BIANCA CLINIC
幡手 亜梨子先生
九州大学医学部卒業後、新東京病院での初期臨床研修を経て自治医科大学附属病院や帝京大学附属病院などの形成外科で研鑽を積み、2025年BIANCA CLINIC入職。日本形成外科学会認定 形成外科専門医として卓越した技術と美的センスで一人ひとりが持つ本来の魅力を自然に引き出す。フェイスラインやまぶたのたるみ治療、顔の脂肪注入が得意。元アイドルという異色の経験を持ち、“きれいであり続けたい”という気持ちに寄り添う診療・施術で信頼を集める。
InMode(インモード)社の技術革新によって誕生した機器「IGNITE(イグナイト)RF」が美容医療業界で注目の的。
ハンドピース「クォンタムRF」での施術はフラクショナルRF(ラジオ波)を皮膚深部へ直接照射することで皮膚を支える層や脂肪層へ熱を加えてフェイスラインやボディラインを引き締めます。
今回は、BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)で日本形成外科学会認定 形成外科専門医として活躍される幡手 亜梨子医師(通称:ありす先生)にイグナイトRFが注目される理由や、クォンタムRFの仕組みや魅力について聞きました。
※本記事は医師の経験に基づく個人的見解であり、機器の有効性を保証するものではありません。
イグナイトRFによるクォンタムRF施術とは?

美容医療機器「イグナイトRF」による「クォンタムRF」は、切開を伴わずにたるんだ皮膚や脂肪層へ効果的にアプローチし、引き締める施術として脚光を浴びています。
インモード社の先進技術によるたるみ治療
イグナイトRFとは、イスラエルに本社を置くインモード社による美容医療機器。
美容医療業界では同社の「Embrace RF(エンブレイスRF)」が広く知られており、イグナイトRFはその後継として、熱設定・ハンドピースの進化、さらなる安全性を追求した機器として誕生しました。
今回ご紹介するのは、そんなイグナイトRFの9つあるハンドピースから、たるみ治療の新たな扉を開くとされている一手、クォンタムRFです。
クォンタムRFは、国内での導入例がまだ少ない先進の施術ながら、切らずにたるみへ効果的にアプローチする形成外科学的RF治療として脚光を浴びています。
「顔にメスを入れるのが怖い」「ダウンタイムを長く取れない」「ハイフやボルニューマなどのたるみ治療機器では物足りないと感じた」といった人への施術の可能性を広げる技術を搭載しています。
フラクショナルRFを皮膚深部へ切らずに直接照射

クォンタムRFは、長いカニューレのような形状をしたハンドピースを皮膚の内側へ挿入してフラクショナルRFを照射する施術です。バイポーラRF*を真皮・皮下組織・皮下脂肪へ、直接3Dアプローチできるのが特徴です。
クォンタムRFは、熱の作用で脂肪を溶解し、同時に周囲の組織をキュッと収縮させ、顔やボディのたるみを切ることなく引き締めることを目指します。
切開を必要とするリフトアップ手術と、肌の表面からアプローチするハイフのような非侵襲治療のいわば中間に位置する施術であることが特徴です。
*バイポーラRF……2つの電極間で電流を流し、熱が発生する高周波の仕組み。連続的に照射することで真皮浅層から中層の皮膚弾性物質(コラーゲンやエラスチンなど)の生成を促す働きも期待できる。
2種類のハンドピースでフェイス&ボディにアプローチ
クォンタムRFには2種類のハンドピース「クォンタムRF10」と「クォンタムRF25」があります。
先端からフラクショナルRFを照射する構造で、医師がアプローチしたい部位や層の深さに合わせて使い分けできるよう開発されています。
【クォンタムRFハンドピース】
| クォンタムRF10 | ・長さ10cm、直径2.2mm ・デリケートな部位や狭い範囲の施術に適したハンドピース ・フェイスラインの引き締め、真皮下血管網へのRF照射に使用 |
| クォンタムRF25 | ・長さ25cm、直径3.3mm ・広い範囲の施術に適したハンドピース ・ボディラインの引き締め、厚い脂肪へのアプローチで使用 |
エンブレイスRFのハンドピースは肌の表面と皮膚内にダブルでアプローチする形状でしたが、クォンタムRFはカニューレのみの形状。体の曲線に沿った照射がしやすいよう配慮されています。
安全性に配慮しつつ従来機器と比べてより高いパフォーマンスを発揮
クォンタムRFは、手技を習得した医師による高度な技術を前提としますが、真皮へのダメージに配慮しながら皮膚深部へアプローチできます。
また、NERO編集部が調査したところ、“従来機器よりも高いパフォーマンスを、より安全性に配慮しながら発揮できる”として日本形成外科学会認定 形成外科専門医をはじめとした美容医療ドクターから注目されています。
このパフォーマンスと安全性のバランスを支えるのが、クォンタムRFに搭載されたインピーダンス計測機能。
組織の抵抗値の変化がリアルタイムに分かり、それを目安に施術を進めることで従来よりも高い温度でアプローチでき、よりいっそう引き締め効果が期待できるよう進化したそうです。組織の抵抗値の変化に応じて自動的に停止する安全設計も加わっています。
組織の変化が分かることで、従来よりもさらに熱傷や炎症後色素沈着のリスク、ダウンタイムに配慮した施術が可能となっているのも特徴です。
形成外科のプロフェッショナルが注目するクォンタムRF

