小鼻縮小術(内側法)とは?特徴とメリット・デメリットを解説

小鼻縮小術(内側法)とは?特徴とメリット・デメリットを解説

小鼻縮小術(内側法)の効果やメリット・デメリットを解説します。

「小鼻が目立ちすぎる」「顔のバランスを整えたい」とお悩みの方にとって、小鼻縮小術は魅力的な選択肢かもしれません。とくに「内側法」は、傷痕が目立ちにくいとされていますが、具体的にどのような施術なのか疑問をお持ちの方も多いでしょう。

この記事を読めば、内側法がご自身に向いているかの判断材料が得られ、美容クリニックでカウンセリングを受ける際、適切な質問ができるようになるでしょう。理想の鼻に近づくための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

1. 小鼻縮小術(内側法)の基本知識

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まずは、小鼻縮小術(内側法)とは、どのような施術か、同じ小鼻縮小術でも「外側法」とはどう異なるのかを解説します。

■小鼻縮小術の内側法はどのような施術?

小鼻縮小術(内側法)は、小鼻を小さくすることを目的とした美容外科手術です。
内側法の特徴は、鼻腔の内側からアプローチする点にあります。“内側”の名のとおり、鼻の穴の内側から余分な皮膚組織を切除することで、小鼻の幅を狭くし、顔のバランスを整えるのです。

手術時間は通常30分〜1時間程度。局所麻酔で行われるため、日帰り手術も可能です。
施術後1〜2週間は腫れが生じます。腫れは徐々に引きますが、落ち着くまでには約1ヶ月かかり、完成を迎えるのは3〜6ヶ月後とされています。

内側法は医師の技術や経験によって仕上がりに差が出るため、実績の豊富な医師を選ぶことが大切です。

■小鼻縮小術の内側法と外側法はどう違う?

「内側法」は鼻の穴の内側から余分な組織を切除する方法で、外からは傷痕が見えにくいのが特徴です。回復が早い反面、調整できる範囲には限界があります。

「外側法」は小鼻の外側から切開して余分な組織を切除します。小鼻の横幅や丸みを整えやすい術式ではありますが、外側に傷痕が残りやすい点がデメリットと言えるでしょう。

どちらの術式が適しているかは、小鼻の形状や希望する仕上がりによって異なります。

■小鼻縮小術(内側法)が向いているタイプ

小鼻縮小術の内側法は以下のようなタイプの方に適しています。

  • 鼻の穴が横に広がっている方
  • 傷痕を極力目立たせたくない方
  • できるだけ短いダウンタイムで日常生活に戻りたい方
  • できるだけ長い効果を求める方

ただし、小鼻の丸みや張り出しが強い場合は、内側法だけでは十分な効果が得られないこともあります。カウンセリング時に医師としっかりと相談しましょう。

2.小鼻縮小術(内側法)のメリット

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小鼻縮小術(内側法)には、おもに次の2つのメリットが挙げられます。

■ 傷痕が目立ちにくい

内側法の大きな魅力は、傷痕が外から見えにくい点です。
鼻の穴の内側から切開を行うため、外からは傷痕がほとんど目立ちません。術後半年もすると、鼻の穴の内側の傷痕もわかりにくくなるようです。

人前に出る機会が多い方や傷痕を目立たせたくない方、美容整形をしたと気づかれたくない方にとって大きなメリットと言えるでしょう。

■外側法に比べてダウンタイムが短い

内側法は、外側法と比べてダウンタイムが短いという利点があります。
術後3〜5日ほどで腫れが落ち着き始め、1週間程度で人前に出られる状態になる方が多いようです。

メイクで傷痕を隠す必要もないため、仕事や社会生活への影響を最小限に抑えられるのが魅力です。ただしダウンタイムには個人差があるため、施術前には医師と回復期間について十分に相談しておきましょう。

3.小鼻縮小術(内側法)のデメリット・注意点

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内側法にはデメリットもあります。施術を検討する際は、メリットだけでなく、デメリットや注意点も理解しておきましょう。

■鼻の穴が不自然になることがある

内側法を行うと、鼻の穴の形が不自然になる可能性があります。
鼻の穴の内側から組織を切除するため、切除する量や位置が不適切だと、鼻の穴が左右非対称になったり、いびつになったりすることも。

また、組織を切除しすぎてしまうと、鼻の穴が横に広がりすぎたり、上下に伸びすぎたりして不自然な印象を与えることがあります。

術後の傷の収縮まで見込んで、適切な切除量を見極めるには、豊富な経験と確かな知識が必要でしょう。

■効果が十分に得られない場合がある

もともと鼻翼が厚めの方や、小鼻の横への広がりが著しい方の場合、内側法だけでは十分な小鼻収縮効果が得られないケースも。

内側法だけにこだわらず、外側法との併用や他の施術法を検討しながら、ご自身に合った術式を選びましょう。

■術後、腫れ・違和感が生じる

内側法の術後は、一定期間腫れや違和感が生じます。
手術直後から1週間程度は鼻の内側に腫れが出て、息苦しさを感じる場合も。縫合部分の違和感や、くしゃみや鼻をかむ際など痛みを伴うこともあるでしょう。

腫れのピークは術後2〜3日目で、その後徐々に落ち着いていきますが、完全に引くまでには個人差があります。違和感については1ヶ月程度で慣れてくる方が多いものの、鼻の形状が変わったことによる心理的な違和感は長く続くこともあるようです。

■一度切除すると元に戻せない

内側法を受けた後、切除した組織を元に戻すことはできません。
長期的な効果が得られることは内側法のメリットでもありますが、仮に施術後の仕上がりに満足できなかった場合でも、切除した鼻の組織を元通りにすることは不可能です。

施術を検討する際には、信頼できる医師との十分なカウンセリングを行ったうえで慎重に判断しましょう。

4.小鼻縮小(内側法)で後悔しないためのポイント

小鼻縮小の内側法で後悔しないためには、施術前の準備と十分な理解が不可欠です。信頼できる医師を選び、希望の仕上がりや自身の鼻の状態についてよく相談しましょう。

症例写真も判断材料になりますし、複数のクリニックでカウンセリングを受けるのもおすすめです。

内側法は傷痕が目立ちにくい一方で、鼻の穴の形が不自然になるリスクもあるため注意が必要です。また、術後の腫れや違和感への備えとして、アフターケアについての知識も身につけておきましょう。慎重な判断が納得の結果につながります。

小鼻縮小(内側法)はメリット・注意点をふまえて、納得できる選択を

小鼻縮小術の1つである内側法は“傷痕が目立ちにくい”“外側法に比べるとダウンタイムが短い”といったメリットがある一方で、鼻の穴の形が不自然になる可能性や一度切除した組織は元に戻せない点など、考慮すべき注意点もあります。

施術後、後悔しないためには、ご自身の小鼻の状態や理想の仕上がりをクリニックでしっかり相談し、医師の説明を十分に理解したうえで判断しましょう。

理想の鼻を手に入れるための第一歩は、正しい知識を身につけ良き主治医と出会うところから始まります。

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【限定解除要件】
【治療の内容】小鼻縮小術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥220,000~¥550,000程度 ※術式によって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。