団子鼻の悩みを解消したい!セルフケア方法・美容医療を詳しく解説

団子鼻の悩みを解消したい!セルフケア方法・美容医療を詳しく解説

団子鼻の悩み解消につながる治療法を解説します。アジア人に多く見られる団子鼻。

可愛らしく見えることもある団子鼻ですが、ひどいコンプレックスを抱えてしまう方も少なくありません。

今回は、団子鼻の原因やリンパ流しマッサージの方法についてもまとめています。

各治療法の特徴やダウンタイムも分かりやすくご紹介していますので、団子鼻でお悩みの方はご一読ください。

「団子鼻」ってどんな鼻?

鏡を見る女性 団子鼻の悩みを解消したい!セルフケア方法・美容医療を詳しく解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

団子鼻とは、鼻先が丸くて鼻筋が低く見える鼻のことです。鼻先が高くても、丸くぽってりしている場合は、団子鼻に分類されることがあります。

団子鼻は、シャープさに欠けるため、子どもっぽく見られたり、鼻が大きく見えたりすることから、コンプレックスに繋がるケースも少なくありません。

ここからは、団子鼻の原因やにんにく鼻・あぐら鼻などとの違いを見ていきましょう。

■団子鼻の原因は?

団子鼻になる主な原因を以下にまとめました。

  • 骨格
  • 体質
  • クセ
  • むくみ

団子鼻は、生まれつきの骨格や体質などの先天的な要因が大きく影響しているといわれています。

ただし、鼻の穴をさわる、うつぶせ寝をする、鼻の皮膚をこするなどのクセによっても、後天的に団子鼻になる可能性があるため、注意が必要です。

他にも、鼻周辺のむくみにより、団子鼻に見えるケースもあります。

原因によってアプローチ方法が異なるため、まずは自分の団子鼻の原因を知ることが改善への第一歩です。

■団子鼻が周囲に与える印象は?

「団子鼻に美人はいないのでは?」と考える方もいるかもしれません。

しかし、鼻先の丸い鼻は、顔全体を穏やかな雰囲気に演出し、相手に「可愛らしい」「親しみやすい」といったプラスの印象を与えることもあります。

ご自身にとってコンプレックスだとしても、周囲から見るとチャームポイントになる可能性もあるでしょう。

■にんにく鼻・あぐら鼻・ブタ鼻との違いは?

にんにく鼻とは、鼻先が大きく、鼻の穴があまり見えない鼻のことです。団子鼻と比較すると、より厚みを感じたり、笑うと小鼻が広がったりする傾向があります。

あぐら鼻は、小鼻が大きく横に張り出した形状の鼻を指します。鼻の先端に比べ、鼻翼軟骨と呼ばれる部位が大きく広がっている点が特徴です。

ブタ鼻は鼻先が上を向いた鼻であり、鼻柱と呼ばれる部分が関係しています。

にんにく鼻・あぐら鼻・団子鼻・ブタ鼻は厳密な定義がなく、区別が難しいケースもあることを知っておきましょう。

むくみによる団子鼻を解消したいなら!リンパ流しマッサージ

鼻のアップ 団子鼻の悩みを解消したい!セルフケア方法・美容医療を詳しく解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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団子鼻に悩む方の中には、鼻を細くする方法を知りたい方もいるでしょう。

むくみによる団子鼻は、鼻の周囲をほぐしてリンパの流れを促すことで改善できる可能性があります。

団子鼻におすすめとされているリンパ流しマッサージの手順と、注意点をご紹介します。

■団子鼻のむくみ解消につながるリンパマッサージの方法

むくみを解消するためのマッサージ方法は、以下のとおりです。

  1. 小鼻の横にあるくぼみ部分を数秒間グーッと押す
  2. ほぐすように上下にマッサージする
  3. 小鼻横から眉頭までを撫で上げる
  4. 眉頭をグーッと押して数秒間キープ

まずは、小鼻の横からマッサージを始めましょう。鼻のリンパ流しマッサージは、簡単に実践できます。ぜひ取り入れてみてください。

■団子鼻のむくみを解消するときの注意点

マッサージをするときは、力を入れすぎないように注意してください。

余分な力が加わると、皮膚が厚くなる可能性があり、団子鼻のリスクが高まります。

鼻の皮膚は薄くデリケートなので、優しい力でケアすることをおすすめします。

なお、マッサージで効果が狙えるのは、むくみによる団子鼻の場合のみです。

団子鼻を根本から解消したいと考える方は、美容医療を検討するのも1つの手でしょう。

団子鼻の悩みを解消したい!美容外科や美容皮膚科で受けられる手術・治療は?

微笑む女性 団子鼻の悩みを解消したい!セルフケア方法・美容医療を詳しく解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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小鼻マッサージなどの鼻を細くする方法を試してみても、うまくいかなかった方もいるでしょう。

