目の下たるみ、どうしたらいい?セルフケアから美容医療まで解決法を徹底解説!

目の下たるみ、どうしたらいい?セルフケアから美容医療まで解決法を徹底解説!

「目の下のたるみが気になってきた」と悩んでいませんか。目元のたるみは、年齢や生活習慣の影響によって誰にでも起こり得るもの。

その原因やさまざまな対処法を知ることで、より自分に合ったケアを選択できるようになります。

この記事では、目の下たるみの主な原因から、すぐ始められるセルフケア、美容医療によるアプローチまで幅広く解説します。ご自身の目の下たるみのタイプを見極め、最適な解決法を見つけていきましょう。

目の下たるみの主な原因は?

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なぜ、目の下のたるみができてしまうのでしょうか。対処法を知る前に、まずはたるみやふくらみが目立つ代表的な原因を見ていきましょう。

■目の下たるみ・ふくらみが目立つ原因

目の下のたるみの主な原因は、加齢による肌の弾力低下や筋力低下です。

年齢を重ねるにつれて、肌のハリを保つコラーゲンやヒアルロン酸などが減少。その結果、皮膚の弾力や柔軟性が低下し、たるみやすい目元になります。

また、目元を支える眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる筋肉の衰えも目の下たるみの一因です。

本来、眼輪筋はまぶたを閉じる時に使われる筋肉ですが、衰えて緩んでくると、皮膚を支えきれなくなり、目の下のたるみが顕著になります。

他にも、眼球を保護している眼窩脂肪(がんかしぼう)という脂肪も目の下のふくらみに関係しています。

加齢や生活習慣の影響で眼球を支える力が衰えると、眼球が少し下がり、その圧で眼窩脂肪が顔の前方に押し出されます。これが、目の下たるみやふくらみとして現れるのです。

■目の下たるみの原因となる行動や習慣

目の下たるみの悪化原因は加齢だけでなく、日常生活の過ごし方にもリスクが潜んでいます。例えば、下記のような行動や習慣が挙げられます。

  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • ストレス
  • パソコンやスマホによる目の酷使
  • ゴシゴシと擦るような洗顔やクレンジングなど

目の下たるみの程度は?どんなアプローチが効果的?

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目の下のたるみと一口にいっても、その状態は人それぞれです。たるみの進み具合によって、効果的なアプローチや治療法は変わってきます。

ここでは、目の下のたるみの程度別にどのような対処法が考えられるのか解説します。

■【軽度~中度の目の下たるみ】影クマ・たるみが気になるなど

「目の下に影ができやすくなった」「目の下に疲れが出やすい」といった、比較的軽度~中程度の目の下のたるみがある場合は、まずはセルフケアから始めるのがおすすめです。

具体的には、目元のマッサージやエクササイズなどです。また、アイクリームなどの目元用のスキンケアでしっかりと保湿をするのも効果的でしょう。

セルフケアだけでは思ったような効果が期待できない、あるいはより早く効果を実感したい場合は、美容医療という選択肢もあります。

目の下のふくらみはありつつも、頬との境目に凹みがない軽度な目の下たるみであれば、切開なし(メスを使わない)の施術も検討可能です。

切開を伴わない施術はダウンタイムが比較的短いため、忙しい方でも取り入れやすい解決方法だといわれています。

■【重度の目の下たるみ】目の下のふくらみが目立つなど

「目の下のふくらみがかなり目立つ」「メイクで隠しきれない」といった、重度な目の下たるみやふくらみがある場合は、外科的なアプローチが効果的です。

外科手術では、たるみやクマの原因を根本から解消するために、余分な皮膚や脂肪を取り除いたり、適切な位置へ移動させたりする処置が行われます。

メスを使用する手術のためダウンタイムは伴いますが、長年の悩みを解決したい方は、一考の価値がある方法といえるでしょう。

目の下のたるみの程度が自分では判断しにくい場合は、まず美容クリニックでカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

目の下たるみを自力で治す!今すぐできる3つのセルフケア

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ここからは目の下たるみに効果が期待でき、今すぐ始められる3つのセルフケア方法を紹介します。

■目元のマッサージやエクササイズ

目元のマッサージやエクササイズは、眼輪筋を鍛えることで血流を促進し、たるみ予防に役立ちます。眼輪筋を鍛えるための簡単なエクササイズの手順は下記の通りです。ぜひ、試してみてください。

目の下のたるみを予防するためのエクササイズ

  1. 目を開いたまま眼球を大きく「∞」を描くように回す
  2. 右回り、左回り、両方行う
  3. 片目ずつウィンク
  4. 両目でぱちぱちとまばたきする
  5. 下まぶたに力を入れて目を細める

