
切らない小鼻縮小を検討しているけれど、「施術後に笑えない顔になったらどうしよう…」と不安に思っていませんか?
メスを使わずに小鼻を小さくできる手軽さから人気の施術ですが、効果や安全性について気になる点も多いですよね。
この記事では、切らない小鼻縮小で笑えない顔になったと後悔しないために、施術方法や効果、リスクについて解説します。
1.切らない小鼻縮小って何?なぜ「笑えない」の?3つの主な原因

出典:photoAC
切らない小鼻縮小とは、メスを使わずに医療用の特殊な糸を皮下に埋め込むことで、広がった小鼻を内側から引き締める施術です。
しかしながら、術後に「表情がこわばってうまく笑えない」「笑うと不自然になる」といった不安の声を聞くことも。主な原因は3つあります。
■切らない小鼻縮小笑えない原因①:糸で組織を引き締めることによる「つっぱり感」
切らない小鼻縮小では、医療用の特殊な糸を小鼻(鼻翼)に通し、固定することで小鼻を小さく見せます。糸によって小鼻を物理的に中央に寄せ集めるため、術後しばらくはつっぱり感や引きつれ感が生じることも。これが「笑えない」と感じる直接的な原因の一つです。
切らない小鼻縮小によるつっぱり感は、時間の経過とともに組織が糸になじんでいくことで、気にならなくなっていく方も多く、笑えないと感じることも徐々に和らいでいく傾向があります。
■切らない小鼻縮小笑えない原因②:術後の腫れや痛みによる「動かしにくさ」
切らない小鼻縮小では、皮下に通した糸に対する体の反応から、術後には腫れや痛みが1~2週間程度生じることがあります。
鼻周りが腫れることで、物理的に周辺の筋肉が動かしにくくなり、スムーズな動きが妨げられる可能性があり、笑おうと表情筋を動かした際に、施術部位に痛みを感じることも少なくありません。
この痛みを避けるために、無意識のうちに表情をセーブしてしまい、結果的に「笑えない」と感じてしまうケースもあるのです。
■切らない小鼻縮小笑えない原因③:仕上がりへの不安からくる「心理的な抵抗」
切らない小鼻縮小を受けた後「笑えない」と感じてしまう原因は、糸によるつっぱり感や術後の腫れといった物理的なものだけではありません。意外と大きな要因となるのが、施術後の仕上がりに対する心理的な不安です。
「もし仕上がりが不自然だったらどうしよう」「周りの人に違和感があると思われているのでは」といった心配から、無意識のうちに表情筋をこわばらせ、スムーズに笑顔を作ることを難しくしてしまうことがあります。
2.切らない小鼻縮小で笑えないのはいつまで?術後の経過とダウンタイム

