性欲がなくなった原因は?女性にできる対処法はある?

性欲がなくなった原因は?女性にできる対処法はある?

「最近、性欲がなくなった気がする」「パートナーに誘われたけど、セックスする気になれない」そんなお悩みを抱えてはいませんか?性欲がなくなった原因には、女性特有の体の変化が関係しているかもしれません。そこで今回は、「性欲がなくなった」と女性が感じる原因と対処法についてまとめました。「できれば性欲のある状態をキープしておきたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.「性欲がなくなった」と女性が感じる場合の原因

出典:photoAC

「セックスする気になれない」「性欲がなくなった」と女性が感じる場合の主な原因は、心理的な要因・身体的な要因・報われない性的経験の3つが考えられます。それぞれの原因について詳しく解説しましょう。

■心理的な要因

「性欲がなくなった」と女性が感じる場合に関係している心理的な要因は、以下の3つです。

ストレスの蓄積

女性の性欲は、ストレスが溜まることで低下しやすくなります。現代社会では、多くの女性が仕事や家事、子育てなどに追われ、ストレスが溜まりやすい環境となっています。職場やパートナー、家族との人間関係に悩むこともあるでしょう。このような環境下で日々を過ごして過度なストレスが溜まってくると、性欲よりも休息を優先しやすくなります。そのため、セックスしたいと思う機会も自然と減ってくるのです。多忙な日々を過ごす中で「性欲がなくなった」と感じた場合には、一度ストレスの原因となっているものから離れてみると良いでしょう。

パートナーとの関係が良好でない

女性の性欲低下には、パートナーと良好な関係が築けていないことが原因となっている場合もあります。パートナーとの会話が少ない、キスやボディタッチなどの触れ合いが少ないといったコミュニケーション不足は、相手への興味が薄れる原因になるのです。
また、パートナーへの尊敬や親しみがなくなった場合にも性欲が湧きにくくなります。次第に相手への興味が薄れて、セックスする気になれなくなるでしょう。さらに、パートナーに対してときめきや発情するといった感情を抱かなくなっているときにも、性欲が湧きにくい傾向になります。長く生活をともにすることでパートナーと一緒にいることが日常化し、興奮しにくくなっているケースもあるでしょう。

抑うつ状態、不安によるもの

「性欲がなくなった」と感じたときは、女性自身が抑うつ状態に陥っているケースもあります。うつ病は、高確率で性欲低下ももたらす病気です。「1日中気分が落ち込んでいる」「何をしても楽しめない」などの状態が続いていて「性欲がない」と感じた女性は、うつ病を疑ってみてもいいかもしれません。
また、自尊心が低いことも性欲が下がる原因の1つです。自分に自信がなく、セックスに対して不安があるなら、まずは自分を認めてあげることから始めてみましょう。

■身体的な要因

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「性欲がなくなった」と女性が感じる場合の身体的要因には、以下の5つが考えられます。

特定の慢性疾患、薬剤

性欲がなくなる身体的な原因の1つは、女性が患っている病気です。糖尿病、多発性硬化症などの慢性疾患は神経を障害する可能性があるため、性欲の低下に影響しやすいといわれています。また、うつ病やてんかんなどで使用する薬剤も、性欲低下に影響を及ぼすことがあるのです。

婦人科疾患やデリケートゾーンの変化

「性欲がなくなった」と女性が感じたときには、婦人科疾患やデリケートゾーンの変化が関係していることも。閉経に伴って起こるエストロゲンの減少は、性的欲求の低下にも影響を及ぼします。また、閉経期には腟組織の皮膚が薄くなり弾力性がなくなるため、性交渉時に痛みが伴うことも。不快感により、自然とセックスする意欲を失ってしまった可能性も考えられます。

性ホルモン濃度の変化

性欲がなくなったときには、生理や妊娠、出産によって女性の性ホルモン濃度が変化している可能性もあります。女性の性欲が最も高まるタイミングは排卵前です。生理開始日から排卵日までの約2週間は、とくに性欲が高まっています。
これは、この時期に増えるエストロゲンが原因です。また、排卵日を過ぎると性的な衝動を高めるテストステロンが増加します。生理後に性欲が強くなったと感じられた場合には、このテストステロンの影響が考えられるでしょう。

しかし、生理前にはエストロゲンが減少。出産後には、エストロゲンをはじめとした女性ホルモンがほぼ0になるのです。「生理前にムラムラしなくなった」「出産後に性欲がなくなった気がする」といった場合には、性ホルモン濃度の変化が原因といえるでしょう。

疲労

身体的な疲労が蓄積すると、膣内が濡れにくくなります。疲労の蓄積は、疲れによって休息をとりたくなるだけでなく、性交渉時に痛みが伴うことでの性欲低下につながるでしょう。

加齢による衰弱

性欲がなくなる原因は、女性の年齢によっても異なります。20代は、テストステロンの分泌量が最も多い時期です。30代になると性ホルモン自体は減少しますが、テストステロンの働きが強くなります。そのため、性欲もピークに。40~50代の女性では、閉経へ向けてエストロゲンの減少が進みます。更年期を迎え、性欲も徐々に減退していくでしょう。

■報われない性的経験

「性欲がなくなった」と女性が感じる原因には、報われない性的経験が関係している可能性もあります。具体的には、虐待された経験による恐怖心、パートナーまたは自分自身の性的能力の欠如など。女性がパートナーに対して性的欲求をうまく伝えられないことも、性欲がなくなってしてしまう原因の1つと考えられます。

2.性欲がなくなったとき女性にできること

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「性欲がなくなった」と悩みを抱えている女性に、3つの対処法をご紹介します。

■女性自身が性欲の高まるスイッチを認識する

性欲がない女性や性的興奮に対して障害がある女性は、自分がどうしたら刺激を感じるか認識することから始めましょう。そして、性交渉するにあたって準備が必要であるとパートナーに伝えて、理解してもらうことが大切です。
キスや抱き合う、寄り添うといったコミュニケーションをはじめ、ロマンチックな映画やアダルトビデオを一緒に鑑賞するなどの方法を試してみると良いかもしれません。

■精神療法

性的欲求を高めるためには、精神療法も有効です。精神的に落ち着きやすい空間をつくるために、寝室のテレビや賑やかな音楽を排除。性的欲求やオルガニズムを高める効果のあるマインドフルネス認知療法を受けてみても良いでしょう。

■ホルモン療法

閉経期を迎えた女性であれば、クリニックでホルモン療法を受けることを検討しましょう。
エストロゲン療法は、閉経関連泌尿生殖器症候群と診断された場合に受けられる治療法です。エストロゲンの服用やパッチ剤の使用によって、腟を良好な状態に保ちます。性的関心や興奮を高められる可能性があるでしょう。
短期的な効果が認められている治療法として、テストステロン療法もあります。エストロゲン療法と同じく、閉経後の女性に有効です。エストロゲン療法で十分な効果が得られなかった場合に、エストロゲン療法と併せて行われます。閉経後の性欲低下に悩んでいる方は、一度医師へ相談してみると良いかもしれません。

■まとめ

「性欲がなくなった」と感じる女性の原因・対処法について、まとめてご紹介しました。女性の体やホルモンは、年齢を重ねるにつれて次第に変化します。デリケートゾーンやホルモンに対しての情報や知識は早めに収集しておくことが大切です。また、性的欲求や身体的な変化に関するお悩みは、美容内科などの美容クリニックでも相談できます。女性特有の悩みを解決し、自分に合ったメンテナンスも検討しておきましょう。

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