いこまともみレディースクリニック 院長
生駒 友美 先生
金沢大学を卒業後、産婦人科医として複数の病院で経験を積む。その後、石川県白山市に婦人科本院を中心とした「いこまともみレディースクリニック」を開院。医学博士、産婦人科専門医、臨床細胞診専門医、母体保護指定医、NCPR(新生児蘇生法)などの資格を有し、専門的知識と豊富な経験に基づき、女性の健康を幅広く支えている。婦人科本院では、フェムケアをはじめ、膣のゆるみ、尿漏れ、更年期症状、生理にまつわるトラブルなど、ライフステージに応じた多様なニーズに対応している。
「膣がゆるい気がする…」「膣ケアを始めたいけれど、何から始めればいいの?」こうしたデリケートな悩みは、人に相談しづらく、一人で抱え込んでしまいがちです。
石川県白山市にある「いこまともみレディースクリニック」の生駒院長は、膣のゆるみは体が出しているサインの1つであり、ケアや治療の前にまずしっかり話すことが大切だと言います。
「婦人科に行きづらい」「相談していい内容なのか分からない」と感じる方は少なくありません。しかし、“悩みを言葉にできた瞬間から、体も心も少しずつ整い始める”そのような場面を多く見届けてきたと、生駒院長は語ります。
本記事では、同院が実践する“聴く医療”の考え方と、相談から始まる膣ケアの新しい向き合い方をご紹介します。
INDEX
婦人科に行くのは、なぜこんなに勇気がいるの?――女性たちが感じる壁の正体

「いこまともみレディースクリニック」では、話しやすい雰囲気づくりを大切にしています。いきなり治療の話をするのではなく、まずは悩みを言葉にしやすいように、気持ちの整理ができるペースで対話を進めていくことを重視。
開院以来、20,000件以上の診療経験*の中で、生駒院長は受診までのハードルそのものに悩んでいる女性がいることを知ってきました。
勇気がいる場所だからこそ、その一歩目を安心して踏み出せるよう寄り添うことが、同院のスタンスです。
*2011年4月~2025年11月
婦人科を特別な場所と思ってしまう理由
「相談するのは恥ずかしい」「痛いのが怖い」「どう説明すればいいか分からない」。こうした感情は誰もが一度は抱くもの。
とくに膣のゆるみは、生活や性に関わるため、誰にどこまで話していいのか判断が難しく、「自分だけの問題」として抱え込みやすい傾向があります。
その結果、受診のハードルがほかの診療科より高く感じられ、「婦人科=特別な場所」という意識が生まれやすいのです。
初診時に多いリアルな不安
初診時の空気には、緊張・不安・迷いが同時に漂っています。
「うまく説明できるだろうか」「否定されないだろうか」「他の人はどう話しているんだろう」こうした内なるモヤモヤを抱えたまま来院される方も多くいます。
この“表情がふっとゆるむ瞬間”こそ、治療への一歩が動き始めた合図です。
いこまともみレディースクリニックが大切にしている雰囲気作り
問診票に書かれている言葉だけでは、本当の悩みが見えないこともあります。だからこそ「いこまともみレディースクリニック」では、治療の説明に入る前に、患者さまが安心して話せる雰囲気作りを大切にしています。
「婦人科=怖い場所」というイメージをそっとほどき、「話しても大丈夫なんだ」と思える状態を整えるための大切な時間です。
\「どこまで話していいか分からない」方へ/
いこまともみレディースクリニックで
まずはお悩みを話してみませんか
声にならない声を聴く――生駒院長のカウンセリングポリシー

