📌 記事をざっくりまとめると…
英国議会が注入によるヒップアップ(液体BBL)や液体豊胸を強く規制すべきと提言
ボトックス・ヒアルロン酸・レーザーなど非手術美容にも国家ライセンス制度を求める動き
美容業界の現状を「Wild West=無法地帯」と指摘
問題は施術そのものではなく、“誰が提供しているか”という管理体制
日本の美容医療市場にも無関係とは言えない議
2026年2月18日、英国議会の Women and Equalities Committee は、
注入だけでヒップアップを行う“液体BBL”や液体豊胸などの高リスク美容施術について、医療資格者に限定すべきという提言を公表した。
これは単なる注意喚起ではない。
実質的には、
無資格者による施術をできなくする=事実上の禁止に近い内容だ。
さらに議会は現在の美容業界を
「Wild West(無法地帯)」と表現。
ボトックスやヒアルロン酸注入、レーザー治療など、
いわゆる“切らない美容医療”にも国家レベルの資格制度を導入すべきだとした。
海外の話のようでいて、
日本の自由診療市場とも重なる論点が見えてくる。

引用元:英国議会 Women and Equalities Committee 公式発表(2026年2月18日)
「液体BBLなど高リスク美容施術の禁止提言」
INDEX
■ そもそも「液体BBL」とは?なぜ問題になっているのか
まず多くの読者が気になるのがここだろう。
海外では、液体BBL(Liquid BBL)と言い、
ヒアルロン酸などの注入材を使い、
お尻のボリュームを作る“注射だけのヒップアップ施術”のこと。
手術を伴わないため、
ダウンタイムが短い
手軽に見える
SNSで拡散されやすい
という特徴がある。
しかし英国議会が問題視したのは、
施術の人気ではない。
医療資格がなくても提供できてしまう市場構造だ。
大量注入による血管トラブルや感染などが海外で問題となり、
今回の強い規制提言へとつながった。
Wild West(無法地帯)という表現が意味するもの
今回の報告書で最も注目されたのが、
美容医療市場を指して使われたこの言葉だ。
“Wild West(無法地帯)”
議会は特に、
ボトックス
フィラー(ヒアルロン酸など)
レーザー
ケミカルピーリング
といった非手術美容が、
十分な資格制度なしに広がっている点を問題視した。
ここで重要なのは、
規制の軸が“施術内容”から“提供者”へ移っていること。
つまり、
「何をするか」より
「誰がやるのか」が問われ始めているということだ。

今、注入やレーザーまで議論の対象になったのか
背景にあるのは、美容医療の急速な“日常化”だ。
かつては特別な施術だった美容医療は、いま
短時間
低侵襲
定期メンテナンス
という形で広がっている。
市場が拡大するほど、
✔ 価格競争
✔ 無資格者の参入
✔ SNSによる過度な訴求
が増えやすくなる。
英国議会は、
市場のスピードに制度が追いついていないと指摘した。
編集長POINT|これは“海外だけの話”なのか
今回の提言は、液体BBLだけの問題ではない。
本質は、
美容医療が「手軽なサービス」として広がったとき、
安全管理はどう担保されるのかという問いだ。
日本では医師以外の注入は原則認められていない。
それでも、
-
SNS集客
-
並行輸入製剤
-
即日施術の増加
など、構造的に似た議論は存在する。
英国で起きている規制議論は、
今後、日本の制度設計にも影響を与える可能性がある。
まとめ
英国議会が注入ヒップアップ(液体BBL)など高リスク美容施術に強い規制提言
非手術美容にも国家ライセンス制度を求める動き
市場を「無法地帯」と表現し規制強化を示唆
施術そのものではなく提供者管理が焦点に
日本の美容医療市場にも示唆の大きいニュース