ここからは「団子鼻の治し方を知りたい」という方に向けて、美容外科や美容皮膚科で受けられる7つの施術をご紹介します。

治療の特徴だけでなく、リスクもまとめているので参考にしてください。

■【団子鼻|悩み解消につながる治療1】鼻尖縮小

鼻尖縮小は、鼻の先にある鼻翼軟骨と呼ばれる部位にアプローチする施術です。

鼻翼軟骨は左右に分かれているため、広がっている鼻翼軟骨を中央に寄せて糸で埋没することにより、すっきりとした鼻先を目指します。

必要に応じて余分な脂肪を除去し、鼻先の丸みもフォロー可能。

鼻尖縮小には、切開を伴うものと伴わないものがあります。切開を伴う施術にはオープン法とクローズ法があり、オープン法は鼻の穴と穴の間を切開します。

一方、クローズ法は鼻の中を切除するため、傷が外から見えません。

また、切開を伴わない施術には、糸で縫い合わせるだけの埋没法があります。施術後は、多くのケースでギプス固定が必要です。

なお、施術にかかる時間は、埋没法の場合で20分程度となっています。

手術後に見られる症状としては、腫れや内出血などがあります。

例えば埋没法の場合、個人差がありますが、腫れは数日程度、内出血は10日程度で落ち着くでしょう。

■【団子鼻|悩み解消につながる治療2】鼻尖形成

鼻尖形成は鼻先の鼻翼軟骨を調整して鼻先を整える美容整形術。

鼻尖縮小との違いは、耳の裏側から採取した耳介軟骨を移植したり、鼻翼軟骨の位置を調整したりする点です。

施術後は、腫れや内出血が見られることがあります。これらの症状が落ち着くまでの期間は、一般的に1週間~10日程度。

施術後72時間はギプスによる固定が必要なケースもあるので、術後の安静が保てるようにスケジュールを調整しておくと安心です。

■【団子鼻|悩み解消につながる治療3】鼻プロテーゼ

鼻プロテーゼとは、鼻の中を切開して、鼻筋にプロテーゼを挿入する治療のことです。鼻筋に高さを出し、まっすぐに整えることが可能で、傷痕が見えにくい点がメリットです。

鼻翼軟骨が横に広がっているケースでは、小鼻縮小や鼻尖縮小などの施術を併用したほうが良いこともあるため、医師に相談してみましょう。

施術後は腫れや内出血などが見られることもありますが、1週間~10日程度で治まることが多いといわれています。

なお、鼻プロテーゼの手術を受けてから72時間はギプス固定が推奨されています。

溶けない糸で縫合した場合は、1週間後に抜糸が必要となる場合もあることを知っておきましょう。

■【団子鼻|悩み解消につながる治療4】小鼻縮小

左右に広がった小鼻が団子鼻を目立たせている場合に選ばれるのが、余分な皮膚を切除して縫合する小鼻縮小です。

小鼻縮小の術式には、小鼻の外側を切除する外側法、内側を切除する内側法の他、切らずに縫い縮める方法があります。

ダウンタイム中は腫れ・内出血・むくみなどが見られる可能性がありますが、多くの場合は1~2週間程度で治まるでしょう。費用の目安は20万~50万円程度です。

■【団子鼻|悩み解消につながる治療5】鼻中隔延長

鼻中隔延長は耳の後ろなどから軟骨を採取し、鼻先に移植する外科的手術です。

鼻翼軟骨が未発達で小鼻が目立つケースや、正面から鼻の穴が見えるケースに適しています。

鼻尖形成に似ていますが、鼻中隔延長の方がより大きな手術になります。高さ・長さ・角度など、デザインの幅が広い点も鼻中隔延長の魅力です。

鼻中隔延長の手術後は、内出血が10日程度、強い腫れが1~2週間程度続く可能性があります。

大きな手術になるため、ダウンタイムの過ごし方には特に注意が必要です。

■【団子鼻|悩み解消につながる治療6】鼻の糸リフト

鼻先から糸を挿入して隆起させることで、高さを出したり鼻筋を整えたりする施術です。

切開を伴わないため10分前後で施術を受けられるだけでなく、傷が小さいことも魅力といえます。

ダウンタイムがほぼないので、周りにも気づかれにくいでしょう。

ただし、鼻の糸リフトは仕上がりが自然なので、人によっては「物足りない」と感じることも。

また、永久的に効果が続くわけではないため、理想の状態を維持したいなら切開を伴う治療が適している場合もあります。

鼻の糸リフト料金は、クリニックや用いる糸の種類によっても異なりますが、1本あたり2~5万円程度が目安です。

■【団子鼻|悩み解消につながる治療7】鼻ヒアルロン酸注入

鼻ヒアルロン酸注入は、ヒアルロン酸製剤を注入して鼻筋を高くする治療です。

腫れ・内出血などが見られることがありますが、メスを使わないためダウンタイムはほぼないといえます。

ただし、手軽である一方で、血栓・壊死・アレルギーなどのリスクがあることを忘れてはいけません。

メリットとデメリットを比較しながら、納得いくまで医師と相談することをおすすめします。

まとめ

マッサージは、むくみによる団子鼻の解消には有効ですが、他のケースでは効果を実感できないことが多いでしょう。

その場合は、鼻尖縮小・小鼻縮小・ヒアルロン酸注射などの美容医療も選択肢の1つです。

どの治療を受ける場合も、医師選びが重要となります。

施術実績や症例はもちろんですが、カウンセリングとアフターケアについてもチェックしておきましょう。

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【治療の内容】鼻尖縮小術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥200,000~¥400,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】鼻尖形成術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥300,000~¥600,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】プロテーゼ挿入
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回¥100,000~¥300,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】痛み、感染、むくみ、違和感、異物感など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】鼻中隔延長
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】1回¥550,000~¥1,000,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、鼻中隔が曲がる、左右非対称、鼻先が硬くなるなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】糸リフト(スレッドリフト)
【治療期間および回数の目安】1~2回程度、治療後6ヶ月~1年程度で再治療可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1本 約 ¥50,000~¥100,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。