【New Column】“脱毛したら毛が増えた?”──3人に1人が陥る「メンズ硬毛化」という落とし穴

NEROが美容・健康医療に関する注目のTOPICSをとりまとめ!


医療脱毛を受けた男性の3人に1人が「かえって毛が濃くなった」と感じている──。
いま、メンズ美容市場の拡大に比例して、“硬毛化”という副作用の存在が再び注目を集めている。
その発生率は、これまで語られてきた数字とは大きく異なっていた。
NEROでは、この問題を通じて、医療脱毛を“施術”ではなく“医療”として捉え直す視点を紹介する。

📌 3つのポイント

医療脱毛後に「毛が太く濃くなる」硬毛化が、男性で約3人に1人に発生

発症率は女性の約4倍、体幹部に多発しやすい傾向
✅AGA治療薬の併用者は要注意、施術前の医師判断が重要に

男性で高まる発症リスク──見逃されてきた“性差”と部位特性

ある医療機関による脱毛患者の記録調査から、硬毛化の発生率は男性で約33%、女性では約9%という結果が示された。
女性のデータが基準となっていたこれまでの「まれな副作用」という認識は、
男性においては通用しない可能性があることが明らかになった。

特に男性の場合、顔よりも背中・肩・上腕などの体幹部に発生しやすい傾向があり、
複数の部位にまたがるケースも女性より顕著だった。
硬毛化の原因は未解明だが、レーザーの刺激やホルモンバランスが関与する可能性も指摘されている。

市場拡大とリスク説明のギャップ──選ぶべきは「値段」より「医療力」

メンズ脱毛市場は急拡大を続け、広告や低価格メニューがSNSを中心に広がっている。
しかしその一方で、施術技術や医療管理のばらつきが顕在化し、副作用リスクへの対応力に差が生まれている。

硬毛化のリスクが高い部位では、レーザー出力の見直しや針脱毛との併用など、
状況に応じた高度な施術判断が求められる
特に注意が必要なのは、AGA治療薬(例:フィナステリドやミノキシジル)を使用している男性だ。
これらの薬剤と医療脱毛の併用により、硬毛化反応が強く出る可能性があり、
事前の医師カウンセリングと全身状態の把握が不可欠となる。

編集長POINT
~「脱毛=医療」の本質を今こそ再確認すべきときなのか~

自由診療の中でも、脱毛は特に「気軽な美容メニュー」として誤認されやすい分野だ。
だが副作用が発生したときにこそ問われるのは、その施術が“医療”としてどれだけ誠実に設計されているかである。

硬毛化という現象は、単なるレアケースではない。
市場の成長が早すぎた結果、見過ごされてきた副反応であり、今後は施術後の対応力や医師の判断力がより問われる時代に入る。

価格でも、広告でもなく、医療として信頼できる場所を選ぶ。
NEROは、そうした選択肢を可視化し、
“信頼でつながる美容医療”を社会の新しいインフラとして支えていきたいと考えている。

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