■アイクリームなど目元のスキンケア

皮膚の保湿は、目元ケアの基本です。とくに、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたスキンケアアイテムを取り入れることで、目元の乾燥による小ジワやたるみに効果が期待できるでしょう。

■生活習慣の見直し

日常生活の中にも、目の下たるみの原因は潜んでいます。過度な飲酒・喫煙、睡眠不足、アイメイクの過剰な擦り洗い、スキンケアの怠りなどは目元の老化を加速させます。

バランスの取れた食事、睡眠時間の確保、丁寧なクレンジングなどを心がけ、生活習慣を見直していきましょう。

目の下たるみを取る方法!たるみにアプローチできる美容医療5選

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目の下のたるみを自力で治すためにマッサージやセルフケアを行っても、思ったような効果がでない場合は、美容医療によるアプローチを検討してみるのも一つの手です。

ここでは、目の下たるみをとるのに効果的な5つの治療法を紹介します。それぞれのメリットだけでなく、リスクや注意点といったデメリットもあわせて確認し、ご自身に合った方法を見つける参考にしてください。

■たるみ・影を目立ちにくくする「ヒアルロン酸注入」

ヒアルロン酸注入は、気になる部分にヒアルロン酸製剤を注入することで肌のハリとボリューム感を取り戻したり、パーツ形成を行ったりする治療法です。

目の下のふくらみの凹凸をなめらかに整えることで、たるみによる影を目立ちにくくします。

なお、効果の持続期間は半年~2年程度と一時的なため、そのままの状態をキープしたい場合には定期的な施術が必要となります。

■目元をリフトアップ!たるみを引き上げる「ハイフ(HIFU)」

ハイフ(HIFU:高密度焦点式超音波)は、超音波エネルギーを肌の深層部に照射し、たるみにアプローチする治療法です。

メスを使わずにリフトアップできるため、たるみが気になり始めた方に向いているでしょう。目の下のたるみ、目元のリフトアップ、小ジワのケアにも効果が期待できます。

施術後、すぐに日常生活に戻れる点も大きなメリットです。一方で、効果の現れ方には個人差があるため、理想の目元にするために複数回の施術が必要な場合もあります。

■目の下の脂肪を除去する「経結膜脱脂術」

経結膜脱脂術(けいけつまくだっしじゅつ)は、下まぶたの裏側を切開し、目の下の膨らみの原因となっている眼窩脂肪を除去する手術です。

皮膚の表面を切開しないため、傷痕が目立ちにくいのが特徴です。目の下のたるみやふくらみ、目の下の影クマの解消が期待できます。

ただし、皮膚のたるみが強い場合は、脂肪除去だけでは十分な効果が得られないこともあるため、事前カウンセリングが重要です。

経験豊富な医師に目の下のたるみの状態を確認してもらい、メリット・デメリットを十分に理解した上で、施術を検討しましょう。

■目の下の脂肪を移動させる「ハムラ法」「裏ハムラ法」

ハムラ法、および裏ハムラ法は、目の下にある眼窩脂肪を目元のくぼみに移動させることで、目の下の皮膚のたるみと凹みを同時に目立たなくさせる治療法です。

ハムラ法は下まぶたの皮膚表面から、裏ハムラ法は下まぶたの裏側(粘膜側)から切開します。どちらも目の下のたるみ、シワ、クマに効果が期待でき、脂肪を移動させる手術のため凹みができにくいのが大きなメリットです。

一方で、内出血や腫れ、むくみなどのダウンタイムは、経結膜脱脂術よりもやや長くなる傾向があります。

■余分な皮膚を切除する「下眼瞼除皺術」

下眼瞼除皺術(かがんけんじょすうじゅつ)は、下まつ毛のキワを切開して、たるみの原因となっている余分な皮膚を取り除き、必要に応じて眼輪筋の調整も行う手術です。

切開はまつ毛のラインに沿って行うため、傷痕が目立ちにくく自然な仕上がりが期待できます。とくに皮膚の弛緩が目立つ方に適した治療法です。

ただし、切開を伴うため、腫れや内出血が出やすく、ダウンタイムが比較的長めになります。

まとめ

今回は、目の下たるみの主な原因から、今すぐできるセルフケア、そしてたるみにアプローチできる美容医療などを紹介しました。

目の下のたるみは早めのセルフケアが予防のコツです。

また、長年クマやたるみが気になっている方や、目元が原因で老けて見える方は、美容医療で根本からアプローチする方法も考えてみる価値があるかもしれません。今回の記事を参考に、ご自身に合った目の下たるみケアを見つけてください。

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【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
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【治療期間および回数の目安】通常1回
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【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回約¥300,000~¥700,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】血腫、感染、知覚鈍麻、複視、仕上がりの左右差など
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