脂肪吸引や脂肪溶解注射で二の腕はほっそりする?選ぶならどちらが良い?

脂肪吸引や脂肪溶解注射で二の腕はほっそりする?選ぶならどちらが良い?

「最近二の腕が太くなった」「ノースリーブを着ると二の腕のたるみが気になる」と悩んでいる方はいませんか?二の腕は、体の中でも太くなりやすいパーツ。そこで、この記事では、なぜ二の腕が太くなるのか、脂肪吸引や脂肪溶解注射などの美容医療に頼ってほっそりさせる方法をご紹介します。それぞれのメリット・デメリットもお届けするので、ぜひチェックしてみてください。

1.なぜ二の腕は太くなるの?

出典:photoAC

まずは、二の腕が太くなる理由について見ていきましょう。二の腕が肥大するのは、複数の原因があります。

■加齢による脂肪率バランスの変化

若いときは細かった二の腕が、年を重ねるにつれて太くなってきたという方もいるでしょう。人は加齢に伴い、脂肪がつきやすい体になります。これは、基礎代謝量が減っていくことが関係しており、女性の場合、30代以降は上半身の脂肪が増加しやすいのです。さらに、筋肉量も年齢を増すごとに減少。とくに筋肉が多い男性や二の腕にその傾向が顕著に表れるでしょう。

■リンパの流れが滞っている

長時間同じ姿勢を続けていると、血流やリンパの流れが悪くなります。デスクワークやスマホの連続使用は、リンパの流れを滞らせる原因です。また、日常生活で使う機会が少ない二の腕の裏側の筋肉は、老廃物が溜まってむくみやすくなり太く見えることがあります。さらに、リンパの流れが悪くなると、脂肪細胞が肥大化。周囲の毛細血管やリンパ管を圧迫し、より代謝を悪くしてしまいます。

■姿勢の悪さ

猫背や巻き肩などの姿勢でいると、肩甲骨や肩が本来の位置にないため、肩回りや腕の筋肉がきちんと使われなくなります。すると、二の腕の筋力低下につながり、脂肪が蓄積しやすくなるのです。二の腕の周辺には大きなリンパ節もあるため、姿勢の悪さがリンパの流れにも悪影響を与えるでしょう。

■皮膚のたるみ

皮膚のたるみも二の腕が太く見える理由の一つです。皮膚のたるみとは、加齢に伴い皮膚が伸びている状態のこと。また、脂肪が過剰に蓄積された場合も、皮膚が伸ばされたるみにつながることがあります。腕を横に広げたときに皮膚がたるんでいると、二の腕が太く見えてしまいます。

2.自宅で二の腕をほっそりさせる方法

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さまざまな原因が重なり太くなってしまう二の腕。ここでは、自宅でできる二の腕をほっそりさせる二の腕ダイエット法をご紹介します。

■高タンパク質・低糖質の食事をとる

食事の際に、摂取エネルギー量より消費エネルギー量を増やせれば、二の腕痩せをはじめとするダイエットにつながります。そのためには、食後のエネルギー消費量を増やすことが大切。タンパク質は糖質と比べてエネルギー消費率が高いため、高タンパク質・低糖質の食事を心がけることが重要です。ほかにも、咀嚼回数を増やすことでエネルギーがより使われます。

■マッサージやストレッチ

二の腕ダイエットの方法として、手軽に取り入れやすいのがマッサージやストレッチです。二の腕のマッサージは、血流を良くして溜まった老廃物を流してくれます。ストレッチも、リンパの流れを整え二の腕のむくみを解消してくれるでしょう。とくに、上腕三頭筋のストレッチをすると、筋肉の柔軟性も取り戻せます。しかし、マッサージやストレッチは、血流を良くしたり、リンパにアプローチしたりすることはできますが、二の腕の脂肪そのものが減るわけではありません。

■正しい姿勢を意識する

正しい姿勢を意識すると、二の腕がきれいに見えるようになるでしょう。骨が正しい位置に戻ると、本来使うべき筋肉がしっかり動いてくれるため全体のバランスが良くなるのです。背筋を伸ばしつつ反り腰にはならないように気をつけ、肩甲骨を背骨に寄せるようなイメージで肩を外に開きましょう。この姿勢をなるべく日常生活で保つようにします。

