📌 この記事をざっくりまとめると……
- ガルデルマ(Galderma)が韓国・ソウルで開催した「GAIN Korea 2026」(500人参加)で「G.Plan」コンセプトを発表
- 靭帯の温存・機能的顔面解剖学に基づき、適切な注入量でシステマティックな治療計画を立てるアプローチ
- 「やりすぎない・気づかれない」美容の世界的潮流と一致。ガルデルマ(Galderma)はプレミアムスキンケアブランドAlastin(アラスティン)の韓国ローンチも予告
2026年3月14〜15日、韓国ソウルのGrand Intercontinental Seoul Parnasで、美容医療業界の注目を集めるイベントが開かれた。
世界最大の美容医療企業のひとつガルデルマ(Galderma)が主催する「GAIN Korea 2026」——約500人の医療専門家が参加したこのイベントで発表された「G.Plan(G.プラン)」コンセプトが業界で話題を呼んでいる。
G.Planとは何か——「靭帯を守る注入」という発想
G.Planの核心は次の考え方だ。顔の若返りを考えるとき、従来は「失ったボリュームを補う」という発想が中心だった。しかしG.Planは「顔を構造的に支えている靭帯を温存・活用しながら、機能的な顔面解剖学に基づいて適切な量・場所に注入する」という設計思想に立脚している。
💡 顔の「靭帯」とは?
顔には真皮から骨膜につながる繊維性の靭帯が複数存在し、皮膚と深部組織を「つなぎとめる」構造的な役割を担っている。加齢でこの靭帯が弛むと皮膚のたるみにつながる。G.Planでは、注入によってこの靭帯のテンションを損なわないよう設計することを重視する。
Korea Biomedical Reviewによれば、GAIN Korea 2026では目・鼻・唇の立体的なボリューム修復と形成戦略のライブデモが行われ、参加者から高い評価を得た。
なぜこれが重要か——「NEROが追ってきた文脈との一致」
G.Planが示している考え方は、NEROが継続的に取材してきた「High-Fidelity美容(気づかれない美容)」「やりすぎない注入」という世界的潮流と完全に重なる。
フィラーを大量に注入してボリュームを作るのではなく、顔の解剖学的構造を理解した上で「どこに・どれだけ・なぜ入れるか」を設計する——この方向性は、世界的に広がる「Refinement over Exaggeration(誇張より洗練)」という美容哲学の医学的実装だ。
Alastin(アラスティン)韓国ローンチも予告
GAINイベントでは、ガルデルマ(Galderma)が展開するプレミアムスキンケアブランド「Alastin(アラスティン)」の2026年9月韓国ローンチも発表された。Alastin(アラスティン)は米国の皮膚科医・形成外科医向けに開発されたメディカルグレードのスキンケアラインで、施術後ケアとの連携が強みだ。韓国市場への本格投入が、日本市場への波及にもつながる可能性がある。
NERO編集長の視点
Galdermaが「注入の設計思想」を公式コンセプトとして打ち出したことは、業界全体へのメッセージだ。
「製品を売る」から「施術の質を高める」へ——世界最大の美容医療企業がこの方向性を明確にしたことは、今後のフィラー注入の「標準」がどこへ向かうかを示している。
日本市場の読者へ:「どれだけ注入するか」より「どこにどう注入するかを設計できる医師か」という視点がクリニック選びに重要になってきている。
まとめ
- ガルデルマ(Galderma)がGAIN Korea 2026で「G.Plan」コンセプトを発表——靭帯温存×機能的解剖学×適切量に基づく注入設計
- 「やりすぎない・自然に仕上げる」という世界的な美容潮流の医学的実装として注目
- Alastin(アラスティン)の2026年9月韓国ローンチも発表——日本市場への波及に注目
出典
- Korea Biomedical Review「Galderma hosts GAIN Korea 2026 to showcase latest aesthetic trends, clinical strategies」2026年4月