ここからは、実際にクォンタムRF施術に携わる「BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)」幡手亜梨子医師へインタビューした内容をご紹介しながら、クォンタムRFの注目ポイントを解説していきます。
【注目ポイント1】皮膚の内側から効率良くたるみにアプローチ
実際にクォンタムRFを使用した医師からメリットとして寄せられているのが、「たるみ治療の施術効率がアップした」という感想。
インピーダンス計測機能をはじめとした安全設計の充実化により、従来機器よりも高い温度で組織へアプローチできるようになり、“効果”と“施術時間の短縮”の両立につながっているそうです。
また、クォンタムRFのカニューレ状のハンドピースは、体の曲線に沿ったスムーズな照射に適しています。
組織へより効果的にアプローチできるようになりました。
【注目ポイント2】低侵襲アプローチでダウンタイムが少ないたるみ治療
低侵襲治療といわれるクォンタムRFは、切開を必要とするたるみ治療と比較して出血やむくみが少なく、ダウンタイムが短いのが特徴です。熱で脂肪や組織を引き締めることで、内出血も軽減できるとされています。
体への負担が軽いと回復も比較的早く、肌表面からアプローチするRF機器では対応しにくいたるみへアプローチできるため、注目度が高まっています。
さらに、クォンタムRFは全層(真皮・皮下組織・皮下脂肪)へアプローチできるため、表層のRF治療とは引き締まり方が違うとありす先生は言います。
「切る施術まではしたくないけど機器によるたるみ治療では物足りない」と感じている方への新たな選択肢となる可能性を秘めています。
【注目ポイント3】コンビネーション治療で美しい仕上がりに
クォンタムRFは単独施術だけでなく、別のたるみ治療と組み合わせたコンビネーション治療でも注目されています。
例えば、脂肪吸引とクォンタムRFの施術で“自然な質感を残したタイトニング”が可能に。脂肪吸引で可能な範囲ギリギリまで脂肪を取ったり、脂肪吸引施術を繰り返したりすると、肌の質感や皮膚の色味にどうしても影響が生じるもの。
そこをあえて、クォンタムRFとの組み合わせを想定して脂肪を薄く一層残して吸引すると、自然な肌の質感や色味を保った美しい仕上がりを目指せるそうです。
脂肪吸引は内出血が多い傾向がありますが、クォンタムRFと組み合わせることで、内出血やダウンタイムの負担軽減が期待できます。
クォンタムRFでもさらに物足りなさを感じてしまう方には、「脂肪吸引×クォンタムRF×モフィウス8」といった組み合わせで施術を行うケースもあります。
脂肪吸引で脂肪のボリュームにアプローチし、クォンタムRFで組織内の脂肪に熱を与えて引き締め、モフィウス8で肌表面からタイトニングして整える、といった考え方です。
クォンタムRFでたるみを引き締め、ヒアルロン酸注射でパーツの高さやラインを整えると、より高い完成度を目指せます。
クォンタムRFは、たるみ治療における選択肢の1つとして活用されています。
医師が肌や組織の状態を見極め、治療の組み合わせやタイミングを判断していくことが重要です。
クォンタムRFがもたらす変化【事例紹介】
ここからは、InMode社によるクォンタムRF施術の事例をご紹介します。
・クォンタムRF【顎下・フェイスライン】

施術名:クォンタムRF10
写真の説明: 左:施術前 右:施術3ヶ月後
費用:297,000円
副作用・リスク等:浮腫、内出血、拘縮、疼痛、凸凹、感染など
顎下やフェイスラインのたるみはクォンタムRFが得意とする部位の1つ。皮下脂肪や組織を引き締め、美しい輪郭を引き出します。
・クォンタムRF【二の腕】

施術名:クォンタムRF10
写真の説明: 左:施術前 右:施術6ヶ月後
費用:330,000円
副作用・リスク等:浮腫、内出血、拘縮、疼痛、凸凹、感染など
クォンタムRFはカニューレ状のハンドピースで肌の内側からアプローチできるため、厚みがある部位も自然さを残しながら引き締め可能。皮下脂肪だけでなく真皮・皮下組織にも働きかけ、熱で収縮を促し強く引き締めることが期待されます。
“美容医療・美容外科×デバイス”の進化は今後も続く
クォンタムRFによる「デバイスサージェリー」は、外科手術と非侵襲治療それぞれの弱点を補い、美しい変化をもたらす施術として可能性を秘めています。
しかし、デバイスの真価を発揮するには、解剖学的構造を熟知した医師の技術が不可欠。技術革新と医師による研鑽の融合が、たるみ治療のさらなる発展を支えます。
デバイスも技術も日々進歩しているため、世代を問わず誰もが気軽に、安全に配慮した質の高いたるみ治療を追求できる日もそう遠くないでしょう。
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【施術の内容】クォンタムRF
【施術期間および回数の目安】1回毎 ※状態により異なります。
【費用】クォンタムフェイス:1部位297,000円 クォンタムボディー:1部位330,000円 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。ベイザー脂肪吸引と併用の場合は、1部位220,000円追加料金。
【リスク・副作用等】浮腫、内出血、拘縮、疼痛、凸凹、感染など
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・諸外国における安全性等に係る情報
-「QuantumRF」はアメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を取得しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。




