチする方法と美容医療のおすすめ施術をチェックしていきます。

顔が黄色いと感じる原因について

女性 鏡顔が黄色いと感じるのはなぜ?原因と対策を解説!くすみ対策の美容医療も紹介|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

最初に、顔が黄色いと感じる原因からチェックしていきましょう。

■黄疸

顔を含め、肌が黄色いと感じるのは“黄疸(おうだん)”が原因かもしれません。血液に含まれる黄色の色素であるビリルビンが過剰になり、皮膚や粘膜部分に沈着することで黄疸を発症します。

黄疸により現れる症状は、白目が黄色くなる、皮膚の黄味が増す、尿の色が濃くなる、便の色が薄くなるなど。通常、ビリルビンは肝臓で代謝され、便として排出されます。

しかし、さまざまな原因からビリルビンの排出に異常が起こると体内に溜まっていき、これらの症状が生じるのです。

黄疸により顔が黄色い状態になった場合は、肝臓をはじめとする消化器疾患が隠れていることも考えられるので、消化器内科を受診するようにしましょう。

<黄疸から想定される消化器疾患の例>

  • がん(膵臓がん、胆道がんなど)
  • 胆石症、胆管炎、総胆管結石症
  • 急性ウイルス性肝炎
  • 肝硬変
  • アルコール性肝疾患 など

■柑皮症

“柑皮症(かんぴしょう)”も肌が黄色くなる病気の1つ。蜜柑やニンジン、かぼちゃなどに多く含まれるカロテンの過剰摂取により黄色の色素が皮膚に沈着することが、肌が黄色くなる原因です。

症状が現れる部位は、顔や手のひら、足の裏など。全身が黄色くなることは稀です。同じく皮膚が黄色くなる黄疸との見分け方として、柑皮症は白目が黄色くなりません。

柑皮症には特別な治療がなく、カロテンの摂取量を減らしていくことが基本となります。ただし、柑皮症になりやすいとされる高脂血症や糖尿病などを患っている人は、疾患の治療を継続することが改善につながります。

■糖化

“糖化”とは、タンパク質が糖質や脂質と結びつき、肌の真皮層が変色して黄色く見える状態のこと。食事などで過剰に摂取した糖は、糖化の原因物質を生成し、蓄積していきます。

糖化をもたらす物質は褐色のため、体内に溜まると黄ぐすみやシミの原因になります。エイジングサインの1つとされる糖化を改善するには、食生活の見直しといったインナーケアが必要です。

■カルボニル化

糖化のさらに深刻な状態として“カルボニル化”があります。糖化よりも肌の黄色化が強く、ターンオーバー以外での対策は難しいとされています。体内でタンパク質と酸化した脂質の分解物が結合・反応すると、劣化したタンパク質を生成。

糖化と同じく黄色いくすみが生じます。カルボニル化の原因は、脂質を酸化させる活性酸素です。紫外線やストレス、食生活の乱れなどが肌に活性酸素を発生させる要因になります。

顔の黄ぐすみ改善・予防のための対策

顔が黄色いと感じる原因が糖化やカルボニル化にあれば、セルフケアによるアプローチが効果的です。ここでは顔の黄ぐすみ改善・予防のための対策を見ていきましょう。

■その1│食生活の見直し

米 顔が黄色いと感じるのはなぜ?原因と対策を解説!くすみ対策の美容医療も紹介|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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改善・予防のための対策としてまず挙げられるのが食生活の見直しです。糖化を防ぐことでカルボニル化の予防にもつながるので、糖質の摂り過ぎに注意した食生活がポイントとなります。

糖質といえば甘い食べ物のイメージが強いかもしれませんが、ジュースやビールなどの飲み物にも糖質が多く含まれています。

また、パスタやうどん、丼物といった炭水化物メインの食事は糖質過多になりがちなので、タンパク質や野菜も一緒に摂取して糖質を減らすことを意識しましょう。

ただし、糖質をまったく摂らないと脳や体を動かすエネルギー源が不足してしまいます。糖質を適度に摂りつつ黄ぐすみ改善・予防を考えるなら、GI値の低い食品を選ぶことも大切です。

玄米や全粒パン、きび砂糖といった精製されていない食品は、GI値が低く血糖値の上昇も緩やか。普段口にする白米やうどんのような“白い糖質”を“茶色い糖質”に変えることにも注目してみましょう。

■その2│スキンケア

肌の乾燥により黄ぐすみが起きるわけではありません。ただ、保湿をしっかり行うと糖化やカルボニル化に発展しにくいとされています。

うるおいに満ちた肌はターンオーバーが正しく行われ、皮脂の過剰分泌抑制や良好なバリア機能につながるので、顔が黄色いと感じるときの対策の1つといえるでしょう。

また、紫外線はカルボニル化の原因である活性酸素を発生させる要素なので、紫外線対策に目を向けることも大切です。

■その3│適度な運動と質の良い睡眠

食後の有酸素運動は、糖をエネルギーとして消費するため糖化予防につながります。また、質の良い睡眠は肌のターンオーバーを整えるために欠かせません。日常的に取り入れられる運動を思案する、入眠前に体を温めるなど、自分に合う方法を考えてみましょう。