婦人科で扱う悩みは、時にうまく言葉にできないことがあります。
「なんとなく違和感がある」「説明しにくい」「言いたいことがまとまらない」。そうした思いを抱えて来院する方も珍しくありません。
生駒院長は、まず患者さま自身を見つめ、言葉の背景に潜むサインを読み取ります。それが、「いこまともみレディースクリニック」が大切にしている“聴く医療”の原点です。
話せる空気はこうしてつくられる
診察室の空気づくりは、治療と同じくらい大切です。急かさず、否定せず、落ち着いたトーンで返す。1つひとつの姿勢が、患者さまの「話してもいいかもしれない」という気持ちにつながります。
緊張している方には、まず雰囲気を整える時間をつくることも。問診票には書かれていない気づきにくい本音が、そうした自然な流れの中から出てくることが多いのだと言います。
「診る前に、聴く」という診療姿勢
診察より先に、まずは話してもらう。それが、その人に必要なケアや検査を見極める最初のステップです。
なぜなら、同じ「膣のゆるみ」という訴えでも、筋力の低下・ホルモンバランスの変動・姿勢や生活習慣のクセなど、背景は人によって大きく異なるためです。
この急がない姿勢が、患者の安心につながっています。
「話を聞いてもらえると思わなかった」診療後の安心の一言
診察が終わるころ、多くの患者さまが口にするのが、「こんなに話を聞いてもらえると思わなかった」という言葉。
中には、長い期間つらさを抱え続けていた方もいます。「やっと分かってもらえた気がする」という一言が出るとき、表情がふっと柔らかくなり、肩の力が抜けていくのが分かるといいます。
婦人科の悩みは、診断がついたら終わりではなく、理解されることで初めて、心の負担が軽くなる領域でもあります。
「いこまともみレディースクリニック」のカウンセリングが、多くの女性の背中を押している理由はここにあります。
\話すのが苦手でも、安心して大丈夫/
「もっと早く来ればよかった」――患者がそう感じる理由

婦人科を受診するきっかけは膣のゆるみでも、話し始めると別の違和感が見えてくる。それは珍しいことではありません。
膣まわりの悩みは、複数のサインが重なり合った結果であることが多いからです。
「いこまともみレディースクリニック」では、体の状態に合わせた複数の選択肢を用意して患者さまとの対話をもとに、その方の状態に合うケアを丁寧に選び取っていきます。
「膣のゆるみ」の背景に潜むサイン
相談の入り口は「膣がゆるい気がする」でも、その背景には以下のような複数の不調が潜んでいることがあります。
- 乾燥やかゆみ
- 性交時の痛み
- 尿漏れ
- 下腹部の違和感
- 冷えや血行不良
「いこまともみレディースクリニック」では、これらをまとめてひとつの症状として扱うのではなく、粘膜・筋肉・ホルモン・姿勢など、どこに負担がかかっているのかを丁寧に見極める診療スタイルをとっています。
そのため、膣のゆるみを主訴に来院した方でも、話を聞いていくうちに「乾燥が強いタイプ」「筋力が低下しているタイプ」「ホルモン変動が関係しているタイプ」など、状態が異なることがあります。

同院では状態に応じて、主に以下の治療を行っています。
- モナリザタッチ(レーザー治療):粘膜の乾燥、ゆるみケア
- ビジリス(骨盤底筋トレーニング):骨盤底筋の筋力アップ
- ガスケアプローチ(姿勢と呼吸のトレーニング):姿勢や呼吸、体の使い方の再教育
- ユテラ(膣内環境サプリ):ニオイ・おりものケア
- 栄養療法(内面ケア):食事やサプリでホルモンバランスを整える
これらの治療法から、その方に必要なものだけを選ぶ“いこま式トータルアプローチ”を採用。必要なケアを選び分け、最適なもののみを提案しています。

集計期間:2018年1月~2025年7月
こちらは、同院でモナリザタッチを受けた方の臨床データ、VASスケールです。VAS(痛み・不快感の自己評価スケール)は、数値が低いほど症状が軽いことを示すため、本グラフでは“面積が小さい=改善”として読み取ります。
データを見ると、膣のゆるみを訴える方の多くが、乾燥・痛み・灼熱感・尿トラブルなど、複数の症状を同時に抱えていることが分かります。
「膣のゆるみ」と感じていても、実際には粘膜・筋力・ホルモンなど、原因が異なるケースが少なくないのです。
また、モナリザタッチ3回施術後は、6つの症状がバランスよく改善していく傾向が見られました。
※感じ方には個人差があります。