■有酸素運動

有酸素運動は、脂肪を燃焼させやすくするため、全身ダイエットをはじめとして、二の腕痩せにもおすすめです。ジョギングやサイクリングなどの有酸素運動を継続して習慣化しましょう。少しきついと感じるくらいの運動負荷が目安です。

ここまで、食事や運動などで二の腕をほっそりさせる方法をご紹介しましたが、二の腕だけをピンポイントで痩せるのは難しいと感じた方も多いでしょう。以下は、美容医療を用いた二の腕痩せの方法をご紹介します。

3.脂肪吸引とは?どんな人に向いている?

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脂肪吸引は、細くしたい二の腕付近に小さな穴を開け、細い吸引管を使って皮下脂肪を除去する方法です。中でも、「ベイザー脂肪吸引」は、特殊な超音波によって脂肪細胞のみを遊離・融解させるため、周辺組織を傷つけることなく、皮下脂肪の約90%を吸引できると言われています。

■脂肪吸引のメリット

脂肪吸引は、皮下脂肪を物理的に取り除くため、二の腕を効果的に細くすることができます。通常は、施術後1ヶ月くらいで効果を実感し始めて、6ヶ月経過する頃にはさらに引き締まっていくイメージです。⼀度取り除いた脂肪細胞は、再度増えることはないため、リバウンドの⼼配もありません。

■脂肪吸引のデメリット

脂肪吸引は、ダウンタイムに腫れや内出血などの症状が出るのがデメリットです。また、ほとんど目立ちませんが、皮膚に小さな穴を開けるため傷跡が残ることがあります。場合によっては、皮膚が余りたるんでしまうこともあるので注意しましょう。

■脂肪吸引が向いている人

脂肪吸引は、二の腕をしっかり部分痩せしたい人やすぐに効果を実感したいという人に向いています。運動や食事制限をして無理に全身ダイエットを実施しなくても、しっかり効果が得られるでしょう。

4.脂肪溶解注射とは?どんな人に向いている?

脂肪溶解注射は、細胞膜を溶解する薬剤を注入して、二の腕痩せを目指す方法です。注射により破壊された脂肪細胞は、血液やリンパを通じて老廃物と一緒に排出され、痩せにくい部分の脂肪を徐々に減らしてくれます。

■脂肪溶解注射のメリット

脂肪溶解注射のメリットは、皮膚の切開をしなくても治療が受けられることです。脂肪吸引に比べ、施術時間もダウンタイムも短くなります。痛みや腫れを抑える成分が配合された「カベルライン」は、術後の影響が現れにくくなるでしょう。また、周囲に気づかれず少しずつ痩せられるのが、脂肪溶解注射のメリットです。

■脂肪溶解注射のデメリット

脂肪溶解注射は、一度の治療でも効果が期待できますが、一回の施術で注射できる薬剤の量が決められているため、脂肪量や部位によっては、複数回の治療が必要になるのがデメリットです。即効性に関しても、溶解された脂肪が施術後徐々に体外へ排出されて効果が現れるため、脂肪吸引に比べると劣ります。また、一時的にですが腫れや内出血が生じることもあります。

■脂肪溶解注射が向いている人

脂肪溶解注射は、痛みが苦手な人、脂肪吸引などの切開を伴う手術に抵抗がある人、周りに気付かれずに部分痩せしたい人におすすめです。また、脂肪吸引後の脂肪の取り残しなどの部分的な調整にも向いています。

■まとめ

二の腕が太くなるのは、加齢に伴う筋力の低下・脂肪の蓄積のほか、姿勢の悪さによるリンパの滞り、皮膚のたるみなどさまざまな要因が重なっていることがわかりました。食事制限や運動などで全身のダイエットは叶いますが、ピンポイントで二の腕痩せをすることは困難です。ぜひ、脂肪吸引や脂肪溶解注射のメリット・デメリットを知ったうえで、美容医療に頼って二の腕を効果的にほっそりさせましょう。

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