髪の毛が抜ける時期はいつ?生え変わりと加齢による変化の見分け方

髪の毛が抜ける時期はいつ?生え変わりと加齢による変化の見分け方

髪の毛が抜ける時期はいつなのか、気になったことはありませんか?また、髪の毛が抜けた原因は、単なる生え変わりなのか、それとも薄毛につながる抜け毛なのかといった点も疑問に感じやすいポイントです。そこで今回は、髪の毛が抜けやすい時期やその対策、治療法などをご紹介。さらに、生え変わりのサイクルで自然に抜ける自然脱毛なのか、それとも薄毛の原因となりうる異常脱毛なのか見分け方についても解説します。

1.髪の毛が抜ける時期は?

まずは、いつもより多く髪の毛が抜ける時期はあるのかどうかをチェックしていきます。また、髪の毛の基本的なサイクルについても解説しましょう。

■髪の毛は常に生え変わっている

髪の毛は、誰しも常に脱毛と発毛を繰り返しており、これをヘアサイクルといいます。一般的には、2~6年ほどかけて髪の毛が成長し、2週間程度経過すると成長はいったんストップ。そして、3~4ヶ月で自然に髪が抜け落ち、しばらく経つとまた発毛するという周期を繰り返しているのです。

このヘアサイクルによって髪が抜けることを自然脱毛と呼びます。個人差はありますが、1日およそ50~100本程度の範囲内であれば正常と判断されるのが一般的です。

■髪の毛が抜ける時期はある?

髪の毛が抜ける時期としては、一般的に春や秋と認識している方が多い傾向です。
春は、人によって進学や進級、就職や転勤など、環境がガラリと変わる時期で、ストレスを抱えてしまう方もいます。すると、自律神経が乱れて血行不良となり、髪の毛に十分な栄養が届かず抜け毛が増えるのではないかと考えられているのです。

秋は、夏に降り注いだ強い紫外線による頭皮のダメージや、花粉などのアレルギーが原因で抜け毛が多くなりやすい時期と考えられています。また、朝晩の寒暖差が大きくなることで自律神経が乱れやすくなることも、抜け毛に悪影響を与えるかもしれません。

ただし、春や秋に抜け毛が増えたとしても、1日あたり50~100本程度の抜け毛であれば自然脱毛の範囲内です。誰の目から見ても大量の抜け毛がある場合には、異常脱毛の可能性があるため注意しましょう。

2.髪の毛が抜ける主な原因と対策

出典:photoAC

ヘアサイクルの域を超えて髪の毛が抜けることを「異常脱毛」と呼ぶことがあり、抜け毛が増えたように感じる、一度にまとまった本数の髪の毛が抜けるといったことが気になる方は要注意です。先ほどご紹介したように、髪の毛が抜けるのは季節が関わっている場合だけでなく、それ以外の原因も考えられます。そこで、抜け毛が増える主な原因と対策についてご紹介しましょう。

■生活習慣が乱れている

生活習慣が乱れると、抜け毛が増える原因となることがあります。例えば、無理なダイエットの影響で髪の毛に必要な栄養が十分に行きわたらない、油っぽい食事が多いために頭皮の毛穴が詰まる、といった理由で抜け毛が悪化することがあるのです。また、ストレスなどによって自律神経が乱れると、血行不良となり抜け毛につながる可能性があります。

そこで、まずは規則正しい生活と適度なストレス発散を心がけましょう。食事では、たんぱく質やミネラル、ビタミンといった栄養素を意識して摂取してみてください。頭皮マッサージを取り入れて、血行促進を目指すのもおすすめです。

■間違ったヘアケアが影響している

シャンプーをする際に頭皮に爪を立てて強くゴシゴシする、すすぎ残しがあるなど、間違ったヘアケアが影響して抜け毛が多いと感じることがあります。抜け毛を予防するために、洗浄力がマイルドなシャンプーを使って指の腹で優しく洗い、すすぎ残しのないようケアしましょう。ドライヤーの際には地肌に熱風を長時間当てないように配慮することも大切です。

また、髪の毛や頭皮の紫外線ケアも忘れないようにしてください。帽子や日傘といった紫外線対策グッズの活用や、ヘア専用UVスプレーの使用など、日々対策することが大切です。

■加齢が関与している

年齢を重ねると、髪の毛を作るための毛母細胞の働きが低下することで、「抜け毛がひどい」「薄毛になった」と感じることもあります。加齢が影響している場合には、女性では40代前後から、早い方で30代から、抜け毛が気になるケースが多い傾向。50代・60代では、髪の毛全体のボリュームが少なくなったと悩むこともあります。

老化を阻止することはできないため、日々の生活習慣やストレスのため込みすぎなどに注意して、可能な限り健康的な毎日が送れるよう意識することが大切です。

3.異常脱毛と自然脱毛の見分け方は?