さらに、モナリザタッチを受けた方の年代分布を見ると、40〜70代まで幅広い方が相談に訪れていることが分かります。
「年齢だから仕方ない」と自己判断してしまう方も多いですが、実際にはどの年代でも膣まわりの不調は起こり得ます。違和感に気づいたときが、相談のタイミングです。
「眠れない」「イライラする」も実は婦人科につながる
相談の途中で多いのが、「実は最近眠れなくて…」「前よりイライラしやすくなった」といった、婦人科とは関係なさそうな話題。
しかしこれらはホルモン・自律神経・栄養の揺らぎと深く関係していることも多く、膣の不調と同じ根っこから生まれている場合もあると生駒院長は言います。
婦人科だからこそ、生活背景、体質、心身のストレス、年齢変化などを含めて立体的に捉え、必要に応じて粘膜ケア・骨盤底筋ケア・栄養改善など複合的にアプローチできます。
「もっと早く来ればよかった」と感じるとき
来院した患者さまが口にすることが多い「もっと早く来ればよかった」という言葉。その裏には、次のような思いが隠れています。
- 婦人科に相談していい悩みだと思っていなかった
- 周りが我慢しているから、自分も我慢すべきだと思っていた
- 年齢のせいだから仕方ないと諦めていた
- 自分の悩みを理解してもらえると思っていなかった
しかし、話していくうちに自分の体に起きていることが整理され、「初めて自分の状態を理解できた」と心の負担が軽くなる方が多くいます。
\話すのが苦手でも、安心して大丈夫/
話すことから、整えることが始まる――あなたの声を聴かせてください
膣のゆるみやデリケートゾーンの違和感は、ひとつの症状に見えて、その背景には粘膜の乾燥、筋力の低下、ホルモン変動、姿勢や呼吸、ストレスなど、さまざまな要素が絡み合っていることがあります。
だからこそ「膣がゆるい」という入口だけで判断せず、体が発しているサインを多面的に捉えることが大切です。
「いこまともみレディースクリニック」の“いこま式トータルアプローチ”は、こうした複雑な背景を丁寧に聞き取り、粘膜ケア・骨盤底筋アプローチ・姿勢の見直し・内面ケアなど、必要な領域にしぼって行うスタイルです。
治療だけでなく、「話すことが整える第一歩」 という考え方を何より大切にしています。
石川県・白山市で膣ケアを迷っている方も、まずは話すことから始めてみませんか?違和感に気づいた瞬間が治療の第一歩です。
\まずは、話してみることから/
いこまともみレディースクリニックは
誰にも言えなかった悩みを安心して話せる場所
| 施設名・住所 | いこまともみレディースクリニック 石川県白山市北安田西二丁目41番 |
| 電話番号 | TEL:076-216-0123 FAX:076-216-0124 |
| 営業時間 | 本院 13:00~18:00 ※土曜日は9:00~13:00 休診日:水・日・祝日 産科分院 8:30~11:30 19:00~20:00 ※土曜日は14:30~16:30 日曜日は9:00~10:00 休診日:祝日 水曜日と第3木曜日の夜間(19:00~20:00) |
| 公式サイト | 婦人科本院 https://www.ikomatomomi-clinic.jp/index.html 産科分院 https://ikomatomomi-sanka-clinic.com/ |
| SNSアカウント | クリニック公式Instagram @ikoma_tomomi_ladiesclinic(本院:婦人科アカウント) @ikomatomomi_ladiesclinic(分院:産科専門アカウント) クリニック公式YouTube(分院:産科専門アカウント) @いこまともみレディースクリニック産科 |
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【施術の内容】モナリザタッチ®
【施術期間および回数の目安】4週間ごとに3回程度 ※状態によって異なります。
【費用】¥22,000~¥44,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。部位によって異なります。
【リスク・副作用等】熱感、腫れ、軽度の痛み、痒み、出血、おりものの増加など
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・諸外国における安全性等に係る情報
-「MonaLisa touch®」はFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を取得しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。