顔が黄色いと気になったら……美容医療も検討しよう

女性 ほほえみ顔が黄色いと感じるのはなぜ?原因と対策を解説!くすみ対策の美容医療も紹介|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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顔黄色いお悩み対策として、美容医療の施術を受けることも選択肢の1つです。最後におすすめの施術をチェックしていきましょう。

■ルメッカ

ルメッカは皮膚の若々しさを取り戻すことを目的としたIPL治療です。メラニン色素・ヘモグロビンに効率良く反応する特定の波長の光を用いて、肌の広範囲に熱エネルギーを届けます。

メリット
  • 肌表面には見られない隠れたシミにもアプローチできる
  • 肌のハリやツヤ、トーンアップも見込める
  • 痛みが少なく精度も高い
  • 少ない回数でも効果を実感でき、継続すれば作用が長続きする
デメリット
  • 施術時に痛みを感じることがある
  • 一時的にニキビが悪化したり、肝斑に影響を与えたりする可能性がある

ルメッカは肌のくすみの原因である“肌表面に薄く広がるメラニン色素”を標的にした施術です。肌のトーンアップが期待できるため、顔が黄色いと感じたときのくすみにも効果的といえるでしょう。

■ピーリング治療

ピーリングは古い角質を除去して肌のターンオーバーを整える施術です。美容医療のピーリングには複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。

例えば、肌育ピーリングとも呼ばれる敏感肌向けの「ララピール」、コラーゲン生成を促す力を高める「マッサージピール」などがあります。

メリット
  • 化粧水や美容液が浸透しやすくなる
  • 肌のキメが整う
  • くすみやゴワつき、毛穴詰まりが軽減される
  • 痛みが少なくダウンタイムも短い
デメリット
  • 肌状態によっては施術を受けられないことも
  • 施術後は肌のケアを入念に行う必要がある

黄ぐすみ改善には肌のターンオーバーを整えることが大切なので、ピーリング治療も選択肢に入るでしょう。

■リジュラン注射

リジュラン注射とは、細胞の活性化により肌の若々しさを高め、くすみやシワ、ニキビなどの改善を図る注入治療のこと。細胞に働きかける根本治療のため、元に戻りにくい点が特長です。

施術に用いるリジュランの種類は、「リジュランヒーラー」や「リジュランS」、「リジュランi」など。効果や特徴がそれぞれ異なるので、お悩みに合わせて選ぶ必要があります。

メリット
  • 肌自体の修復と再生を促す治療のため、仕上がりが自然
  • 他の美容注射と比べて比較的痛みが少ない
  • 長期的な効果が期待できる
デメリット
  • 即効性がなく、効果を実感できるまで時間がかかる
  • 費用が高くなる傾向にある

リジュラン注射の肌の活性化を促すところが、黄ぐすみに効果的といえるでしょう。

■白玉点滴

白玉点滴は美白効果の高いグルタチオンを主成分とする点滴のこと。経口摂取では体内にほとんど吸収されないグルタチオンを、血液中に直接補充する施術です。

メリット
  • 肌の老化予防につながる
  • くすみやシミを将来的に発生しにくくする
  • くすみやシミを目立ちにくくする
  • デトックスや疲労回復効果も
デメリット
  • 注射箇所が腫れることも
  • 稀に頭痛や吐き気などの副作用が現れる
  • アレルギーのリスクがある

グルタチオンにはメラニン抑制効果や抗酸化作用があるので、黄ぐすみにも効果が期待できるでしょう。

まとめ

顔黄色いとお悩みの人は、まず原因を探ることから始めましょう。医療機関での治療が必要な場合もあるので、自分がどのケースに当てはまるか考えることが大切です。

セルフケアで改善・予防を図るのも1つの方法ですが、美容医療の施術を受けることも検討してみてください。ご紹介した施術はそれぞれ特徴が異なるので、比較しながら自分に合うものを探しましょう。

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【リスク・副作用等】痛み、赤み、皮むけ、乾燥、肌荒れなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
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・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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【費用相場】1回 約 ¥35,000~ ¥100,000 ※使用する部位・量・本数によってクリニックごとに異なります
【リスク・副作用等】内出血、赤み、腫れ、浮腫、かゆみ、痛み、アレルギーなど
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【リスク・副作用等】アレルギー反応、内出血、血管痛、吐き気、嘔吐、頭痛、 低血糖状態など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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