【New Column】フッ素禁止で虫歯2500万本増加? アメリカで広がる“反フッ素運動”と子どもの口腔危機

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フッ素は“毒”か、それとも“盾”か?

水道水からフッ素を排除する動きが全米で加速している。
ユタ州・フロリダ州ではすでに禁止が進み、連邦政府も方針を転換しつつあるが、その影響について驚くべき予測が発表された。
「禁止すれば、5年で2500万本の子どもたちの歯が虫歯になる」――米ハーバード系病院の最新研究が警鐘を鳴らしている。

📌 記事をざっくりまとめると…

✅米国でフッ素を禁止すると、子どもの虫歯が爆発的に増え、5年で2,500万本以上が失われる可能性がある。

政策変更が招く“虫歯パンデミック”

この研究は、マサチューセッツ総合病院ブリガム病院のリサ・サイモン医師(内科医・歯科医)らのチームが、CDCの全国健康栄養調査データ(NHANES)をもとにシミュレーションを行ったもの。


結論は明確だった。フッ化物を水道水から排除すれば、米国の子どもたちの虫歯は急増し、その治療費は5年で98億ドル、10年で194億ドルにのぼる。

しかも虫歯の増加は見た目の問題にとどまらず、噛む力の低下、感染症リスクの上昇、低所得層への負担集中など、医療格差の悪化にも直結する。

一方で、反対派はフッ素が「産業廃棄物」であり、子どもの脳発達に影響を及ぼすと主張。
ロバート・F・ケネディJr.長官の指導のもと、連邦の口腔保健部門も解体され、科学よりも政治と感情が意思決定を左右しつつある現状が浮かび上がる。

🧠 編集長POINT
~フッ素“排除”は善か悪か?~

フッ素は“医療のインフラ”である。日々の意識や行動に依存せず、水を飲むだけで虫歯予防できる最小努力の医療手段だ。
それを「毒」とみなし排除すれば、失うのは統計ではなく現実の子どもたちの健康と生活の質だ。
この騒動は、科学と政治、健康と誤情報のせめぎ合いとして、日本でも他人事ではない。美容や歯科医療に関わるすべての人が、このニュースを自分ごととして受け止めるべきだろう。

✅まとめ

  1. フッ素禁止で5年以内に虫歯が2500万本増加

  2. 治療コストは最大194億ドルに拡大

  3. 最も影響を受けるのは低所得層の子どもたち

  4. 反対派はフッ素の健康リスクを主張し政治化

  5. 過去に禁止した都市では虫歯が急増し再導入

  6. CDCはフッ素を“20世紀の公衆衛生の成功”と評価

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