【New Topics】米国顔面形成外科学会(AAFPRS)年次調査結果からわかった「オゼンピック・フェイス」の反動──痩せる薬の“落とし穴”に外科医が注目

NEROが美容・健康医療に関する注目のTOPICSをとりまとめ!


米国顔面形成外科学会(AAFPRS)が2024年の年次調査結果を発表。
GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)による急激な減量後に起きる「顔のたるみ」現象・・・・
通称「オゼンピック・フェイス」に対応する美容施術が急増中!!

顔の輪郭を整え、若さと自然なボリュームを取り戻すため、脂肪注入やフェイスリフトの需要が前年比50%増加という驚きの結果に。まさにオゼンピックの反動だ・・・。
NEROとしても、医療×美容×社会現象が交差するこの潮流を見逃すわけにはいかない。

📌 3つのポイント

✅ 急速な痩身の“副作用”として顔のたるみが急増
✅ 脂肪移植・フェイスリフトの需要が前年比50%増
✅ 再生医療や男性整形も注目領域に

■ 「オゼンピック・フェイス」とは?

GLP-1受容体作動薬(セマグルチドなど)は、元々は糖尿病治療薬
近年では医師の裁量で“痩せ薬”として減量目的で処方されることが急増。

だがその急激な痩身効果が、顔から脂肪を奪い、老けた印象を与える“副作用”を生んでいる。
この現象が「オゼンピック・フェイス」と呼ばれ、美容医療の新しいターゲットとなっている。

■ 50%の施術増、背景にあるもの

AAFPRS調査では、脂肪移植手術の件数が50%増
顔のボリュームダウンを美の減点と捉える意識が浸透している証拠だ。

  • 35〜55歳のミドル層がフェイスリフトの主要患者に
  • 非外科的処置(フィラー・スキンタイトニング)も需要拡大
  • 美容医療の選択肢が「リフト→補う」へとシフトしている

■ NERO視点
「痩せて終わり」ではない美容時代へ!

このトレンドが示すのは、もはや「痩せるだけで美しい」は時代遅れだということ。
“足した美”=脂肪、ボリューム、輪郭は、今の美の再構成に不可欠な要素になっている。

痩せるほど、足さねばならぬ。
そのジレンマこそが、今の美容医療が抱える構造的課題だ。

 編集長ポイント
~痩せたら終わり、じゃない。始まる「顔の補填医療」~

ダイエットが常態化する社会で、“美の空洞化”が進んでいる。
オゼンピック・フェイスはその象徴。

本来、痩身も医療であるなら、痩せすぎの副作用にも医療的解決が求められるはず。
美容医療は、「削る医療」から「補う医療」へ。
NEROとしても、これからの顔面形成トレンドを見据え、美と健康のバランス再定義を提案していく。

🧾 まとめ

✔ GLP-1薬の使用拡大により、急激な痩身の副作用「オゼンピック・フェイス」が注目に
✔ 顔のボリュームロスに対処するため、脂肪移植・フェイスリフトの需要が前年比50%増
✔ AAFPRS調査で、再生医療(PRP・エクソソーム)を美容領域の次なる革新とする声が57%に
✔ 「更年期メイクオーバー」や男性の美容整形ニーズの増加
も新たな市場を形成
✔ 美容医療は今、「削る美」から「補う美」への大転換期を迎えている


美容医療の未来は、“痩せること”のその先にある。
過剰なダイエットや薬剤によって失われたものをどう補い、どう美しく再構築するか。
NEROはこの問いに、業界の現場と共に向き合っていく。