出典:pixabay
切らない小鼻縮小を受けた後に「笑えない」と感じる期間は、主にダウンタイム中です。
施術後のダウンタイムには個人差がありますが、時間の経過とともに症状は落ち着き、表情の動きも自然になっていく方がほとんどです。
■強い違和感や痛みは術後1〜2週間がピーク
切らない小鼻縮小術を受けた後、痛みや違和感は術後2〜3日頃にピークを迎えるケースが一般的です。
この時期は、小鼻にジンジンとした痛みを感じたり、糸で内側から引っ張られるような強いつっぱり感が生じたりします。
切らない小鼻縮小では、痛みのピークが過ぎると症状はしだいに和らぎますが、腫れや内出血によって小鼻周辺が動かしにくい状態が術後1〜2週間程度続くことがあります。
とくに、大きく口を開けて笑ったり、表情を豊かに動かそうとしたりすると、つっぱり感や痛み、動かしにくさによって笑えないと感じやすくなるでしょう。
■切らない小鼻縮小で自然な表情に戻るまでの期間は1ヶ月が目安
術後2週間を過ぎると、強かった腫れや痛みが軽減し始めます。小鼻周辺のつっぱり感や引きつれ感も和らぎ、少しずつ表情が動かしやすくなるのを感じられるでしょう。
糸が組織にしっかりとなじみ、術後の腫れが完全に引いて表情筋の動きが元に戻るまでには、一般的に約1ヶ月かかるとされています。この頃が自然に笑えるようになる目安といえるでしょう。
ただし、体質や術後の過ごし方によって、自然な表情に戻るまでの期間が前後する可能性も考えられるため、もし1ヶ月以上経過しても強い引きつれ感や動かしにくさが残る場合は、念のため施術を受けたクリニックに相談しましょう。
■ダウンタイム中の過ごし方と注意点
切らない小鼻縮小術を受けた後のダウンタイム期間は、笑えないと感じる時間を短くするためにも、適切な過ごし方を心がけることが大切です。
術後1週間程度は患部が敏感な状態で、とくに注意が必要です。
万が一、強い痛みが続く、腫れが異常に長引く、赤みが増して感染が疑われるなど気になる症状や異変を感じた場合は、自己判断せずに速やかにクリニックで医師の診察を受けるようにしましょう。焦らず丁寧にケアを続けていくことが、スムーズな回復への近道になります。
3.切らない小鼻縮小で「笑えない」ときによく聞く心配

出典:photoAC
切らない小鼻縮小術後の「笑えない」という感覚や、ダウンタイム中の過ごし方について、疑問や不安を抱える方も少なくありません。ここからは、クリニックでよく聞かれる質問や心配ごとについて解説していきます。
■心配①切らない小鼻縮小で大笑いしたら糸が切れることはありますか?
切らない小鼻縮小で使用される糸は、医療用に開発された非常に強度の高いものです。
この糸は、美容医療の施術で皮下組織をしっかりと引き締めて固定するために使われるため、日常生活で普通に笑ったり、表情を動かしたりする程度の力で簡単に切れてしまうようなものではありません。
万が一、「プチッ」というような音が聞こえたり、急に鼻の形が変わったりするなどの異変を感じた場合は、自己判断せず、速やかに施術を受けたクリニックで医師の診察を受けるようにしましょう。適切な対応をしてもらうことが大切です。
■心配②切らない小鼻縮小は術後どのくらいでメイクや洗顔ができますか?
切らない小鼻縮小術を受けた後のメイクについては、施術部位以外の箇所であれば施術当日から可能な場合がほとんどです。
ただし、施術部位である小鼻周辺へのメイクは針穴が完全に塞がるまで待つことが推奨されています。クリニックによって対応が違うため、詳しくはカウンセリング時に確認するのがおすすめです。
■心配③切らない小鼻縮小の効果はどのくらい持続しますか?元に戻る可能性は?
切らない小鼻縮小の効果の持続期間は、一般的には半年から2年程度が目安とされています。
時間の経過とともに糸が体内に吸収されたり(溶ける糸の場合)、組織が元に戻ろうとする力によって糸が緩んだりすることで、施術効果が徐々に薄れ、元に戻る可能性があることを知っておきましょう。
表情筋を活発に動かすことも、後戻りの要因となることがあります。効果をできるだけ長く保つためには、鼻を強くこする、頻繁に触る、無理に広げるようなマッサージをするなど、施術箇所に過度な刺激を与えないことが大切です。
まとめ
切らない小鼻縮小術を受けた後に「笑えない」と感じてしまう不安について、その主な原因と期間を中心に解説しました。
考えられる原因としては、医療用の糸による組織の「つっぱり感」や引きつれ感、術後の「腫れや痛み」による動かしにくさ、そして施術後の変化に対する「心理的な抵抗」があります。
切らない小鼻縮小の施術について理解を深め、納得のいく選択をして、自信を持って笑顔になれる未来を目指してください。
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
【治療の内容】鼻翼縮小(小鼻縮小術)
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】¥180,000~¥400,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、赤み、内出血、痛み、左右非対称など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。