高周波=たるみだけじゃない。
近年、美容皮膚科の診療現場で「肌質改善」への応用が急増する高周波(RF)治療機器。注入やニードルRF、バイオスティミュレーターとの併用によって、施術の“総合力”が試される時代が到来している。
これまで「たるみ治療」の代表格として扱われてきた高周波治療が、いま改めて“肌質改善”の文脈で見直されつつある。
とりわけ、美容皮膚科の現場では、照射の深度や熱量、冷却の有無など、0.25mm単位の精緻な出力調整が診断と治療のクオリティを左右するとの声も出てきた。
このような施術の高度化に伴い、HIFUや注入系製剤、バイオスティミュレーターとの使い分けが、単なる“選択肢の多さ”から“組み合わせによる戦略”へと進化している。
NEROでは、「どの機器を使うか」ではなく「その深さに何を届けるか」が美容皮膚科の本質になると捉える。
いま再び、高周波が医療としての“顔”を変えようとしている。

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【1】高周波治療の役割が“たるみ”から“肌質”へ
近年、高周波治療を用いた施術の中でも、冷却機能を抑えた浅層へのアプローチによって「肌表面の質感改善」が実感されるケースが増えている。これは従来の“引き締め”だけでなく、コラーゲン生成や色調改善を含めた再生的アプローチに位置づけられる。
NERO編集部も注目の今後:高周波の「熱」による再生反応が、美肌治療の新たな資源となりうるか。
【2】施術の深さ0.25mm単位が、治療設計を左右する
たとえば、深層にアプローチできる機器と、表層でマイルドな効果を出す機器では、適応も治療ゴールも異なる。さらにニードルRFでは、深度に応じた針の使い分けにより、汗管腫やニキビ痕、肌育といった多様な課題に対応可能。
NERO編集部も注目の今後:“深さを設計できる施術”は、画一的な照射とは一線を画するパーソナル医療の象徴か。
【3】バイオスティミュレーターや注入系との併用で「総合力」の時代へ
RF単体での効果を狙うよりも、PN/PDRN製剤やヒアルロン酸などの注入系との併用により、相乗効果を高める傾向も見られる。単発的な結果よりも、組織再構築を見据えた中長期視点のプランニングが求められるフェーズに入ってきた。
NERO編集部も注目の今後:“一発で決める”より、“育てて仕上げる”医療が美肌戦略の軸に変わり始めたかもしれない。

編集長チェックポイント
~機器選びの時代から、治療設計の時代へ──「総合力美容医療」の幕開け~
美容医療の進化が語られるとき、どうしても「新機器」や「高出力」ばかりが話題になりがちだ。だが、実際に結果を出している現場の本質は、“いかに診断し、どう使い分けるか”という判断力にこそ宿る。
高周波を「熱を入れるだけの機器」として扱っていた時代は終わった。
もはや“どの層に、どの角度で、どんな目的で使うか”というプロセスこそが、美容皮膚科医の知的戦略だ。
たるみ治療で終わらせないRFの活用は、今後の肌育・スキンブースターとの融合を前提とした複合的アプローチの象徴になるだろう。

まとめ
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高周波機器が「たるみ」から「肌質改善」へ応用され始めている
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冷却制御と浅層照射により肌の印象が改善される事例が増加
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施術の深さを0.25mm単位で設計する精緻な治療が注目されている
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ニードルRFやバイオスティミュレーターとの併用が効果的
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注入系製剤と組み合わせた“育てる美肌”が主流に
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機器ではなく“診断力”が美容皮膚科の価値を決定する時代に