出典:photoAC

自然なヘアサイクルで髪の毛が抜ける場合には、成長期を経て抜け落ちるため、髪の毛が太くハリがある状態です。反対に、異常脱毛の場合にはしっかりと成長していない髪の毛が抜けるため、細く短いという特徴があります。

また、毛根が白く丸い形状であれば自然脱毛、黒くとがっているケースは異常脱毛が考えられるなど、見分けるポイントはさまざま。ただし、自己判断せず、詳細な抜け毛の原因は医師に確認してもらいましょう。中には、脂漏性皮膚炎や円形脱毛症といった、病気が隠れている場合もあるため放置しないことが大切です。

4.髪の毛が抜けることを防止するには美容医療に頼る方法もある

出典:photoAC

異常脱毛によって髪が抜ける、髪の毛が薄い部分があるといった場合には医療の力を借りて治療することが可能です。ここからは、薄毛に効果的な治療法をご紹介します。

■内服薬・外用薬による治療

抜け毛・薄毛治療に用いられる代表的な方法としては、内服薬や外用薬を活用するのが一般的です。内服薬の場合、体全体に作用するため、広範囲の薄毛治療に向いています。また、飲むだけでアプローチできる手軽さも魅力的なポイント。

外用薬は、抜け毛がひどい部分や薄毛が気になる部分にだけ塗布できるため、局所的な治療が叶います。血中に吸収される量も少ないため、副作用のリスクが低い点も特徴です。

こういった内服薬や外用薬は、薄毛治療専門の医療機関にて医師の診察を受け、個々に適した薬を処方してもらうと良いでしょう。定期的なフォローアップを行いながら、治療を進めるため、安心感を得られやすくなります。中には、薄毛治療に対応している美容クリニックもあるため、通いやすさや信頼度などを考慮して治療する機関を選んでみてください。

■フォリックスレーザー

フォリックスレーザーは、美容医療の施術によくあるフラクショナルレーザーと同じ種類のレーザーです。頭皮にフォリックスレーザーを照射することで、頭皮の細胞を刺激して自然な発毛をサポートします。

月に1回、3~6回程度施術を行うのが目安です。施術中の痛みが少なく、薬を使用しないため、体への負担を軽減した治療が叶います。人によっては施術後に一時的に抜け毛が生じる、熱感や腫れ、赤みが現れる場合もありますが、基本的にダウンタイムは軽微でしょう。

■ペプチド療法

抜け毛・薄毛治療において、ペプチド療法を活用することもあります。ペプチド療法では、唾液や血液を採取して分析。足りないペプチドを解析したうえで、内服や点鼻などを用いて補います。薄毛治療にペプチド療法を用いる場合には、抜け毛や薄毛に特化したペプチドを選定するのが特徴です。

ペプチドとは、もともと人の体内で作られているアミノ酸で構成された分子で、たんぱく質の一種です。そのため、副作用のリスクが少なく、薄毛だけでなく、疲労回復やエイジング対策、健康維持などを目的とした治療にも用いることが可能。2~3週間程度に1回のペースで4回ほど適応するのが一般的です。

まとめ

髪の毛は見た目の印象を大きく左右することもあり、抜け毛が多くなると悩みの種となることもあります。そのため、日々の生活習慣やヘアケアなどに配慮して、抜け毛を予防しましょう。また、春や秋は、季節が影響して髪の毛が抜ける時期でもあります。通常の範囲内であれば問題ありませんが、あまりに多く髪の毛が抜ける場合には、医療機関を受診してみてください。さまざまな治療法の中から自身にぴったりな施術で、十分な量の毛髪を手に入れましょう。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

RECOMMEND おすすめの記事

CATEGORY カテゴリーから探す

特集記事 PICK UP 美容皮膚科 美容婦人科 美容内科 美容外科 再生医療 男性美容 アートメイク インタビュー クリニック ドクターズコスメ

KEYWORD キーワード

# 豊尻 # ボトックス # 脂肪 # sponsored # 予防歯科 # 豊胸 # ヒアル # PR # 鼻 # 形成外科 # 審美歯科 # 再生医療

VIEW ALL