【New Topics】ナスダック上場で加速するSBCメディカルのグローバル展開

NEROが、美容医療に関する注目のTOPICSをとりまとめ!


NEROでは、美容医療に関連するニュースやトピックを5秒でわかる内容にしてお届けします。今回のNews TopisではSBCメディカルグループがナスダック上場を果たし、美容医療市場の急成長を牽引。国際展開と独自戦略で新たな可能性を切り拓く同社の挑戦に迫る。

9月、日本最大の美容医療グループである湘南美容クリニックを展開するSBCメディカルグループホールディングス(SBC・HD)が、アメリカのナスダック市場に上場した。この快挙は、同社が国内市場でのリーダーシップを超え、グローバル市場での競争に挑む姿勢を象徴している。同時に、技術革新や低侵襲手術の普及により、美容医療が「特権層のサービス」から「幅広い層に手の届くもの」へと進化していることを示している。

世界の美容医療市場の成長
世界的に見ると、美容整形市場の成長は著しい。リサーチ・アンド・マーケッツによれば、2024年には市場規模が530億ドルに達し、2028年には732億2,000万ドルに拡大すると予測されている。非外科的施術が主流となり、「切らない美容」がトレンドを牽引しており、主要都市ではクリニックの新規出店が活発化している。この市場拡大は消費者に新たな選択肢を提供する一方で、医師不足や消費者トラブル、規制の不備といった課題も浮き彫りになっている。

日本とSBCの取り組み
日本国内では、SBCメディカルが業界の最前線を走り続けている。同社は国内市場で圧倒的なシェアを持つだけでなく、米国やアジア市場への進出を積極的に展開。シンガポールをアジア拠点に位置づけ、ベトナムやカリフォルニアでも地盤を固め、買収による事業拡大を進めている。また、同社の多角的な収益モデルは、クリニック運営にとどまらず、管理や調達、レンタルといった収益源を多様化。さらに、皮膚科や脱毛領域、不妊治療といった隣接分野にも事業を拡大している。

SBCが牽引する未来
SBCメディカルの成長は、単なる事業拡大にとどまらず、美容医療市場そのものの進化を牽引している。国内外の業界プレイヤーにとっては刺激となり、消費者にとっては新たな選択肢と価値を提供する存在だ。同社の動きは、美容医療が「健康的で魅力的な自分を創る」という新たな価値観を世界に広げる力を持っていると言えるだろう。


source:SBC: Fast Growing Solutions Provider in Expanding Aesthetic Medical Market

世界の美容整形市場
source:Research and Markets, grow from $48.05 billion in 2023 to $53 billion in 2024 at a compound annual growth rate (CAGR) of 10.3%

▼NERO 編集長’s Check Point
 「世界市場で存在感を示す日本発の美容医療グループ

SBCメディカルのナスダック上場は、美容医療が特権層から大衆へと広がる変革の象徴だといえるかもしれない。同社は国内市場での圧倒的シェアを背景に、アジア拠点としてのシンガポール、そして米国市場へと進出を加速している。

多角的な収益モデルや技術革新、隣接分野への展開により、業界平均を超える成長率を達成しているのだ。特に「切らない美容」のトレンドを牽引しつつ、男性市場や中高年層への浸透を図る姿勢は、未来志向の戦略の好例だ。SBCは市場の拡大だけでなく、業界の信頼性向上を牽引。その挑戦は、美容医療が新たな価値観と市場を生み出す力を持つことを証明しているからこそ今後の動向にも注目だ。

⑤6個の要約ポイント

  1. 美容医療市場の拡大:2024年には530億ドル、2028年には732.2億ドルに成長予測。
  2. SBCの戦略的展開:国内外での事業拡大と買収を通じた市場シェア拡大。
  3. 多角的収益モデル:クリニック運営だけでなく管理、調達などで多様な収益源を確保。
  4. 新市場への進出:皮膚科や男性市場、不妊治療など隣接分野にフォーカス。
  5. 国際的な存在感:ナスダック上場を機に、アメリカとアジアでの地盤を強化。
  6. 消費者ニーズ対応:低侵襲治療の人気や男性美容の需要増加に応える柔軟性。

参考文献

▼以下、参考内容/

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